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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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念ずれば花開く 

総裁が「いまだにホームページがない」「時刻表が調べれん」と何度も指摘した(このへんこのへん)富士急静岡バスが遂に自社サイトを開設しました。全路線の時刻表や路線図も掲載しています。このブログを見たから、というわけではないのでしょうけど、同じように不便に感じていた人がたくさんいたんでしょう。念ずれば花開くの一例ですね。


一部ではなく、最初から全路線の時刻を掲載したのは(・∀・)イイ!!ですね。手作り感がたまらない全路線図のほか、印刷物にあったエリアごとのデフォルメされた路線図も。すっきりしたレイアウトで見やすいですね。


路線ごとに色分けしたり、全路線図を地図の上に引いたタイプ(しずてつジャストラインや遠州鉄道が好例)にする、運賃を掲載するなどまだまだ改善の余地はありますが、サイトが一定の形になって何よりです。これで総裁が広島ー東京で乗り継いだ全事業者がきちんとしたサイトを持ちました。
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浜岡-相良のバス 

バス旅中、静岡県内の浜岡営業所-相良営業所を結ぶバスに乗りました。翌年、しずてつジャストラインが路線廃止を申し出て、「浜松-静岡間が断絶する恐れも」とblogに書きました。(このへん


その後地元の御前崎、牧ノ原両市で競技した結果、両市がバスを自主運行することが決定。先日、時刻表や路線図が御前崎市ホームページに掲載されました。(ここ) 便数・運賃はほぼ変わらず。ひと安心です。


もうすぐ年度末/年度始め。またバス路線が大きく動きそうです。。

バス旅本、完成しました 

前の更新でご案内したバス旅本、昨日ついに完成しました!!


芸備書房店主と広島市某所の印刷所へ。お金のやりとりを経て、ついにできたての本を受け取りました。
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それまでB6サイズの原稿をA4用紙にプリントアウトして読んでいましたが、B6サイズの冊子になると随分印象が違います。本文の文字サイズも小さいかなと思いましたが、余白が減ると意外に読みやすい大きさ。ここまで見越して作っていただいた店主殿に感謝です。
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あらためて読み返すとあのとき車窓から見た風景がアタマの中によみがえります。文章力はまだまだ修行が必要ですが、あの時の思いと喜びの証しを残すことができて本当に良かったです。


芸備書房では1月4日より取り扱うそう(こちらの特設ページ参照) 巻末でこのブログを紹介させていただきましたので、バス旅を更新せんにゃあ、と思っています。天理-亀山の非名阪国道なバス旅からそろそろ1年経つんですよね…。。


でも、次回は補足旅について書こうとしてみたり(^^;

バス旅、本になります 

久しぶりの書き込みになりました。きょうはビッグニュースがあります。当ブログにて掲載した

広島-東京のバス旅が本になります!

パチパチパチパチ!! もっとも大人の事情&お金の都合があるので、ISBNコードが付いた一般の書籍ではなく同人誌仕様です。8月以降ブログの更新頻度が落ちていたのは、普段の仕事に加えて出版に向けての推敲作業を続けていたから。19日午後に印刷所へ入稿、このたび年内発行のメドがつき、遅ればせながらご報告させていただきました。


内容面では…
・ブログに掲載した文章表現を整理、間違いを修正しました。
・ブログ掲載以降にあった路線再編の動きを追加しました。
・コストをかえりみず、ブログに掲載したバス写真はすべて載せました。
・地図は国土地理院20万分の1地形図を加工。より分かりやすくなりました。
・10月に2度の補足旅を敢行。ブログにはない写真もあります。



一つのチャレンジを成し遂げた証しを残したいと思って出版を決意しました。バスファン・鉄道ファンを対象にしていますが、そうでない人にも名所なし・グルメなし・温泉なしのスローなバス旅の魅力を伝えたいなと考えています。


お世話になった方にはこちらから配布しますが、それ以外に、編集作業をしていただいた古書店「芸備書房」(広島市安佐北区)で取り扱います(案内は後日掲載するそう)。興味をお持ちの方は、芸備書房さんのサイトをご覧になってみてください。


正式な完成日が分かり次第、ここでご案内します。

広島発 バスに揺られて 2nd stage 

頻繁にバスが走る路線をあと2本乗るだけ。こういうときはとかく寝坊しがちだが、「ゴールまであと少し」との強い思いがあったからだろう、びっくりするほど早く目が覚めた。まさかこんなことになるとは誰も予期していなかったので、きのうの相棒氏は予定を入れていたため、最寄りの私鉄駅でお別れ。本当にありがとうございました。


代わってきょうのパートナーは昨晩チラッと登場した「別の友人」。池袋駅で待ち合わせ、五反田駅へ。平日なら通勤の人が黙々と早歩きする駅前も、日曜はほとんど誰もいない。少し冬の気配を漂わせた、凛とした朝の空気を思い切り吸い込む。吉野家で腹ごしらえして、準備万端。さあ、いざ東京駅!


88.五反田駅7:50→7:58魚藍坂下(東京都交通局)反94 赤羽橋駅 高輪台駅・明治学院経由
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(運賃は200円)

このあたりこのあたりの地図をご参照ください)
五反田から直接東京駅へ行く路線はなく、ワンクッション挟んで東98系統に乗ることになる。


目黒まで東急バスで出るテもあった。しかし東98系統は東急と都営バスの共同運行。もし東急担当便に当たったら、上京したのに、日本でもっとも都会を走る都営バスに乗らずして旅が終わってしまう。それだけは避けたい。そこで都営バスで東98系統の沿線に出ることにした。


時間によっては六本木ヒルズ行きという、方向幕だけで地方の人間が「おお!」となるバスもあるのだが、きのうみたいにダラダラして失敗したくない。とにかく早く五反田を出るバスに乗った。それが今回の赤羽橋駅行きだ。客は自分たち2人を含めても4人ほど。ロータリーには東急バスの川崎駅行きが何台も待機していた。


バス乗り場を出ると、今度は「第二京浜」から「桜田通り」というカッコいい通称に変わった国道1号に合流。駅前同様、道も驚くほど空いていて高輪台へのゆるやかな上り坂を一気に駆け上がる。この旅の間、乗ったバスはマイカーに抜かれるのが当たり前だったが、けさは左右を走るタクシーすら蹴散らす勢い。バスが本気になると凄いんだぞ、とちょっといい気になる。


3分もかからないうちに高輪台を過ぎ、さらに1、2分ほどで明治学院を発車。あっという間に方向幕に書いてある場所を2つも駆け抜けてしまった。


少し坂を上り、清正公前の交差点で目黒通りと合流。ブィーンと勢いよく白金1丁目交差点を右折し、名もなき通りを左折した場所が魚藍坂下だった。桜田通り沿いにも魚藍坂下バス停はあるが、このバスが止まった方が「魚藍坂」の延長にあり、本家のバス停といってよいだろう。余りにも道が空いていたせいか、バスはしばらく時間調整してから走り去っていった。


89.魚藍坂下8:21→8:43東京駅丸の内南口(東京都交通局)東98 東京駅丸の内南口
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(運賃は200円)

このあたりこのあたりこのあたりこのあたりの地図をご参照ください)
東98系統は、丸の内と神奈川県境まであと少しの等々力を結ぶ。通しで乗ると1時間半近くかかるが、微妙に鉄道が使いにくい地域を通る「かゆいところに手が届く」路線であることから、昼間も1時間3、4本ある。東京駅は日本の鉄道の中心だが、意外に乗り入れる一般路線バスは少なく、南西方面からの系統は東98だけだ。


前の便が行った直後だったため、20分ほど待ちぼうけ。休日の都心は相変わらず眠り続けていたが、来たバスには12人乗っていた。やっぱ東京だと、日曜朝でも2ケタ乗るんだよなあ。都営のマスコットキャラクター「みんくる」が親の仇みたいにプリントされたシートに座ると、バスはゆっくりと発車。気持ちいいぐらい空いた桜田通りを駆け抜ける。


左に右にゆるやかにカーブを曲がり三田五丁目を過ぎると、慶應義塾大が姿を現す。箱根あたりから森が引っ越してきたような高い木々と、壁に囲まれたキャンパスは外国の城のようにさえ見える。日曜で静まり返ったキャンパス脇を過ぎ、信号を左折すると一気に展望が開けた。遠くに見えるのは首都高、そして東京タワーだ!


一直線に延びる道路の先に東京タワー…テレビでも時々登場する、いかにも大都会な眺めは総裁のお気に入り。学生時代は道路が拡幅工事中だったが、今は広々とした道になり、風景に磨きがかかった気がする。先ほどの赤羽橋行きに終点まで乗っても東98系統に乗り換えられたが、これを見たいがために魚藍坂下で乗り換えたのだ。ラストランにふさわしいじゃないか。


まっすぐタワーへ向かい、赤羽橋駅で首都高をくぐると、「東京タワー」バス停だ。
07091903

胸が高鳴ってきた。昨晩あたりから尻が痛くなっていたが、今は疲れも痛みも、そして眠気も感じない。道の両側を囲む木々の緑がまぶしく、まるで自分を出迎えてくれているようだ。芝公園、愛宕山下を過ぎ、虎ノ門1丁目からは官庁街。遠くにはひときわ高い東京国際フォーラムが見えてきた。


道路がぴかぴかに舗装された日本の中枢を走り抜ける。経済産業省前の角を曲がると、もう一度視界に緑が広がった。日比谷公園だ。そういえば大学に入った直後、同じサークルに入った奴に誘われて何かのイベントに出掛けたっけ。あのころはそこまで感じなかったが、きょうは公園がとても大きく見えた。


日比谷公園の縁に沿う国会通りを走り、内幸町で左折。緑が途切れたところで、ついに皇居が見えてきた。もうすぐ終点。今回旅した風景が頭をめぐる。曇りの広島を出て、真夏の播州を歩き、長野県境まで行った。太平洋を眺めて箱根も越えた…。海と山、大都会と田舎が頭の中で交錯する。


年月が刻んだ重厚さを醸し出す丸の内のビル群を走りぬけ、木々の中で信号待ち。青になって見えた右側に真っ赤な建物が見えてきた。レンガ造りの洋式建築…東京駅だ! 「ありがとうございました」。ウテシに礼を言い、バスから降りたらもう走り出していた。ついに来たんだ。ここまで来たんだ。
07091905

まずは東京駅に向かってバンザイ。日曜なので人通りはほとんどないが、周りから見たらヘンな人。でもそんなことはどうでもよかった。ここまで来た、という達成感を手に込める。それほど感極まった瞬間だった。



07091904
旅は終わりました。さあ、広島へ帰ろう。東京で余韻が冷める前に。写真を撮ったその足でみどりの窓口へ行き、10時前にはもう「のぞみ」の車内にいました。


座席はバスより軟らかく、包み込まれるような座り心地。普段ならそのまま身を任せますが、バスの硬い座席に慣れてしまったからか、何か収まりが悪いですね。発車時間になりスーッと車窓が流れ始めました。神奈川県内に入って、東海道新幹線最初のトンネルを抜けると、一気にスピードが上がります。


時速200キロはやっぱり速い。何時間もかけてたどった街並みをあっという間に走り抜けます。30分ほどで、車内電光掲示板に「ただいま小田原駅を通過」という文字が流れました。


もう首都圏とお別れ…後ろ髪ひかれる思いで車窓を見やると、見覚えのある風景。そう、箱根から下ってやってきた、小田原駅前です。秋晴れのやわらかい日差しが駅ビルを照らします。


トンネルを抜けて三島に出ると、左側に一服しながら元箱根行きのバスを待った乗り場がチラリ。新富士の手前では朝の空にもくもくと煙を吐いていたパルプ工場が並び、貸し切り状態の吉原駅行きで通った住宅街の道も見えました。


静岡に近付くとウテシの優しさに触れた工場地帯、そして広々とした国道1号が延び、袋井では2度通った広大な空き地、そして遠く御前崎あたりまで見渡せました。そう、今まで特に感慨を持たなかった新幹線の車窓が思い出の場所に変わっていたのです。じんわりと胸が熱くなりました。


少子化、公共交通離れ、規制緩和。バスを取り巻く環境は厳しさを増しています。しかしどのバスにもウテシが誇るプロの技と心意気、そしてプライドがありました。たくさんの街と、人と、そしてバスと出会った旅。グルメも温泉も名所もありませんでしたが、達成感120点。最高に日本を満喫できた旅でした。


浜松、名古屋でまた旅の記憶を振り返り、「のぞみ」は寄り道をする新大阪に着きました。ホームに降りると、たくさんのSPがいます。そういえば東京駅でも黒いスーツの男たちがいたような。と、グリーン車から安倍晋三首相が降りてきました。衆院補選がある大阪へ応援演説に来たようです。さっそうと改札口へ歩いて行きました。


新幹線でサーっと大阪へ来た首相。広島-東京まで1000㌔の遠さをじっくり体感した自分。あの人よりは「美しい日本」を見た-「ワシの勝ち!」と一人ニンマリしながら御堂筋線ホームへ行きました。



広島から東京まで2回、1泊2日と5泊6日、延べ89本のバスを乗り継ぎました。最後の精算をしましょう。


吉原駅-沼津駅 ¥770
沼津駅-三島駅 ¥380
三島駅-箱根町 ¥940
箱根町-小田原駅 ¥1150
小田原駅-国府津駅 ¥380
国府津駅-平塚駅 ¥500
平塚駅-茅ヶ崎駅 ¥280
茅ヶ崎駅-辻堂駅 ¥220
辻堂駅-藤沢駅 ¥240
藤沢駅-大船駅 ¥250
大船駅-戸塚バスセンター ¥250
戸塚駅-横浜駅 ¥210
横浜駅東口-川崎駅西口 ¥210
川崎駅西口-五反田駅 ¥250
5日目合計 ¥6040


五反田駅-魚藍坂下 ¥200
魚藍坂下-東京駅丸の内南口 400
6日目合計 ¥400
5・6日目合計 6440


広島→明石合計 ¥14620
明石→東京1-4日目合計 ¥23140

全行程合計 ¥44200


ちなみに新富士-東京は新幹線の自由席¥4930、グリーン車¥7600。広島-東京だと新幹線自由席¥17540、のぞみグリーン車¥25480。バス路線を守るためにたくさんの人が汗を流していることを考えれば、高い金額ではないと思います。同じ日数で海外に行くよりは安上がりだと思います。


今回のバス旅、これにて終了です。ありがとうございました。
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