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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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夏も終わりデンシノウタヒメ 台風逃避行10完 

真っ暗な部屋にきょうも携帯アラームが鳴り響きました。窓の戸を開けて外を見ると…何とか天気が持っています。TVを点けると引き続き山陰は大雨らしい。別件で益田の先輩に電話をかける機会があったので聞いてみると「あ、全然大丈夫よ」とのこと。というわけで、東京最終日は「乗り物とは違う趣味」にどっぷり浸かります。


毎度おなじみ「VOCALOIDM@STER」です。(それって何?という方は このへん 参照) このために休みを合わせました(^^; 広島勤務のときは週刊ランキングなどでVOCALOID曲の流れを追えていましたが、島根に転勤して以来すっかり疎くなってしまいました。そろそろ追いついておかないと、と思ったわけです。


会場は池袋のサンシャイン。JR駅から少し離れています。池袋って駅が入り組んでいるし、人も信号も多い。マニアックにバスでも使ってやろうかと思ってネットで調べると…都電の東池袋4丁目もサンシャインの最寄りなんですね。我が宿泊地・大塚からも乗車できるので好都合。というわけで都電初体験となりました。


「大塚駅前」電停は山手線の高架下にあり、微妙な暗さが広電五日市あたりと同じ雰囲気を醸し出しています。接近表示や路線図を眺めるうち、電車がやって来ました。時刻表なしで乗れる感覚は広電に近いですね。日曜朝ですが、座席がひと通り埋まるぐらいお客さんがいました。


車内は広電より少し小ぶりな気がしました(車幅は25cmぐらいしか変わらないのですが) 広い車椅子スペースがあるせいか、座席数が少ない印象です。大塚駅前を出ると急な坂をゆっくりゆっくり登って、住宅地の中をコトコト走ります。専用軌道ですが自転車ぐらいのスピード感。鉄道から不便な地域を「かゆいところに手が届く」ように走っているので、市内の主要交通として結構スピードを出す広電とは運行についての考え方が違うんでしょうね。



首都高の高架下が東池袋4丁目。電停からのっぽのサンシャインビルが見えたので道に迷うことはありませんでした。


10時前に会場着。既に長い長い列ができていました。スタッフの誘導に従って人の海に入り、少しずつ詰めていきます。幸い並んでいる時間帯は、雨が少しパラつく曇り空。風も涼しく、昨夏(このへん参照)に比べてかなり快適に待ち時間を過ごせました。今回も周りの女子たちの話が面白くて、聞き耳を立てるうちにスタート時間になりました。AMラジオはNHKしか入らない島根の山奥では貴重な娯楽番組「エレうた」(このへん参照)ですが、東京の人はあんまり知らないんだなあ。(「あれまだ聴いたことないんだ」と女子が話していました)




浜松町の都立産業貿易センターに比べると床面積は少し狭め。CDブースは歩きやすかったですが、じっくりと手に取ってみるお客さんが多いグッズブース周辺の通路は大渋滞が起きていました。お客さんが立ち止まる時間が長い分、人気Pのブースより人がたまるんですよね。今後の課題でしょう。あとGUMI、がくぽなどでお馴染みインターネット社のブースにいたコスプレ女子がかわいかったです。30男はときめきました(笑)


今回買ったCDはこのへん。


「Fever」samfree



samfreeという名前は知らなくても「ルカルカ★ナイトフィーバーの人」と聞けばピンと来るはず。新しいVOCALOIDソフトが出るたびノリノリのユーロビート曲をupされるあの方のアルバムです。ナイトフィーバーシリーズ(総裁命名)全曲に加え、ほかの収録曲もダンサブル。over30ならテンション上がること間違い無しの1枚です。帰宅後島根の山奥で聞いています。夜中の県道によく合うんです。


「~the黒猫ワイド~歌謡サスペンス」アキバヲタP



「伝説のいろはマスター」の別名を持つアキバヲタPのアルバム。伸びやかな歌声が特徴の猫村いろはが破滅的な叫びをこれでもかとぶつけてきます。上司にギャアギャア言われて心が折れたときでも、心に黒い炎を燃やして立ち直れるナンバーです(それはどうなん?というツッコミは置いておくとして) そう、戦わなくちゃね。


「the VOCAJAZZ vol.1」



「The Vocaloid Jazz sessions Vol.3」



となりどうしのサークルで別々のJAZZコンピを買いました。アニソンとか萌えに分類されがちで、非ヲタの理解をなかなか得られない傾向があるVOCALOID曲。でもこれなら車内のBGMでさりげなく流す→相手に少しずつ耐性を付けさせるが可能な気がします。晴れた日の田んぼ沿いを走りながら聞くといいですよ~。


「Endless Summer」こうはらP



昨夏ごろから活動を始めたPさんみたいです。今回のボーマス行きを決めて色んなクロースフェードを見る中で買ったアルバム。聞き心地がよいポップスで、さわやかな気持ちになれます。ジャケットのイラストみたいな、夕暮れ時間帯に初めて聴いたのでとても落ち着けました。「【巡音ルカ】Wonderful Season feat.巡音ルカ【オリジナル】」あたりはチェックしていましたが、Pさんを追うところまでは至っていませんでした。こういう発見があるからVOCALOID界隈は面白い。


「メガネディスコ」あつぞうくん



「Summer Time Summer Girl 2」



もちろんあつぞうくんのCDも買いました。今回もキラキラな仕上がり。広島の芸備書房店主から頼まれた分も買うとき「遠くから来たので友人の分もください」と話すと、「じゃあお友達も分もどうぞ」と名刺を2枚くれました。歌のようなとってもさわやかな人です。


「Isolation」磯P



BossDeath」(このへんも参照)「Dive'N'Arrive」などのカッコよさ全開の歌から「About Us」(このへんも参照)みたいにしっとりと胸に響く歌まで多彩な作品をupしてきた磯Pがついにアルバムを出しました。期待通りの出来栄えです。ボーマスにはご本人が売り子として参加。胸に付けた名札には年齢も書いてあり…総裁と同い年でした(^^; 色んな人生があって、色んな才能があるんだなあとあらためて思いました。


同人誌も買いました。特に気になっていたのがこの2冊。

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VOCALOID批評・評論本です。クリティークの方はVOCALOIDソフト開発のAHS社長やVOCALOIDを頻繁に取り上げている雑誌「ゲッカヨ」編集長、学識者、重音テトマスターのデスおはぎPたちが寄稿。VOCALOID界隈で起きていることについて考えを述べています。ボーカオンは古川本舗さんとアゴアニキPのインタビューがメーン。Pさんたちの考え方や横の繋がりを垣間見ることができます。いずれも帰りの飛行機で読破。なかなかに読み応えがありました。


漫画も購入。上の写真の方は「over30に買ってくれ」と言わんばかりのキャッチコピーが並び、思い切り釣られました。このなつさはズルい(笑)

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下の方は「成人向け」という文字がある通り、エロ要素があります。性的な内容というよりは下品でバカで、時々ホロっとくる話。鏡音リンに虐げられたり、シ○るシーンが出てきたりと鏡音レンにMVPをあげたくなりました(;´Д`)


あ、グッズも買いました。商業商品並みのクオリティですよ。てかどこで使おう(^^; ま、島根でカミングアウトしてもいいかなあ。

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欲しい物がほぼ手に入り、昼過ぎにホクホクな気持ちで会場を後にしました。大塚のホテルに戻って荷物を引き取り、羽田空港へ。広島に着くとようやく台風が遠ざかり、雲間から秋の柔らかい日差しが伸びていました。久々の東京で旅分、バス分、VOCALOID分とたくさんの成分を補給しました。そしてあらためて友人たちの大切さを知りました。また行きます。


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ヘルメット納め 球場から実況4 

前から気になっていたヘルメットアイス、やっと買えました! しかも限定版のオールドデザイン。テンションがあがります。




と、調子に乗ったのもつかの間。城島のホームランが目の前に飛び込みましたorz ゲットした阪神ファンと「投げ返せ!」と叫ぶ自軍ファンが一触即発になっていました(;´д`)
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混合 球場から実況3 

広島は関西から近く、元々住んでいる人にも虎党がいます。大阪方面から来た人を加えてビジターパフォーマンスは満席でした。


こんなカップルもおるんじゃのう。


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初3段スイッチバック 奥出雲盛夏・下 

車窓左下から線路が見えてきました。赤い屋根の建物が出雲坂根駅。この高さを一気に下ります。木次線名物3段スイッチバックの出番です。スイッチバック自体は全国各地にありますが、「3段」となると4カ所しかありません。(うち1カ所はループ中にあるので3カ所という人もいます)


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鉄道は金属製レール・金属製車輪という極めて摩擦が少ない組み合わせで走っています。少ないエネルギーで動かせますが、地面への粘着力がないため坂道は苦手。クルマと違って一気に急勾配を登れません。そこで途中でワンクッション置いて勾配を緩めて鉄道車両が登れるようにしました。途中で列車が向きを変えるため手間はかかりますが、トンネルや高架橋でぶち抜く方式に比べて建設・維持とも安く済みます。


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出雲坂根駅近くは特に勾配がきついためツークッション置いて坂を上ります。なので「3段スイッチバック」といいます。ちなみに上には上がいて、立山の砂防施設建設に使う専用軌道には38段スイッチバックがあるそう。これでも42段から減りました。すごいなあ。


閑話休題。進行左下の線路が近付くにつれて車内がそわそわしてきました。カメラを構えた皆さんが最後尾の車掌台にぞろぞろ。普通の通勤電車なら注意されそうですが、そこは観光列車です。車掌さんもサービスサービス(笑)


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ポイントを雪や雨から守るために建てられたスノーシェードをくぐり、少し走ったところでストップ。客車列車特有のガタンとしたブレーキがかかりました。かつては長い編成の列車も走っていた木次線。待機線は結構先まで続いているようです。


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信号が青になるまで待機。総裁を含む、カメラの砲列が列車が動きだす瞬間を待ち構えます。球場のカメラマン席ってこんな雰囲気なんでしょうか(笑)


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ピーーー!!! 静かな山に汽笛が響きました。発車の時です。ゆっくりゆっくり動きだしました。


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さっき下りてきた線路とすぐに別れ、少しずつスピードが付いてきました。家並みが近付いてきて、今度は右下からレールと国道が延びてきました。ブレーキがかかり、ゆっくりとポイントを通過。出雲坂根駅に着きました。三井野原から6.4kmにたっぷり19分。おろちループと緑のトンネル、そしてスイッチバックに目を奪われていたのであっという間でした。


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出雲坂根で備後落合行き普通列車(1447D)と行き違うため9分停まります。おろち号の運転日だけのイベント。本当は横田あたりまで乗りたいところですが、広島に帰るのが遅くなるためここで引き返します。今春新装の駅にはこれまで同様屋台が立ち、焼き鳥の香ばしい匂いが漂っていました。ホームにあった延命水飲み場は改札外へ。古狸さんたちも引っ越しをしていました。


1時間ぶりの長時間停車。乗客のほかクルマで来た人もいっしょくたんになり、にわか撮影会状態になりました。


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車掌さんや応援できたJRの人が無線でやり取りを始めて、構内踏切が鳴り始めました。1447Dがやって来たようです。やがてカタンカタンと音がして、黄色と緑のキハ120が姿を現しました。


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夏休み中=18きっぷシーズンとあって車内はかなり乗っています。おろち号に加えて1447Dの乗客も水くみに出て、さらににぎやかになりました。一部資料によると1日の乗降客数が1978年で60人、93年が36人。今はもっと減っているはず。冬の寂しい様子を知っているだけに本当にうれしい。駅をリニューアルしたかいがあるというものです。


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そうこうしているうちに1447Dの発車時刻になりました。何と車内は座席が全部埋まる盛況ぶり。仕方なく立つことに。逆に言えば、おかげで運転席近くの特等席を確保できました。おろち号のお客さん、車掌さんに見送られながら出発。すぐポイントをまたぎ坂に入ります。


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おろち号と違ってキハ120のエンジンはパワフルで軽快です。静かに、しかも早くスノーシェードに到着。ウテシがこちら側の運転台に移って、いざ出発です。


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行きと同じルートなので飽きるかなと思いましたが、せせらぎを見つけて「こんなところに沢があったんだ」、工事の足場を見つけて「ちゃんと補修をしてくれてるんだなあ」と新しい発見の連続。先頭から眺めるとトンネル内の傾斜具合もよく分かりました。同業他社氏もコンデジ片手にハイテンションです。


坂道がゆるくなったところで再びおろちループを一望するポイントへ。観光列車ではありませんが、徐行してくださいました。山々と橋が織りなす雄大な景色に1447Dのお客さんも釘付け。粋な計らいです。何度見ても息を呑む美しさでした。


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三井野原を出てあとは下るだけです。ぼんやり前を見つめたり、時々カメラを構えたり。スピードが付きやすいのでウテシはこまめにマスコンをいじります。ともすれば乗客がいないこともある区間。これだけ乗っていると張り合いがありそう。鉄橋の上ではバス型の折りたたみドアだからこそ取れる1枚を狙いました。こんな眺めが見られるのも鉄道ならではです。


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進行右側から芸備線の線路が延びてきて備後落合に着きました。三次行き、新見行き、そしてこの列車が折り返す出雲横田行きが出合う唯一の時間帯。一番ジャンクション駅らしくなる瞬間です。列車を降りると、夏らしい真っ青な空が広がっていました。


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おろち号は運行開始から12年経ちました。島根観光のメニューとして定着し、鉄道好き以外にも知られるようになりました。沿線自治体は補助金を出しているほか、駅前でのイベントや車内販売などで盛り上げています。JR米子支社も地元とタッグ。この列車にしか使わない客車、DE10を守り、車掌さんたちはそれぞれが勉強して沿線ガイドをしているそう。


JR西社長は4月の定例会見で、線区・時期こそ明言しませんでしたが、ローカル線の廃止・バス代替を検討している旨発言しました。今や定期券利用者がほとんどいないという出雲横田~備後落合も当然射程に入っているでしょう。沿線一番の絶景ポイントと名所を失うとおろち号にとっては大きな打撃。地域への影響も計りしれません。もはや乗って残す本数ではありません。鉄道を走らせるための費用をどう負担するか。京都の山陰線旧線みたく観光鉄道に特化するのも考え方でしょう。県、自治体、沿線の知恵が試されています。


備後落合からは今度はクルマでおろちループを越えました。三井野大橋から折り返しの出雲横田行きが見えました。列車から見えたループ一望ポイントを逆から見た感じです。


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よくぞここに線路を通したと思います。先人の汗を無駄にしてはいけません。




その後休憩時間に入ろうとしていた八川そばで釜揚げをいただき、亀嵩の道の駅に寄り道。出雲三成に出て国道432号を南下し広島県に戻りました。中国横断道尾道松江線の工事がかなり進んでいて、旧高野町、旧口和町のそこここに橋脚が出現。広島と松江が高速でつながる日がやっと現実になってきました。


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三次のカフェでひと休みしようと店に入ったら「18時閉店なんですよお」。困ったなあと思っていたら、同業他社氏がすごい物を出しましたよ。


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ナマI-Pad! 早速ネットに接続。三次市中心部だとウチのPCよりも速かったです(^^; おかげで雰囲気の良いカフェを知ることができました。木次線でノスタルジィに触れ、三次で最新技術に驚いたドライブになりました。次は紅葉おろちを満喫したいなあ。
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初おろち 奥出雲盛夏・上 

夏は旅の季節。出かける機会が増えるのももちろんですが、広島にやってくる人もいます。8月1日、岡山時代によく飲んだ同業他社氏が大阪から来ました。何回か広島を旅したことがあり、宮島や平和公園など基本ポイントは訪問済み。ならばと久々に避暑がてら奥出雲へそばを食べに行くことにしました。もしかして席が取れるかなと横川駅の指定席券発行タイプの券売機をつついてみたら…


奥出雲おろち号に空席!


以前東京からの客人を案内したときは満席で総裁は乗れませんでした。土曜日に取れるとは運が良かったようです。


当日は快晴。クルマに乗っているだけでも窓から真夏の日差しが容赦なく注いできます。クーラーを全開にして合流。一路中国道を走り、13時過ぎ、備後落合駅に着きました。さすが夏休み中。普段は事実上停め放題の駅前はクルマでいっぱい。おろち号の利用者・見物人なんでしょう。


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国道から橋を渡って坂を上る途中、道後タクシーの車庫跡?の向かいで大阪ナンバーのクルマが脱輪していました。脱輪というより、腹がこすっていました。道路と地面に段差があることに気付かずバックしてしまったらしい。前も脱輪したクルマを見た覚えがあります。実は魔の坂(まさかの坂)?


おろち号発車まで時間があるので、近くのジェラート店でクールダウン。廃国道にクルマを停めて再び駅に戻りました。もうおろち号は入線しています。春先(このへん参照)は枯れ草ばかりで寂しかった駅横広場は青々とし、自然の脈動に満ちあふれていました。


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8月に入ったというのにアジサイらしき花が咲いていました。(アジサイらしき、としか書けないのがちょっと悔しい) 当日広島の最高気温は34度。庄原は31度で、備後落合はもう少し低いはず。涼しい場所ならではの光景ですね。


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そろそろいい時間になってきたのでホームへ。普段は静かな駅にDE10のエンジン音が響きます。備後落合駅が一番にぎわう時間帯です。


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ある方のBlogによると、かつて備後落合は多くの駅員が動き回りホームが人で埋まるような、まるで都会のような騒がしい駅だったそう。もちろん当時とは比べものになりませんが、普段の寂しさを知っていると胸が熱くなる思いです。


発車が迫ってきました。そろそろ乗りましょう。列車は2両編成。島根側が普通の客車で広島側がトロッコ車両。指定席は1両分しか発行されておらず、例えば「1A」の指定席券を持っていれば、トロッコの1Aにも客車の1Aにも座れます。中国山地沿いは夕立が多く、沿岸部より冬の訪れも早い。これはありがたいシステムです。


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客車スハフ12を改造したので座ったときの狭さは普通列車規格。ただ席に厚みがなくテーブルもあるのでシートピッチは広く、結構快適です。総裁は横着なので備後落合~出雲坂根しか乗りませんが、人によっては宍道や木次から何時間も乗りますし。あと席に座布団があれば言うことなしです(ワガママか)


ちょっと近未来な感じの制服をまとった車掌さんが乗り込んで発車です。乗客対応のため出張って来たっぽいJRの人が見送ってくれました。


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さっきまでうだるような暑さだったのに、走り出すと心地よい風が車内を通り抜けます。ほんのり草の匂いが薫る、天然のクーラーです。間もなく芸備線に別れを告げ、ぐいと右にカーブ。国道183号線をまたぐと道路とは川を挟んで反対側の斜面を行きます。


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トンネルに入ってびっくり。むき出しの照明が山小屋みたいな趣を演出してくれます。車内のウッディーな感じとも合っていていい感じです。


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並走する国道314号は改良済みで地形的な難所を大きな橋や盛り土のはるか上を走って乗り越えていきます。周囲に山しか見えない区間もあり、同じ広島県内とは思えないほど。クルマでは何度か走ったことあるエリアですが、全然車窓が違います。


うっそうとした林を抜けて集落が見えてきました。間もなく最初の駅・油木です。クルマで走っていて1回も目撃したことがなかった、木次線踏切が閉まっている瞬間を見ることができました(^^;


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さすがの撮り鉄も油木にはおらず、乗り降りなく発車。線路が再び木々に包まれるころには集落も途切れました。


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車内では一定区間ごとに違う業者さんが乗って弁当やお土産、お茶を売ります。備後落合~出雲横田は横田のお店が車販さん。黒豆茶を注文してみました。バレたらN○Tからやられそうなパンフレットの隣が商品。お茶というより黒豆汁と言った方が早いでしょうか。風が涼しいので暖かいお茶がちょうど良いです。


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容器の中には黒豆がたくさん入っていて、飲み干した後、写真左上の棒で豆をすくい出します。特に味付けしたわけではないのだけどほんのり甘みがあって、大地のうま味を感じました。


いったんは線路から離れていた国道が近付いてきました。微妙に植生も変化。ちょっと北海道を思わせる白い木々の中を走り抜け、島根県に入りました。


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さらに坂を上って三井野原に着きました。314号は分水嶺(坂のてっぺん)ではなく、上りの途中に県境があるんです。再び国道と別れて斜面にへばりつくような区間を走り、間もなくトンネル。再び車窓が開けた瞬間、車内の誰もが声を上げました!


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おろちループを一望できたのです! クルマだと最初にループの中心に入ってしまうため、絶対に見られないアングル。何とすごい山々。何とすごい技術。同業他社氏ともども谷側の窓に釘付けになりました。もっと早く木次線に乗っておけば良かった! 


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ここからは出雲坂根まで一気に下ります。


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何本も長いトンネルを抜けたら、さっき眼下にあった橋がはるか上になっていました。


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