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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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広島発 バスに揺られて 2nd stage 

最高に落ち着いた気分(笑)で名鉄バスセンターを歩いてみた。前回工事中と書いたが、乗り場部分はほぼ完成しており、何とホームドアがある。眺めているとバスが到着し、ウテシが下車。スイッチを操作してドアを開ける。


これだけでも「ほう」と感心するのだが、何とウテシはそのまま客を出迎えるのだ。宇野自動車が似たようなことをしていたが、こちらは完全にホテルのボーイ状態。大都会のバスでこのような光景が見られるとは思わなかった。これだと「○○へ行きますか」といった質問や、バスカードのトラブルにも対応できる。


52.名鉄バスセンター18:44→19:52長久手古戦場駅(名鉄バス・基幹バス)引山 長久手車庫
07032005

(運賃は520円)

(このへんこのへんの地図をご参照ください)長久手車庫行きもウテシがお出迎え。普通のおっさんウテシだが、慣れていないので照れてしまった。


しかし、さすがに大都会。次から次へ乗ってきて、かなりの立ち客がいる。発車時刻になってウテシが乗り込みグィーンとエンジン音を響かせ出発した。少し狭い坂を下り一般道へ。名古屋高速下の道「若宮通」をスイスイ走り抜ける。


矢場町でさらに乗客が増え、大津通へ左折。名古屋の中心部・栄だ。


大阪、神戸では微妙に繁華街からズレた場所を通ったので、にぎわっている街のど真ん中を走るのは初めて。左右にそびえる高いビルは白く光り輝き、ネオンがきらめく。思わず見とれてしまう。タクシーの路駐が広島に比べてはるかに少なく、歩行者があふれていてもどこか上品な感じだ。そして繁華街の割に意外と多いマイカー。さすがトヨタ王国


栄でかなり乗り、大津通から一番右側車線=道路中央に寄り、名古屋オリジナル「基幹バス」の本領を発揮する。


この基幹バスは、大津通から引山まで道路中央部の専用レーンを走行。バス停は歩道ではなく、道路中央部に設けられている(Wikipedia「基幹バス」の項目に出ている上から3番目4番目の写真がとても分かりやすいです)。渋滞に巻き込まれないし、普通の系統よりバス停間の距離も長い。とにかく定時に走れるよう整えられているのだ。「限りなく路面電車に近いバス」と表現する人もいる。


一方で短所も。バス停のスペースが限られているためバスの渋滞が起きるほか、専用レーンに入り込むクルマに邪魔されることもあるようだ。またバス停の行き来に横断歩道を渡らねばならず、バスが見えたからダッシュして乗るなんて芸当はできない。


そして何より、道幅が広くないとできない。これが一番のネックだろう。加えて、共同運行する市営と名鉄で前払い/後払いが違うのはいけんじゃろう。


ちょっと悪く書きすぎたが、客の立場からすると快適だ。名古屋城のほとり、市役所前から「とどめ」と言わんばかりに人が乗り、超満員に。乗降に時間が掛かるものの、いざ動き出すと確かに速い。エンジン音とスピード感が何とも心地よい。しかも、15分程度で終わると思っていたら、いつまでも続くのだ。


スイスイ駆け抜けるうち、白壁で1人降り、茶屋ヶ坂あたりからやっとポツポツ降り始める。中央車線同様、都会的な街並みも随分続いたが、40、50分乗ったあたりで、ようやく郊外の風景になってきた。引山で半分以上が降りて、ガラガラに。ここで長々と続いた中央車線通行が終わる。


四軒家で総裁とおっちゃん1人を除いて全員が下車。右折して少し狭い道を進むうち、「次は長久手古戦場前」のアナウンスが流れる。


次のバス、日進駅行き最終便との接続時間は3分。基幹バスだからあるいはチャンスがあるかと思っていたが、古戦場前駅のロータリーに入るところで、日進駅行きとすれ違い、きょうの終点が確定。栄や市役所で乗降に手間取ったのが響いた。結局総裁とおっちゃんが始発からここまで乗り通した。

07032004愛知県から静岡県へ断線なく行くには、豊田市から山越えをするルートしかない。


名古屋から豊田市へ行くルートがいくつかある中、最終便が早いこのルートを選んだのはなぜか。そう、リニモに乗りたかったから。


国内初のHSST型リニアモーターカー。せっかく名古屋まで来たのだから、乗り物好きとしては、ここでしか乗れない交通機関を使いたい。もしかしたら広島空港のアクセス鉄道になっていかもしれん、と考えると何か因縁めいているじゃん。


駅舎はアストラムラインやゆりかもめなど新交通システムを髣髴とさせる。07032006ガラス張りで白を基調とした、ちょっと南欧チックな色使いの駅舎はテレビに出てくるデザイナーズマンションの趣き。それでいて各地の新交通での反省点を生かしている。


まずホームドアにも戸閉め確認の赤ランプがついている。いくら監視カメラがあってもどこの扉が閉まってないか、一見では分かりにくい。また、天井からでっかい路線図がぶら下がっている。既存機関ではホームドア付近に小さく表示されていて見にくかった。ホームにベンチが多いのも評価したい。


アストラムラインは密閉型のホームで、空調への苦情が多かったからだろう、ゆりかもめ以降、風が通るようにホーム上部を吹きっさらしにすることが多くなった。リニモもこのタイプを採用している。混雑時も空気が通るのは良いのだが、雪や雨、ごみが入り込むので、ホームが汚くなりがち。正直密閉型とどっちが良いのか、考えてしまう。


ウダウダ考えるうちに電車が来た。長久手古戦場駅からは総裁を含め3人が乗車。車内は全員で20人程度といったところだ。07032007ホームドア、次に車両のドアが閉まり発車。ふわりと浮き上がった感覚があり、スーッと加速する。


新交通システムとの差が顕著に出るのがカーブで、とても滑らかに静かに走り、何とも不思議な感覚がする。前面がガラス張りで眺めは良い。(写真は翌朝撮影)


一気に坂を下り花みずき公園駅。このテの乗り物にしては珍しく地上の高さに駅がある。これなら乗りやすい。次の終点・藤が丘まで係員が添乗し、運転台を開けて状態をチェックする。一番客が乗りトラブルが起きたとき面倒くさい地下区間(1駅分)は有人にしようというわけだ。


当初からしていたか、あるいは、当初はここも無人だったが、客が乗りすぎて発車できないトラブルがあって考えを変えたのか。ともあれ、安全面から考えて他社でもやった方が良い取り組みだろう。無人交通は何もなければコストが浮いていいことづくめだが、何かあったときはシャレにならないのだ。(06年のゆりかもめ事故を思い出していただければと思う)


丁寧に自動ブレーキがかかり、藤が丘に着いた。ホーム先端(乗ってきた電車からすれば一番後ろ)側が広がっている台形構造で、改札口から地下に降りてきた客を奥に誘導しやすくしている。また、改札口付近は客を滞留させられるよう広くなっていて、かなり混雑対応を意識している。


色々感心させられれたが、万博当時を知る人によると「そんなもん意味ないぐらい混んだ」とのこと。今はメチャクチャ空いており、そもそもこういう中途半端な交通機関を作るべきだったかと考えてしまう。会場選定を含めて長期的視野に立っていたのだろうか。


などと、考えながらエスカレーターを上るとちょっと昔っぽい建物の地下鉄藤が丘駅だ。名古屋や栄からかなり離れた場所だが、駅前は都会で人通りも多い。リニモと違い、地下鉄東山線は混雑の反対向きでも客が多い。途中からは立つ人も出たほど。


新宿駅と同じメロディーが鳴る栄に着き、乗り換え。21時過ぎ、やっとのことでホテルに着いた。部屋は殺風景。小さい窓がある以外は白塗りの無機質な壁に囲まれている。値段だけで決めた総裁も悪かったが、これではTVドラマに出てくる誘拐犯のアジト…。その上「LAN有り」と書いてあるも、テレビのアンテナ線みたいな謎の端子があるのみ


きょうどこまで行けるかで、あす以降の宿泊地が変わるので予約はしていなかった。少なしこのホテルでネットができるから、ここで予約すればと考えていた。それがこの体たらくで、予定が狂ってしまった。ローソンへ走り、ロッピーをいじくるも良い条件の宿はない。


結局楽天トラベルの携帯版があることが分かり、どうにかあすの宿を確保することができた。IT時代さまさまである。「名物ちゃんぽん」と書いてあるのに誰も頼んでいない中華料理店で夕食を済ませ、コンビニであすの朝食を確保。都会にいながら、街に繰り出すこともなく眠ってしまった。


キリのいいところまで来たので、ここまでの清算をしてみる。

明石駅-名谷駅 ¥740
名谷駅-妙法寺駅 ¥200
妙法寺駅-板宿 ¥200
板宿-熊野橋 ¥200
熊野橋-三宮町1丁目 ¥200
そごう前-西大島 ¥210
稲葉荘1丁目-野田阪神前 ¥210
野田阪神前-大阪駅北口 ¥200
大阪駅前-地下鉄門真南 ¥200
地下鉄門真南-京阪大和田駅 ¥220
京阪大和田駅-四条畷駅 ¥220
四条畷駅-田原台1丁目 ¥200
田原台1丁目-生駒駅南口 ¥290
生駒駅北口-学研北生駒駅 ¥360
学研北生駒駅-学園前駅 ¥290
学園前駅-近鉄奈良駅 ¥440
近鉄奈良駅-天理駅 ¥530
天理駅-上野産業会館 ¥1700
1日目合計 ¥6610


上野産業会館-関バスセンター ¥1040
関東口-亀山駅 ¥340
亀山駅-平田町駅 ¥560
平田町駅-近鉄四日市 ¥720
近鉄四日市駅前-山城駅前 ¥520
山城駅前-伊坂台アクセス前 ¥200
赤尾台-桑名駅前 ¥350
桑名駅-長島温泉 ¥500
長島温泉-名鉄バスセンター ¥1000
名鉄バスセンター-長久手古戦場駅 ¥520
2日目合計 ¥5750
1・2日目の合計 ¥12360




ちなみに明石-名古屋を新大阪乗り換えで新幹線自由席を使うと¥6720。西明石から新幹線自由席を使うと¥7560。グリーン車の場合も前者¥9590、後者¥11860。グリーン車+¥500でこれだけ日本の旅を楽しめた、と考えることにしよう。
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広島発 バスに揺られて 2nd stage 

51.長島温泉17:15→18:25名鉄バスセンター(三重交通)名古屋(名鉄バスセンター)
07031801

(運賃は1000円)

このあたりこのあたりの地図をご参照ください)平日なのでバスターミナルは静かなもの。1組だけいた親子連れも直前の高速便に乗ってしまい、なおさらがらんとした感じだ。


国道経由便に乗ったのは総裁と、写真に入り込んでしまったおっちゃんの2人。おっちゃんは見るからにナガシマスパーランド帰りではなく、2人ともこの便の趣旨とは違う。車内にはレディースシートなんてものもあったが、もちろん活用されない(笑)


ナスポまで戻って名四国道へ突撃。前日の名阪国道とは異なって平面レベルを走る。信号こそ少ないがロードサイド店も多く、普通の幹線道路と同じだ。


間もなく目の前に真っ赤な橋が姿を現し、海と間違えそうな長い長い木曽川を渡る。工場だろうか、遠くに見えるオレンジ色の明かりを眺めるうち、17時28分、愛知県突入。名阪国道で関西を出て、ここまで1日がかり。三重は広かった


段々右手に見える街灯が増えてきて、飛島新田あたりから1人、また1人と乗ってき始めた。ゆっくり進み、日光川・庄内川を渡るころには、左手に街のネオンが! バスよあれが名古屋の灯だ


やっと着いたという達成感と、疲労感で思わず体が溶けそうな感覚に襲われる。時計を見ると17:50。こりゃあ時刻表より早く終点へ着くかも。


その名も名四町の交差点で左折し、名四国道とお別れ。通称「環状線」に入り、競馬場前、武道館前なんて市内中心部っぽいバス停名が続き、客も降り始める。


意外だったのは名古屋市内から乗ってくる人がいること。三重のバス、しかも観光タイプなのに何の抵抗もないのか?


後でネットで調べると30分に1本は三重交通の名古屋行きがあり「どこへ連れて行かれるか分からない長距離バス」ではなく、生活バスとして認知されているようだ。


名古屋市営のちょっとデラックスなバス停の横に、三重交通のバス停があり、しっかり自己主張しているようだ。三重交通のバスカードを使う人も多い。


ここでホッとしたせいか、尿意を催した。国道1号に合流し、昭和橋を過ぎ3車線になったので「そろそろ線路が見えてくるかな」などと思うも、一向に同じような住宅地+ビル街。熱田六番町で線路をくぐるも1路線だけで、どうも名古屋駅近くではない。


段々ソワソワしてきて、道路の揺れも膀胱に響く。日比野を過ぎ、高速道工事で4車線ぐらい取られても、まだ片側2車線ある驚異的に広い道路に出る。


途中で降りようかと考えるも、あたりは住宅だけになり、名古屋へ行くバスがほかにあるのかも分からない。車内でこっそりしようかと考えるも、乗客が10人近く乗っていて死角になる座席もない。


JRなら名古屋の1駅前、尾頭橋を過ぎると、あたりに高いビルが目立つようになり、標識に「名古屋駅」の文字だが見えてくる。


あと少し。何で信号に引っ掛かるか…名古屋駅は左だろ? はよう左折してくれ…。ああ、出る。教室で小便を漏らしてしまった小学1年のときの悪夢がよみがえる。大人になって漏らすのか…。


やっと左手に名古屋駅が見えてきて、バスが名鉄バスセンターの建物に吸い込まれていく。ああ、間に合った。安心したくても緊張し続けなければならないぎこちない状態の中、いそいそとバスを降りた。

07031802バスを降りてからは小走り気味にダッシュ。バスセンター改装中のため、どこにトイレがあるかがよく分からず、だいぶ迷ってしまった。


「もうバスから降りてるのに、なぜ」。冷や汗が背中を流れる。そして、ついに「トイレ」の看板。天は我に味方せり! 思うがままに放尿した。究極のジラシでしか得られない、最高の恍惚でしたよ。


ローカルバスという閉鎖的な移動手段を使って旅するとき、食べられるときに食べる、出せるときに出すは鉄則だったはず。慣れてしまい気が緩んでいたのだろう。バス旅の恐ろしさを痛感した。


あと、せっかく地図を持ってきていたのだから、時々開いて現在地を確認すべきだった。。

広島発 バスに揺られて 2nd stage 

(以下の話はこのあたりの地図を見ると分かりやすいです)
三岐鉄道のリエッセを見送り、また雨が強くなった中、隣の西正和台まで歩く。


次に目指す桑名駅前へは伊坂台からもバスがあるのだが、西正和台を通る便の一部が遠回りしてやってくる形のため、本数が少ない。1時間以上待つことになるので、どうせなら本数の多い西正和台へ歩こうというわけだ。


時刻表を見ると、駅発の桑名西高校行き、つまり総裁が向かう方向の真反対へ行く便が間もなくやってくる。バスでつなぐことにこだわり、西正和台の1つ前、赤尾台まで停留所1つ分乗るテもあった。しかし、そこまでガツガツ行かなくてもいいだろう。当初予定通り停留所1つ分歩く。


ゆるやかだが、荷物を抱えると少々しんどい坂を上り桑名市入る。市境を越えるといきなり次の団地、西正和台になる。ブロックごとに呼び名こそ違えど、この辺は1つの大きな団地と言ってもよいだろう。坂を上りきったあたりで、桑名西高校へ向かうド派手なバスが通り過ぎていった。


間もなくバス停が見えてきたが、吹きっさらしの場所にありたいぎそう。一方、一つ前、赤尾台バス停の方を見るとスーパーがある。バス停で雨風をしのげなくても、店の軒先で雨宿りできそう。実際行ってみると屋根付きのバス停で、こっちが「当たり」だった。
(なお、この旅の後ダイヤ改正があり、伊坂台経由が増便。総裁がこの後乗る桑名駅前行きも伊坂台を回るようになり、ここで歩く必要はなくなった。また、この赤尾台バス停から名古屋へ行く直通高速バスも開設されたという)

49.赤尾台14:52→15:18桑名駅前(八風バス)赤尾台経由 桑名駅前
07031501

(運賃は350円)

このへんの地図をご参照ください)先ほどのド派手なバスが桑名駅前行きになり戻ってきた。さて、とバスを見ると何だか車内が暗い。時間は夕方。いやな予感がする。


バスに乗ると予感的中! 下校ラッシュの真っ最中で、通路まで高校生びっしり! やむなく入口に立ち、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶことに。


乗客は4、5人を除いてみんな女子高生。人によっては「欲望バス」なんて言いそうだが、実際はそんなエエ話ではない。とにかく化粧臭い。化粧や香水って1人だと車内でほんのり香る程度だが、それが30人分集まると、思わずウッとなる。そして何よりやかましい。外の景色を見ようにも、肌寒い雨が降る外気と高校生の人いきれとの温度差で窓はすりガラス状態。何にも見えやしない。


もう旅気分はあきらめ、人間観察をすることにした。それぞれ3、4人ずつのグループができ上がっていている。


入口後ろのカップルは、これだけ混雑した車内でも完全に二人の世界。総裁にも張ってほしいほどのバリアぶりだ。ただ、人と人には必ず別れがある。その後この二人はどのようにバスに乗るのだろうか興味はある。


またピンの子が何人かいる。


うち一匹狼風の女子は定位置とみられる出口ステップをキープ。どんなに降りる人がいてもその場を譲らないあたりに芯の強さを感じた。かばんに派手なマスコットキャラクターをぶら下げているので、おそらく学校以外でコミュニティを持ってそう。社会で大成するのはこのタイプなんよね。


また別の女子は対照的に途中から乗ってきた婆さんに席を譲り、自身が降りるときは他のグループの子に「じゃあねー」と言ってもらえていた。おそらく社交的だから誰とも上手くやってるのだろうけど、マブダチはここにはいないのだろう。


そして前の方で3、4人で固まって座っていた男子。女子がギャアギャアしゃべっている間はおとなしくしていたが、桑名駅前で女子が続々降り、重し?がなくなり始めた途端しゃべり始めた。


中高生の間ってとにかく女子が強い。学校でも弱い立場なんじゃろうなあ。「今の若者は」なんて言う人はいるが、根本は昔と一緒。冴えなさ具合に総裁との共通点を見つけたからか、なぜだかホッとした。


結局乗客の95%以上は終点まで乗り越した。


ちなみに、三重県教委の桑名西高紹介サイトによると、同校はバス停が校内にあるそうで、通学時間帯は大型バスが6台並ぶ壮観な風景が見られるそうだ。生徒とバス会社の距離がとっても近い感じがした。
50.桑名駅15:40→16:00長島温泉(三重交通)54伊勢大橋 ナスポ 長島温泉
07031502

(運賃は500円)

このあたりの地図をご参照ください)長島温泉行きは定刻の10分以上前から扉を開けてスタンバイ。最新車なのだろう、運賃表が液晶表示でガラガラな分、車内の独特な臭いも特に強く感じる。さっきがさっきだったので、やっと一息つけた感じだ。


総裁と、別れ際にバイクの男と色々話していた女子ら4人を乗せて出発した。ウテシはなったばかりの人らしく、運転も案内もとても丁寧。終点長島温泉までの運賃まで案内してくれる。いわゆるヲタである総裁が乗っているのに、ここまでやってもらえると申し訳なさすら感じる。


桑名駅を出て間もなく、揖斐川・長良川を渡る。この長い橋が伊勢大橋だろう。両河川間の中洲には道路が細々と延びている。そういえば、小学校の社会科で水害の多い地域として習ったなあ。


そのころ、総裁にとって「川」は余り幅が広くない太田川放水路の印象が強く、水害がイマイチ実感できなかった。あらためて2つの川の見ると、確かに太い。これだけの流れを前に人間の力は余りにも小さい。昔からこの川と戦い続けた地元の人にアタマが下がるばかりだ。


ふと、最後尾に座っていた女子が後ろへ向かって席から身を乗り出している。懸命に手を振り、遠くの人に伝わるように口をオーバーに開く。何事?と後ろを見ると、先ほど別れを惜しんでいたバイクがバスを追いかけていたのだ。熱すぎる。。ていうか、途中のバス停までバイクで送ってやればエエのに


伊勢大橋を渡り、河川敷を快走。ナスポと略される長島スポーツアイランドで女子が降りて貸切状態に。家もなくなり、佐賀の有明海沿いみたくどこまでも畑が広がる。


本当に温泉があるのか? 半信半疑でいると、間もなく高速道路と交差し巨大なジェットコースターが姿を現す。端が見えないぐらい広い駐車場の脇を通り、長島温泉、ナガシマスパーランドだ。やたらと立派なバスターミナルに着いた。

07031503次のバスまで1時間以上ある。風呂に入ろうかと思ったが、遊園地と共通券?のためか15時以降の割引料金でさえ1500円もする。話にならん!



気を取り直して軽く食べながら時間を潰そうと、フードコートがあるジャズドリームなるところへ。あんまりがっつりしたものを食うのもナンなので、きしめんを選ぶ。レジャー施設の飲食店ってバイトの兄ちゃんが適当にやってるくせに高い、味三流・態度四流・値段一流であることが多い。正直期待していなかったが、これがどうして、接客が非常に丁寧


フードコートなのだが、客は座って待つだけ。きしめんの後、別の店のカプチーノを頼んだが、これも座ってまつだけ。会計もテーブルでやるので座って待つだけ。最近風の飲食店って「はい喜んでー」とかやたら大声を出すところが多いが、本当はこういう優雅なのがエエよね。


ちょっと贅沢な気分になってバス停へ。さあ、あと1本で名古屋だ!

広島発 バスに揺られて 2nd stage 

47.近鉄四日市駅前12:39→13:22山城駅前(三岐鉄道)近鉄四日市駅 市民病院口 山城駅前
07030701

(運賃は520円)

このへんこのへんの地図をご参照ください)三重県内の路線バスは三重交通やその関連会社が寡占している。その中でひとり気を吐いているのが三岐鉄道。親会社が太平洋セメントで、大手私鉄の資本が一切入っていないというあたり、とてもロックな感じだ。


近鉄四日市での乗り場はターミナルの一番端っこ。だが、一番道路寄りでもあり「いの一番」ともいえる。きょうここまでのバスはどれもガラガラ。今回もとタカをくくっていたが、これがどうして、10人ぐらいが乗り場に並んでいる。


別の方のバス旅日記を見ると、かなり年季の入ったクルマが走っていたが、始発のJR四日市駅からやってきたのは最新の大型ノンステップバス。車内はまだ新車のにおいがした。明らかにWordで作ったと思われる車内広告とのミスマッチがたまらない。


近鉄四日市でたくさん乗ったこともあり、乗客は20人以上に。後ろから2番目の席を占拠するのがやっとだった。


駅近くはどの道もやたら車線が多かったが、市民病院口を過ぎて三滝川を渡ると2車線に狭まり、客が少しずつ降り始める。何度も交差点を曲がり、方向感覚がつかめなくなったころ坂部ヶ丘に入り、半数以上が降りた。


そして、方角を理解することをあきらめたころ東名阪道をくぐり、あかつき台へ。その後「無料人生相談」(ちゃんとした答えが返るのか?)というぁゃしぃ看板が印象的な八千代台1丁目を過ぎ、あさけが丘3丁目でついに貸しきり状態になった。


団地の坂を下り、間もなく山城駅前。直前の住宅地がなかなか道が狭く、大型バスではしんどいかと思われたが、ウテシ氏の鮮やかなハンドルさばきで難なく通過した。


今まで乗ってきた感じではそんなに狭い道を経験する機会はなさそうだが、これも大型二種免の神業なのだろう。
48.山城駅前14:07→14:21伊坂台アクセス前(四日市市自主運行バス)天カ須賀
0703070202

(運賃は200円)

このへんの地図をご参照ください)次まで40分、駅と名が付く場所だから店の一軒でもあるだろう、と思っていたが甘かった。駅前はバス車庫と、自動販売機しかない。


待機中のバスウテシ達も駅の軒先にある灰皿を囲んで歓談している。最初は外で一服していたが、さすがに時間を持て余した。雨もシトシト降るので三岐鉄道の駅舎に入る。


ちょっとかび臭い、少しレトロな待合室には早くも暖房が効いていた。風が冷たかったのでこの温もりが丁度いい。座布団もあり、総裁のほか、14時の四日市駅行きを待つ人や親?の車を待つ女子高生、近所のおっさんが思い思いにひと時を楽しむ。


駅の出札所には物静かな初老の駅員がおり、少し前の日本に帰った気さえする。今回はバスの都合があるが、いつかのんびりと乗り鉄したい路線だ。


味も素っ気もない塗装のリエッセが4、5人を乗せ到着。折り返し総裁ともう2人が乗って発車した。うち1人は一番前(通称ヲタ席)に座り、ウテシと話しながらも何かの記録を付けている。自主運行バス、というちょっと変わった形態の路線。利用者や運行上のポイントなどを毎回調べているのかもしれない。かなり細かくメモをしていた。


経塚公民館前までは先ほど同様、住宅地を縫うように走る路線だったが、そこからは険道に一変する。主要地方道(1-99号線までの県道を行政上特にこう称する)にも関わらず、リエッセでやっとの道幅。左側は急斜面、右側は緩やかながら崖、というドキドキのシチュエーション。


西大鐘の手前から集落に入ったものの、険道はヘロヘロ道のまま。途中普通車とすれ違うも、一時的に道幅が広いところだったので助かる。場所が悪かったらオオゴトだった。このあたりのバス停は三岐バスの一般路線と同じで、もしかしたらある時期まで普通のバスが来ていたのかもしれない。ムチャするよなあ。


東名阪道の橋脚をくぐって左折。しばらく高速の側道を走る。とはいえこれもヘロヘロ道。リエッセなのでスイスイ駆け抜けるが、対向車が来たらどうしようとこちらまで手に汗を握る。


それ以上にこの路線、停留所の間隔がやたら長く、近道をするためか集落を避ける区間もある。


コミュニティバスなんだから、ちょっと時間がかかっても家がある方を回れば良いのでは、とも思う。まあ乗りバス派としては残ってくれればそれで良いのだが。ヲタ席氏のメモがいつか生きてくるのだろう。


東名阪道と伊勢湾岸道が合流する四日市分岐の下に出ると、さっきまでの狭隘路がウソのような快適道に。スイスイと坂を登り、伊坂台アクセス前に着いた。


アクセスとは何ぞや?と思っていたが、案の定、ちょっとしたスーパーのこと。ここで総裁と入れ替わりに若い女性が乗っていった。

07030705
四日市市自主運行バスは今回乗った一般的なコミュニティバスと、「生活バスよっかいち」の二種類がある。特に生活バスの方は一般的な自治体任せの運行ではなく、住民が中心になって運営しているモデルケースとして知られている。


生活バスが走っているエリアは、元々三重交通がJR四日市駅からの直通路線を持っていた。


しかし不採算のため同社は、2002年2月、5月末での廃止を打診した。これを受け地域でアンケートした結果「買い物・通院のアクセス手段がなくなっては困る」と多数が回答。市に対応を求めたが、求める施策は示されなかった。


廃止後の6月、事態が動く。市が、「沿線の企業から協賛金を得て地域密着のバスを運行したい」という地元企業の代表取締役を地域に紹介。勉強会を経て地域住民、スーパー、病院、そして三重交通などが協議会を設けた。


11月から試験運行。委託された三重交通がバスを走らせる。03年3月、NPO法人取得の認証を受け、4月から本格運行を始めた。


1ヶ月の運行経費は三重交通への委託費90万円。運賃収入は10万円で、あとは地元スーパー・病院・企業からの協賛金50万円、市の補助金30万円でまかなう。利用者は1日平均90人、1便平均8.2人といったところ。利用者は増えているという。


バス廃止は過疎地の問題と思いがちだが、今や都市部の問題でもある。総裁の実家は中心市街地から少し離れた郊外団地だが、バスは年々減便されている。それなりの数の人が住み、通院・買い物に一定の需要があるにも関わらずだ。


企業や行政の支援を待つのではなく、住民本位の交通手段を、住民自身の手で築かねばならない時代。大いに参考になる事例だろう。(生活バスよっかいちについては、熊本日日新聞2006年10月1日付朝刊一面、NPO法人生活バス四日市ホームページを参考にしました)

広島発 バスに揺られて 2nd stage 

駅前のバス待合室は、「これから病院へ行くぞ」「患者仲間と病気自慢だぞ」なオーラ全開のお年寄りたちと、「今から亀山ブランドと商談だぞ」モードの会社員という正反対な人たちが混じっていて、何とも不思議な光景。しかも会社員の1人が黒人だから、なおさら「?」感が強まる。


いま各県が「第二の亀山」を目指して企業誘致にご執心だから、各地でこんな様子が見られるようになるかもしれない。


駅の方を見ると、普通列車から降りてきたどっかの重役らしき人が、なにわナンバーのクラウンマジェスタに飛び乗っていった。これまた違和感がある風景だ。


お年よりはコミュニティバスに、黒人氏はシャープ亀山工場行きのバスに吸い込まれていった。シャープ行きはほぼ1時間に1本。21時台まである。駅前の廃れっぷりを見る限り、21時までバスがあることが驚き。


結構利用があるのだろう、車体だけでなく窓までラッピングしたクルマだった。
07030601

こんなんで窓から外が見えるのだろうか?


45.亀山駅9:05→9:38平田町駅(三重交通)30みずほ台 鈴鹿高校 平田町駅
07030602

(運賃は560円)

このへんの地図をご参照ください)すっかり人がいなくなったバス乗り場に、平田町駅行きが到着。客は総裁を含めて2人ほどだ。


亀山工場行きが古いバスで、こっちが新型のノンステップバス。何だか悪いなあと思ってしまう。雨音が止んでいたので、乗るとき空を見上げる。上野では古いコンクリートのようだった暗い雲が、少しだけ明るくなっていた。


陸橋を上って高台へ行くと、ここが本来の市街地らしく家や商店が建ち並び、よく見ると商店街もある。


駅前については散々書いたが、亀山は広島同様、駅と街が離れているのだ。北町ではマックスバリュも姿を現す。もっとも、高い建物はなく、平たい建物がどこまでも続き、少し規模の大きい団地に来た感じ。


栄町で左折して国道306号へ。間もなく東西に延びる国道1号と直交するが、このバスは無視して一路北上する。右に見える山の茂みから家がちらほら見えてきたところで右折。ようやく客が乗って団地を出るころには10人ほどになった。


途中みずほ台東では重役出勤の女子高生が乗車した。まあ、平安貴族は雨だ凶運だと仕事を休んでいたようだが…。


井田川駅近くで一瞬国道1号を通るが、よほど幹線道路が嫌いな路線なのか、すぐ右折して県道へ。さらにわき道に入り、安楽川を渡った先、西富田神社前から道幅がぐんと狭まる。対向車が来たら立ち往生確実な住宅地の路地を、文字通り軒先をかすめながらゆっくり進む。


クライマックスはここからだった。何とこの道は途中から水道工事で通行止め。どうするか。何と、普段はバスが通らないもっと狭い道へ迂回したのだ。しかも右折進入。


ウテシは慎重に進入角度を見極め、ゆっくりハンドルを切る。プシュープシューとこまめにブレーキをかけて微調整。車体左前に迫る塀。あ、ミラーを擦る…。一瞬息が止まり、手が汗ばむ。


擦る、擦る、擦る…擦らない! そう、ぎりぎり擦らずに曲がりきったのだ。大型二種免の神業。朝からすごいものを見た。


その後もガードレールなき水路脇のへろへろ道を走り、やっと国道1号に入れる、と思ったらまたわき道へ。結局庄野橋で1号線に別れを告げ、鈴鹿市街地へ右折する。


鈴鹿高校で重役が下車。ベルシティけやき通り(鈴鹿だからベル?)で片側2車線道路へ左折したら、もう平田町駅だった。雨がまた強くなっていた。
46.平田町駅10:30→11:15近鉄四日市(三重交通)53石薬師 内部駅前 近鉄四日市
07030603

(運賃は720円)

このへんこのへんの地図をご参照ください)次のバスまで50分あるので、駅周辺を歩いてみる。


鈴鹿はサーキットのほか、ホンダの工場もある。広島でデミオやタイタンが目立つように、商用車もアコードやフィットが多い。極めつけはレジェンドのタクシー。さすがは企業城下町だ。そういえばマツダ車は見ないなあ。


雨が強く、サークルKで買い物をしただけで駅に戻る。コミュニティバスが次々と行き交うバス停で新聞を読みふける。


中日新聞によると、昨晩、中日が延長戦を制し優勝したらしい。愛知県の隣県にいながら、まったくそんな感じがないのだが、こんなもんだろうか。


近鉄四日市行きは、15分ぐらい前に乗り場向かいの待機場へ到着。総裁が待っているからか、少し早めにバス停へ着けてくれた。それでも発車までに乗ったのは総裁を含めて3人だった。


バスは途中、庄野橋まで元来た道を引き返す。鈴鹿高校前では、今度は重役下校の女子高生が乗ってきた。中間試験シーズンだから早く終わった、と思えば納得できるが、じゃあさっきの重役出勤の生徒は? まあいいや。


幹線道路を徹底的に避けた先ほどとは一変、国道1号を疾走する。周りは田畑ばかり。「こんなに人が乗らないと、なくなる日も近いのでは」などと考えたが、佐々木記念館前で3人乗ってきてからは、時々乗車があるようになった。


よく見ると時々、国道から左右に広がるように団地があるのだ。中には自由が丘なんてどっかで聞いたことあるような名前も。夜9時台までバスがあるのもうなづける。


四日市市に入り、内部橋で先ほどの女子高生が下車。よく見ると中学校名が入ったカバンを持っている。ん、中学生? それともダサいものをワザと持つ流行りなのか。まあいいか。


内部駅あたりで一旦1号からは外れ、5分ほどでまた合流する。このあたりで1号は交通の主役を別名「名四国道」と称される国道23号に譲り渡し、少し道幅が狭くなる。


佐々木記念館前から乗った一行はパワーシティというショッピングセンターへ向かっていたよう。降りる場所を別の客に聞くと「パワーシティー前というバス停がありますよ」と言われたが、すぐにまた別の客が「泊町の方が近い」と返す。結局泊町の方が近く、一行はそこで降りていった。


鈴鹿も20万都市だったが、30万都市四日市に入るともっと大きいロードサイド店が増えてきた。ポツンポツンではなく、密集した感じで建ち並ぶ。


道幅も広がり車窓に「都市」が広がる。近鉄線のガードをくぐり間もなく左折、広い中央分離帯のある道を少し行くともう終点・近鉄四日市だった。最後にはバスに十人以上が乗っていた。


07030605
昼食後、トイレに行きたくなって駅にある近鉄百貨店へ行くと、中日優勝セールの真っ最中。店内には今風にアレンジされた「燃えよドラゴンズ」が響く。デパ地価はもちろん、セレクトショップの、ワタシが流行の最先端デス!みたいな店員まですべからく「CHAMPION DRAGONS」の紙帽子をかぶっている。


モノが売れるのはいいことなんだろうけど、近鉄といえばかつて何度もパ・リーグの雄となった球団を持っていた会社。それがセ・リーグ球団の優勝で大はしゃぎしているのだ。総裁の知人にもいるが、近鉄バファローズファンが見たら何というだろう。


外に出たら試供品の缶コーヒーをタダで配っていた。雨も止んだし、少し運が向いてきたかもしれない。

広島発 バスに揺られて 2nd stage 

コンビニで買い物を済ませホテルへ戻る。あすは先ほど到着した上野産業会館6時10分発の始発に乗る予定。午前5時50分にタクシーを呼ぶようフロントにお願いし、部屋へ戻る。と、間もなく電話。「さてこの電話を受けたら寝ようか」と出ると、「何ヵ所か掛けたのですが、午前6時前に営業しているタクシー会社がないんです…」。


何と! とりあえず、きわどい時間になるなあと思いつつ「じゃあ6時にお願いします」。そしてまた電話が掛かる。「どのタクシーも6時台はダメで、1つだけ6時15分なら、というところがあるのですが…」。ちょっと待て!始発バスへは歩くかマイカーで行けっつうんか!! いくら田舎といってもほどがあるじゃろう…orz


念のため始発に乗り遅れた場合のプランも考えていたので、1本後の7時30分発に変更。6時55分に来てもらうように頼む。後で部屋のLAN回線でネットにつなぎ、三重交通ホームページ(HP)を見たら、ホテル前のバス停から路線バスに乗っても間に合うことが判明。何だかなぁ(阿藤快風)


寝る前にiチャンネルの占いをチェックしたら、総裁は12星座中11位。思いやられる…。


午前5時50分起床。テレビをつけると、名古屋のローカル情報番組で「きょうの東海地方は雨」などと言っている。窓を開けて手を伸ばすとかなりの雨。しょっぱなから気が重い。


まあマイナス思考になっても仕方ない。


この宿を選ぶ決め手になった大浴場で朝風呂を楽しみ、気分上々(mihimaruGT風)で朝ごはん。ホテルのバイキングが7時からのため、昨晩買ったコンビニ飯をつつこうと、中身を出すと箸がない!! ファ○マめ、会社へ行く日はいつも使うのに、恩を仇で返しおったか…。とりあえずフロントに行って箸をもらう。このホテルには本当にお世話になりました。


43.上野産業会館7:30→8:08関バスセンター(三重交通)名古屋
120401(運賃は1040円)

このあたりの地図をご参照ください) タクシーで上野産業会館に着くと、待合室にはもう何人か座っている。


女子たちにリーマン、ワカゾー…田舎のローカル路線バスではまず見かけない人々。どうやら総裁同様、名古屋行きを待っているようだ。


この便が名古屋に着くのは9時半。遊びにも仕事にもちょうどいい時間。待合室の後ろの席では就職試験でSPIを受けにいくのだろう、お互いに問題を出し合っていた。「○月○日は」「○の日」…勉強しなくても知っているべき知識のような。。


一生懸命エビちゃんを真似た感じの女子と、新型のバスと、バス乗り場ベンチにある「伊賀のくみひも」というレトロな広告とのコラボレーションが何ともいい味を出している。バスは上野産業会館で10人強が乗り込んだ。始発の上野車庫で乗っていた人と合わせて、25人ほどになって出発した。


市街地を東へ10分ほど走り、中瀬ICから名阪国道へ。さすが通勤時間帯、2車線ともクルマでびっしり埋まっている。バスのスピードが増し、窓に打ち付けられた雨が次々に斜線を描く。フロントガラスではワイパーがリズムよく水をかき分ける。こういう日にΩカーブを走ったら、と思うとちょっとドキドキだ。


「ここは一般国道」(←だからこの旅で使っている。ここは強調しておく)「制限速度守れ」と一つ一つが古めかしい標識を見やり、すぐに御代インターに着く。


バス停名は「御代インター森精機前」。なぜ企業名が入っているのかと思っていたら、森精機の工場敷地と思われる空き地に立派な待合室がある。おそらく同社が土地を貸しているのだろう。バス停の壁には自社製品の広告も。遊休地の上手い使い方だ。ここで5人が乗り、大体座席が埋まる。


右手に、雨の中でもどぎつい赤が目立つ伊賀ドライブインが姿を現す。あまりの巨大ぶりに感嘆していると、上り坂に差し掛かったためか、道の流れが少しゆっくりになる。


加太トンネルを越え、ここで亀山市関町に入った。山深いためか、人家の代わりにラブホが点在するように。さらに雨足が強くなり始めたころ、関バスセンターに着いた。


バスセンターという名前だが、実際は関ドライブインの軒先にあるバス停。ドライブイン自体は伊賀に負けず劣らずのデカさだが、バス停は小さな待合室があるだけ。三重交通の関連会社が運営しているが、クルマ社会の象徴のような立地だけにバスは完全に脇役なのだ。かつてはここから津行きのバスもあったが(2006年)3月に廃止されてしまった。


ここからは徒歩。国道1号上のバス停「関東口」へは、地図を見る限り1.5kmほどだ。歩く人がいない前提で造られた駐車場出口への道を、水溜りを避けるように、かばんを濡らさないようにそろりと歩く。やっと名阪国道から出たと思ったら、明らかにポルトガル政府の許しをもらってないラブホがお出迎えw
120403

前には別のラブホの看板もあり、名前は「ZOO」…確かに動物的なですよ、そりゃあ。


1号線への県道にはSHARPの広告があった。亀山と言えば、ジャパネットでおなじみの、そう、あの亀山ブランドの街。「鈴鹿サーキット→」の看板より何倍も目立ったのは気のせいだろうか。関西圏の伊賀国から、東海圏の伊勢国に入ったのだ。


鈴鹿川を渡り、1号線が見えてきた。「関東口」は自動車整備工場の前。屋根があったので助かった。


44.関東口8:41→8:54亀山駅前(三重交通)亀山駅
120402(運賃は340円)

このあたりの地図をご参照ください)1号線旧道を走り酷道区間があるという伊勢坂下からやってきたバスは、小型のリエッセ。武蔵野市と日野が一部共同開発した車種で、全国のコミュニティバスでは圧倒的シェアを誇るが、この旅では初めて。仲良しっぽいお年寄り2人が乗っていた。


関東口からしてそうだったが、周りは一面の田畑。ときどきドライブインやガソリンスタンドがある。ドライブインって昔に比べて減ったなあ。国道54号や53号を走ると廃墟になったレストランがポツポツあり、交通量が多い1号線だからこそ残り続けるのだろう。


ダイヤに余裕があるのか、非常にゆっくりとしたスピードでバスは行く。時刻表でも十数分の距離。1号線の旧道に入り、そろそろ亀山の市街地じゃないかと車窓に目をこらしていると、バスは左折し、陸橋を越える。やっと建物が見えてきた、と思ったらもう亀山駅に着いた。世界の亀山ブランドの玄関口は…とってもTraditional Japanese styleな、平たく言えば古ぼけた駅前だった。

120404最近はほとんどのバス会社がHPを持ち、時刻表を公開している。


だからこそできたバス旅だが、困るのは、ルートを選ぶにあたり、どんな路線があるかイマイチ分かりにくい点。土地勘のある人なら、時刻表だけでも「より東へ行けるのはこの路線」「この駅を回ったほうが路線が充実している」などと考えられるが、ヨソモノはそうはいかない。


東海地方には、そんな悩みを解決してくれる「路線図ドットコム」なるサイトがある。三重、愛知、岐阜の東海3県全域、すべての乗り合いバス路線を網羅しているのだ。無料で、ダイヤ改正への対応も早い。


路線図自体も会社関係なしの地域別。とても見やすいし、運行事業者HPへのリンクも。特に最近増殖しているコミュニティバスは、自治体HP中の時刻表ページに直リンしていて助かる。一度調べると分かるが、自治体HPは複雑に入り組み、なかなかバスのページが見つからないのだ。


行政やバス協会ではなく、個人が制作し運営している。一部自治体や事業者のHPで、普通に「路線図-」へのリンクが貼ってあり、地元ではかなり信頼されているのだろう。


管理者は、名古屋大大学院准教授らでつくる個人グループ「公共交通利用促進ネットワーク」に参加。このグループはバス事業者HPの制作を代行したり、住民主体の自主運行バス運営に協力したりもする。「ああせえ」「こうせえ」と文句を言うだけのマニア団体ではなく、自分から提案し、動いているよう。


准教授氏は国交省小委員会委員を務めたほか、国出先機関で何度か講演もしている。総裁が是非お会いした人の一人だ。


今回は三重県に入るところから、愛知県を出るところまで「路線図-」をフル活用。これがなかったらいちいち地図をめくりながら時刻表ページを検索せねばならず、オオゴトだったと思う。維持管理はかなり手間なはずで、関係者の皆様の尽力に深く感謝します。
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