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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どうでしょうⅡ 4 

気付いたら窓の外が明るくなっていました。時計を見ると午前5時15分。部屋は涼しいと寒いの中間ぐらいで、寝汗をまったくかかない目覚めでした。さすが北海道、部屋に厚手の毛布が備えてあるだけのことはあるわい、と外をよく見たら…


窓が開けっ放し


そりゃあひんやりもしますわな(汗) TVを付けたらこんな時間からローカルの情報番組をやっていて、思わず見入ってしまいました。さすが夕方帯番組発祥の地。農家が多いから、朝早い時間こそローカル番組を見たい、というニーズが多いのかなあ(偏見に満ちあふれていてすいません)


6時を過ぎると、外からゴーーーーと重々しい音が響いてきました。高速のトンネルにある扇風機みたいな音。何?何?と外を見るとホテル真横の帯広駅から列車が発車したところ。高架なのに電化されていないので、ただでさえ大きなモーター音が壁に反射し、より重厚になっているのです。鉄道は十勝地方とほかの街を結ぶ大動脈。これぐらい荘厳でいいのかもしれません。


そして7時ごろからはひっきりなしにバスが走る音が聞こえてきました。窓の外を見ると信号が青になるたび2,3台走り抜けていきます。どれもこれもラッピングバスで見ていて飽きません。帯広の人口は16万人。東広島や尾道、松江、今治と同程度ですが、駅で見かけるバスの台数はそれらをはるかにしのいでいます。1系統あたり1時間に1,2本あって、それが一気に集まるからみたいです。


そういえば、広島にはあんなにいるチャリ通の学生がほとんどいませんでした。雪が降ったら使えないからなあ。人口の割にバスを使う人が多いから、本数がしっかりあるのでしょう。


大浴場で朝風呂を浴びて戻ると、「××の夜もさだまさし」の電話部屋レポーターでおなじみだった出田奈々アナが天気予報を読んでいました。以前は山口放送局でしたが、こんなところに転勤になったんですねえ。


朝メシをしっかり食べて出発です。


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まずは南へ、帯広市の隣にある中札内村を目指します。どこそれ?と思われた皆さん、あの田中義剛経営・花畑牧場の所在地です。並んでいてなかなか買えないという、あの生キャラメル購入にチャレンジします。帯広へ戻る途中には、縁起がいい名前で有名になった旧国鉄広尾線幸福駅もあります。


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10分ほど走ると帯広の市街地が終わり、あたり一面畑に。途中追い抜いた希少なチャリ高校生は冬服でした。十勝では2学期とともに冬服シーズンが始まるようです。


そしてもう1つびっくりしたのが、民主党ポスターの多さと自民党ポスターの少なさでした。帯広はかの中川昭一氏の地盤。親子二代で築いた「王国」のはずでした。しかしポスター数は新党大地とセットになった分も含めて、民主が圧倒。勢いの差をまざまざと見せつけていました。そりゃあ中川氏が比例復活さえできなかったわけです。草場の陰にあったポスターが恨めしそうに総裁を見つめていました。


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帯広川西ICからは無料の帯広広尾道を南下。街乗りでは「いたしい」点が目に付くロードスターですが、高速だと実に気持ちいい走りを見せてくれます。幸福ICを過ぎると段々雲も取れてきて、徐々に空が明るくなってきました。


現在の終点・中札内ICからは看板に従って南下。何でもない農道ですが、総裁たちと同じ目的とみられるクルマがポツポツいます。CMに出てきそうな、スカイブルーと緑と黒い土色の中を走り抜け、防風林が途切れた場所に花畑牧場はありました!


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駐車場に回ると、平日朝9時だというのに結構クルマが止まっています。でもよく見ると、どれも「従業員専用駐車場」という看板の向こう側。一般客用は「わ」ナンバーを中心に20台ほどでした。もしかしてと思いながら店に入ると…やった、ガラガラ! 新千歳空港では1時間待ちだった生キャラメルが買い放題です。この時間に来て正解でした。


プレーンにホワイト、チョコレート、夕張メロン、マンゴーと結構種類があります。よく見ると店内のポスターは里田まい。そういえば当初この牧場で働いとったんよね。


広島に帰る日に届くように発送手続きをして、職場や世話になった人へのお土産はこれで全部おしまい。みんなが共通して「食べたい」という品があると楽ですね。ここは素直に田中義剛に感謝。「TVチャンピオン」で大歩危(おおぼけ)を「だいぼっき」と読んだことは忘れます(笑)


ここまで来て人に買ってばかりではもったいない。総裁たちも生キャラメルを食わんと! 


事前リサーチで、生キャラメルは併設のカフェでいただけることが分かっていました。胸躍らせながら、売店と砂利道を挟んで反対側の建物に入ると…どピンクやんけ!!! 女子以外を拒絶するオーラです。男2人には恐ろしく敷居が高かったですが、旅の恥はかき捨て。コスプレ気味な制服の女子に注文し、生キャラメルかけアイスを注文しました。


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とろとろのキャラメルはとっても甘くて幸せな気分になれる味。冷たいアイスとの相性は抜群でした。固形の生キャラメルもすぐ口の中で溶けるそうなので、こんなテイストなんでしょう。どうりで人気があるわけです。


ほかにお客さんがいない時間帯。店員男子2人が店前を片付けたり、ハエたたきでパンパンやったりし、シェフも外でひと休み。ツアー向けに写真屋が記念写真台のセットを始め、何人も従業員が出勤してきました。何もなかった場所にこれだけの雇用を生み出したんですよね。急拡大路線に若干危うさを感じますが、この本店だけは大事にし続けてほしいと思います。


このほか、花畑牧場にはチーズ工場やミニ動物園?もあります。


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電波少年のロシナンテです! 元気でおったんじゃのう。ナマで有名人を見られた、あの感覚がよみがえりました(^^;


別のスペースにいたリャマは総裁同様に興奮しやすい体質らしく、人が来るたび立ち上がってアピール。高血圧になるけえ、あんまり無理しんさんなよ。


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きょう一番の難関と予想されていた生キャラメルをあっさりクリア。元来た道をロードスターで戻ります。窓を開けると秋風に混じって土の臭いも入ってきました。やっぱり自然の中が落ち着くなあ。


幸福駅へ行く前に「道の駅なかさつない」に寄り道。そう、カントリーサインマグネットです! 今回も買っていきますよ。


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マグネットを買うとき「(北海道にある道の駅)107全部でこれ買っていくの? 大変だねえ」と言われました。全部集めるのは無理だと思っていますが、どこまでという目標は特に立てていません。道の駅がない市町村があるので、コンプリートがない世界ですし。
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悶絶!サヨナラ弾!! 

以前、広島支部長に「植田まさし風ジェネレーター」を教えてもらいりゅうぞうクンを作りました。(このへん参照) そうしたら今度は動画を教わりました。下のリンクをクリック、クリック!


1989.5 広島vsヤクルト 山崎サヨナラHR


もうね、タイトルで悶死ですよ。そしてたたみかけるようにパリッシュ! この5文字でこんなに悶絶できるとは思いませんでした。小学生時代、となりのクラスにいた背が高い石原君のあだ名が「パリッシュ」だったなあ。サード長嶋はエラーするし、自軍の先発は川口だし、もうごちそうさまです。うp主に感謝。

北海どうでしょうⅡ 3 

部屋に荷物を置いて、この旅の目玉の1つ、格安レンタカーを借りに行きます。お値段は5ナンバー車で1日2625円、1泊3150円! 一般に知られたメジャーな業者だと、デミオ・ヴィッツクラスで24時間7000円はします。まさに破格の値段です。


安さのポイントは「自前の事務所を持たない」「新車ではなく中古車を入れる」の2点。総裁の使った業者はフランチャイズ制で、ガソリンスタンドや中古車店、カー用品店を受け渡し窓口にしています。各店の店員さんが片手間でレンタカー受け付けをするので、新しく店を作ったり人を雇ったりする必要がありません。また、中古車を入れることで初期費用もカット。急速に店舗網を広げています。


ただ、ガソスタや中古車店、カー用品店って郊外中心で駅前にはまずありません。帯広も例外ではなく、レンタカーの帯広店は駅から2kmあります。歩くには面倒な距離。バス好きらしく、路線バスで行くことも考えましたが、ちょうどいい時間の便がない。結局タクシーで行くことにしました。タクシーにとっても郊外店は一番行かないジャンルなので、旅の行程表にGoogleMapをカット&ペーストしておきました。


ところが…。


「この地図じゃ分かんないなあ」 ベテランウテシが困り顔になりました。原因は地図上にある「十勝病院」の文字。そういう名前の病院が帯広やその近郊に2-3軒あるんだそうです。「住所は分かる?」。おおお…そんなんメモってないぞ(汗)


本州では住所が分かっても町や丁目の区切り方が複雑でタクシーでさえ役に立たないことが多いですもんね。それよりは「××(大まかなエリア)の○○(建物)の近く」の方がはるかに早い。一方、北海道では碁盤の目状に「○丁目○条」と地番が決まっている街が多く、住所が分かればおおよその位置が割り出せるそう。去年北見で実感したことをすっかり忘れていました。(このへんの夕焼け写真後を参照)


電話して聞こうにも店の番号が分からない。予約確認メールを印字してきましたが、電話番号は書いてありません。iタウンページで探しても104にかけても、オープンしたてで間借りしている店なので登録なし。そういえば公式HPには住所・電話番号はあっても、何の店に間借りしているのか書いてありませんでした。なぜ事前に確認しなかったのか。これは大失態です。


その間に広島支部長が携帯地図サイトで色々リサーチ。目的地がヤマダ電機近くにあることを突き止めてくれました。「ああ、あそこのクルマ屋か!」。ウテシも理解。タクシーに乗って10分、やっと走り出すことができました。


地図上にあった十勝病院は最近まで別の名前だったそう。郊外の、別の十勝病院があるエリアをアタマに思い浮かべていたから「分からなくなったんだよぉ」。後日現物を見たら「十勝脳神経外科」と看板が出ていました。GoogleMapの表記に無理があったようです。北海道へ行くときは電話番号に加え、必ず住所をメモる。もう忘れません(^^;


根室と滝川を結ぶ国道38号(十勝国道)に出て、交通量が多い中を西へ走り、間もなく中古車屋に立つ「レンタカー1日2625円」ののぼりが見えてきました。ログハウス調の事務所に入ると、クルマの商談に使う席に案内されました。総裁がとっても大好きな、ちょっと天然顔&性格の、パツンパツンな服装をした女性に促されて書類に記入。クルマと対面です。


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ロードスター!(写真は翌日別場所で撮影) スポーツカーってどんなもんなんか、一度試してみたかったんですよ。1泊3150円だし、大自然の中をオープンカーで走るなんて本州ではできない体験。何よりネタになる(笑) 「燃費がかかるじゃろう」と難色気味の広島支部長を無理矢理説得しました。






91年式で走行13万キロ、オーディオもハンドルもカスタマイズ済み。前の持ち主、相当乗り倒したようです。「よほど凹んだり、大きな傷をつけなければ修理費用とか請求しませんから」と女性。ああ、ユルいなあ。


で、体をかがめて乗ってからが大変。セダンと違ってかなり身を倒さないと天井ゴシゴシ状態になるのです。極端な話、寝そベリア体制でちょうど良い感じ。そしてオープン対応でリアウインドーが小さく後ろの見通しが悪い悪い。ブレーキの利きも良くないので、車線変更はドキドキものです。帯広市街地、特に38号は交通量が多く緊張しっぱなしでした。


まずは名物の豚丼を食べようと駅ビルの店へ。別に有名店があるのですが18:00や19:00閉店で間に合わない。ならばその次に評判の店でえかろう、ということで選びました。


店に入るまで吉野家の豚丼をイメージしていました。しかし、十勝の豚丼は全然別物。おつゆはなし。白ごはんの上に焼いた豚肉を載せ、サッとタレをかけたら完成です。炭火と豚肉が奏でるジュウジュウという音、タレの焼ける香ばしさが相まって、店内にいるだけでご飯が2,3杯食べられそう。豚肉はこれまで味わったことがないほどジューシーな仕上がりで、甘辛たれ・ごはんとの相性は抜群。男2人、無言でかきこみました。ああ、幸せ


持ち帰りもOK。列車内で食べる人も多いらしく、店にいたった十数分だけで2,3件予約電話が入っていました。上手くいけばレンタカーを返しに来る日に…気付いたら、早くも2回目の豚丼デーに思いを馳せていました。それほどの味でした。(興味を持たれた方は十勝毎日新聞が運営する「ブタドンコム」(このへん)へ。腹が減りますよ)


食後の一服をしようかと思いましたが、店内はもとより駅建物が禁煙。ならばと駅前の長崎屋のマックへ行くも、やはり禁煙。仕方なく、途中タバコが吸えそうな場所があったら立ち寄ることにして、十勝川温泉へ向かいました。


こういうときに限って反対車線にしかマックやコンビニはなく、思ったより早く十勝川温泉に着きました。目当てはホテルの日帰り入浴。植物が堆積した亜炭層から湧く「モール温泉」を堪能します。世界でも十勝川温泉とドイツのどっかにしかないらしい。


裏口みたいな日帰り入浴入口から廊下を歩いて大浴場へ。お湯は関西風のうどんダシ色で、ほのかに森林の香りが漂っています。湯船に浸かると肌がつるつるになり、はぁと息を吐くと疲れも飛んでいく感覚。ぬくもりが体中に染み渡ります。


このホテルの大浴場は2階建て。1階を見下ろす位置に、スタジアムのVIP席みたいにガラス張りのミストサウナがあり、思わず慶應病院の屋上から手を振る石原裕次郎氏を真似てしまいましたよ。家族でやれば天○家…いや、何でもありません。。上下どちらの階にも展望露天風呂があり、少し冷たい秋風を浴びながらの湯はまた格別でした。


再びロードスターに乗ってホテルへ。ローソンで色々買い込んで総裁部屋で簡単に飲むことになりました。報道ステーションを見ながら、ビールやサワーを飲むうちに段々眠くなり、北海道名物「焼きそば弁当」を食べたところでダウン。帯広の歓楽街探検もかなわぬ夢となりました。気付いたら広島支部長も自分の部屋へ。おやすみなさい。。
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北海どうでしょうⅡ 2 

飛行機が着陸する寸前、高速道路が見えました。空港ターミナルを出たバスは少し走って自動車専用道路へ。これで一気に道東道へ行くんじゃね、と思っていたら…バイパスはすぐ終わってしまい、畑ばかりの一般道に出ました。それからはちょっとだけ住宅地を走って、また山あいの国道をくねくね。千歳って札幌の通勤圏だと聞いていましたが、幹線を外れるとこんな感じなんですね。


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本当に帯広へ行く道なん? そう思い始めた矢先、標識に「道東道」の文字が現れました。どうやら千歳空港からいきなり高速に入らず、道東道のICへショートカットしたようです。昨年北海道帰りに乗ったツアーバスを思い出しました。


途中前を行く道警パトに阻まれつつ、ここで一気にスピードアップ。やれやれと思いましたが、30分も走らないうちに現在の終点夕張ICまで来てしまいました。ここから次に開通しているトマムICまでは一般道の旅。北海道の高速道路は整備途上で、長距離バスの多くは長く下道を走ります。中にはまったく高速を通らない路線も。このため「高速バス」とは言わず、「都市間バス」と名乗っています。


思いもよらず、ニュースで有名になった夕張市内に入りました。たくさんの三セク施設を有するだけあって、ICには「××× ○○km」の看板がずらり。官製観光の夢の跡です。


すぐに新夕張の街並みが見えてきました。よく言えばのんびり、悪く言えばうらびれていて、山奥の村の風情。新夕張というより旧駅名「紅葉山」の方がしっくりきます。バブルに踊らされずに、身の丈にあったまちづくりをしていれば財政破綻なんてなかったのに。ありのままに、お金ではなく知恵を使えていれば。集落を囲む深緑の自然を見るにつけ残念に思います。


すぐ近くでは道東道の工事が進んでいました。開通すればまた雇用先が失われ、偉大なる通過地になることでしょう。それは破綻した街には厳しすぎる現実です。


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新夕張を過ぎると家が途切れ、周りは山だけに。集落と集落の間に道路以外の人工物がまったくない、北海道らしい景色になりました。国道274号、このあたりは「石勝樹海ロード」というそう。納得。


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さて寝ようかなと思ったところで、DVD上映が始まりました。画面には「鴨川ホルモー」の宣伝。この映画気になっていたけど見なかったんだよなあ、ここで見られるなんてちょうどいいなあ、と備え付けイヤホンをジャックに差し込みましたが…宣伝だけでした。


その後、映画館みたいに何本も宣伝が続いてやっとスタート。マーチングバンドの練習が終わってひと休みする女子たちが映し出されました。ひときわかわいらしい娘が主役でしょうか。何の映画だろう? スウィングガールズ的なヤツかなあと期待していたらタイトルが出ました。ゲゲゲの鬼太郎。これは微妙かも…。見ずに寝ようかなと思っていたら、


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ねずみ男役・大泉洋登場! あまりにも演技がかったしゃべりが笑えて眠れなくなりましたよ(^^; かわいらしい娘は北乃きいでした。総裁と同じ痔仲間であるウェンツ瑛士が鬼太郎で、ネコ娘・田中麗奈、砂かけババア・室井滋、こなきじじい・間寛平、ぬらりひょん・緒方拳となかなかのキャスト。中でも田中麗奈は、普段ありがちなシリアス役から一転、とってもはっちゃけていて「器用だなあ」と感心しました。


見入るうち、バスは「←道東道」の標識に従って国道274号から左折しました。道東道トマムIC開通に伴って未舗装から2車線に生まれ変わった道道601号・136号を北上。鵡川沿いに色とりどりの奇岩が連なる赤岩青巌峡を右手に占冠村中心部に着きました。一部Blogでは「道の駅自然体感しむかっぷ」で休憩があると書いてありましたが、今回はノンストップでした。


ここからトマムへは石勝線沿いのルート。しばらく山ばかりでしたが、突然山奥に巨大なビルが出現しました。アルファリゾートです。何もない一帯を走った後だけにTVで見た以上に鮮烈でした。そんな巨大タワーから少し走ると普通の集落があり、その先には真新しい道東道…めまぐるしく景色が変わります。ともあれやっと道東道の次のICに着きました。


トマムから次の十勝清水までは07年に開通したばかりです。ぐねぐねしたカーブで標高1000mまで登らなければならなかった日勝峠をトンネルでぶち抜き、十勝平野へ一直線。最初は牧草地ばかりの車窓も少しずつ畑が増えてきました。


帯広に近づくと道の両側を防雪林が覆い、まるで公園の中を走っているかのよう。夕日でオレンジ色に染まった山々の間を抜け、ようやく帯広の市街地が見えてきました。帯広芽室IC近くの倉庫街にあるおびうん観光本社前で5,6人が下車。終点のワシントンホテル前で降りたら、ひんやりと秋風が吹いていました。


と、前を見たらさっき新千歳行きで総裁が「すいませんね」とよけてもらったあの女性が! そう、このバスには広島-新千歳-帯広と乗り継いだ人が2人もいたのです。何という偶然。確かに帯広空港から直行便が飛んでいないエリアからはこの行き方がお安いですからねえ。


ちょっと迷いつつも予約していたホテルにチェックイン。フロントにあった番組欄は帯広の飲食店ガイドを兼ねていて、ちゃんと夜の店も出ていました(笑) 東京・大阪の「キャバクラ」、広島の「ラウンジ」にあたる言葉が帯広にはないらしく「ニュークラブ」「スタイリッシュパブ」「ナイトイン」など様々な用語が並んでいました。そして極めつけは「十勝帯広名物は豚丼だけじゃない」というキャッチコピーの店まで。はははは…。
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キミもかりあげ 

広島支部長からこんなサイトを教えてもらいました。


植田まさし風似顔絵ジェネレーター


存在を知っただけでバカウケ。試しに作ってみました。


打ーてよ、はーしれーよー


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…植田まさしという時点でウケるので、その上を目指すのは大変かも(笑)

北海どうでしょうⅡ 1 

遠くへ行きたい。夏になると衝動に駆られます。中学生のとき18きっぷで初めて東京へ行って以来、毎年のように旅しているからでしょうか。6月ぐらいから「どこへ行こうか」を考え、夏前には決めていました。北海道へ行こう。去年の心残りを埋めよう。ちょうどたまっていたマイルを使うことにしました。8月にコンデジを買ったのもこのため。


前回は道東をメーンに据え、網走・知床・根室を回り、旧美幸線トロッコ・DMV・根室交通納沙布岬行き・旧ふるさと銀河線運転体験など乗り物分もたくさん加えました。


でも、道東の拠点・釧路はかすってさえいませんし、陸別まで行きながら、何かとお騒がせの隣町足寄には寄らず。最初行こうと企んでいた稚内も行けずじまいでした。道東と道北。大きく離れた2地域をどうつなげるか。難しいプランでしたが、何とか考えつきました。


決め手は…


JR特急より快適!新規参入社の都市間高速バス
1泊2625円!格安レンタカー
200km乗り放題!バス1日乗車券



どれが欠けても実現できませんでした。もちろん乗り物成分もしっかりプラス。


釧路湿原ノロッコ号乗車!
オロロンラインでバス乗り尽くし!
天北線代替バス完乗!
日本最北端バス停「宗谷岬」巡礼!



さすがに北海道までバスで行けませんが、道内では結構乗りバスをやります。都市間バスも含めて600kmは乗る計画。広島から名古屋ぐらいまでと同じ距離で、なかなかに激しいですねえ(^^;


特典航空券で9月2日の広島→新千歳便と、7日の稚内→関空便を予約しました。前回も一緒に旅した広島支部長の夏休みに合わせた次第。新千歳空港で合流する予定です。計画では上手くいくはず…ですが、どんなサプライズに出会えるか楽しみです。






広島からの新千歳行きは正午発。前日は夜10時に終わる勤務なのでゆっくり寝られるなと思っていたら…思っていた以上に残るハメになってしまい、4時間睡眠で出発することになりました。。 これはあんまり面白くないサプライズだなあ。


マンションの外は快晴でちょっと汗ばむ陽気。バスセンターからの空港行きリムジンバスでは冷風を体に当てっぱなしでした。少し早く空港に到着。D100を含む大荷物を早々に預け、もしかしたらこれが今生の別れになるかもしれないので、お好み焼きを食いました。いや、最後の食事がファミマのサンドイッチとかイヤじゃないですか(笑)


広島からは東京便しか乗ったことありませんでした。特典航空券は1週間前で残席4だったけど、どれぐらい乗るんだろう? 搭乗口には少し空いた東京便ぐらい並び、273人乗り(ボーイング767-3000)の窓側が埋まる程度。ツアーの爺やん婆やんがえっと(=たくさん)乗ってくると思っていましたが、きょうはいないよう。これだと採算が取れないようで、新千歳行きは今年から6-9月だけの運航になりました。


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搭乗券の座席番号を見ると…同い年ぐらいの、アンフレンドリーな感じの女子が隣に座っていました。すいませんねと通してもらい、本を出すなどがさごそしているとCAさんから「すいません搭乗券を確認させていただきますか」。ん? 「ここ11列じゃないですっけ」。上を見ると「12」。ははは…。12Aのおじさんにゴメンナサイして本来座るべき11Aへ移動しました。これはハズい。


隣がいない窓側先をゆったり占拠。さっき通してもらった12Bの女性は、CAに頼んで他の空いている席へ行きました。女性目線がなくなったので、安心して「30歳の保健体育 恋の始まり編」(以前紹介した「30歳の保健体育」の続編。このへん参照)が読めます…っておい!(笑)



時間通りの正午に離陸。機内誌に出ている飛行ルート通りまっすぐ北東へ向かいました。だいぶ姿を現してきた中国横断道尾道松江線の工事現場が見えたと思ったら、もう芳井(井原市芳井町)の石灰鉱山らしきものが見えてきました。今回はコンデジを機内に持ち込んだので早速撮ってみました。


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そして日本海が見えてきて、海沿いの都市と大きな砂地…鳥取市です!


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まるで巨大な地図を眺めているかのよう。地形を忠実に再現したのが地図なので当たり前なのですが、飛行機に乗るたび感動します。神や仏が存在するとしたら、毎日この景色を見ているのでしょうか。間もなく飛行機は日本海上空へ。海しか見えなくなって急に眠気が襲ってきました…。


目が覚めたら下北半島あたりでした。機内オーディオのSuperfly特集を聞くうち、ついに北の大地が目に入ってきました。1年ぶりに帰ってきました。


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ぐるりと旋回して13時50分、北側から着陸。広島空港同様、緑の中の空港ですが、こちらは広々とした大地にあり、遠くまで見渡せます。北海道の大きさを最初に感じる瞬間です。


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ここで広島支部長と合流です。あちらは球場巡りの一環で、1日にKスタ宮城で楽天のゲームを観戦。総裁とほぼ同時刻に着く便で新千歳に入りました。






空港からは都市間バスで帯広へ行き、レンタカーを借ります。ん、帯広?


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そう、まずは道東まで行かず、手前で一泊します。レンタカーなら道東の釧路か出発地の千歳で借りれば?と思われるでしょう。


しかし釧路だと千歳からJRしかなく時間もかかります。千歳だと猛烈な距離を運転しなくてはいけないし、レンタカーを返すために千歳に戻ると道北へは遠回り。そこで新千歳と釧路の中間にあり、新千歳、旭川の両方から都市間バスがあり、格安レンタカーの店がある帯広を最初の拠点に選びました。この考えがプランを組む大きなポイントになりました。これで十勝地方も回れます。


14:30発帯広行きは、新千歳空港では珍しい、札幌・苫小牧以外に行く都市間バス。帯広で一般路線を展開する十勝バス・拓殖バスではない、最近まで貸し切り専業だったおびうん観光が運行しています。おびうんは新千歳-帯広が初めての「路線バス」です。JR特急5390円(自由席)に対し、運賃は3300円。「十勝ミルキーライナー」なんてスウィートな名前とは裏腹に、本気でケンカを挑んでいます


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本気なので気合いも違います。クルマは新型セレガ。トイレ完備、枕・レッグレスト(すね当て)・フットレスト付き3列シートで、今どき珍しいテレビ放映・映画上映も。設備面ではJR特急より明らかに上ですし、


広島-東京の夜行バスより豪華です!


特に枕は重要で、あるとないとでは眠り具合が全然違います。広島発着便では、廃止になった徳山・広島-枚方・京都線で京阪京都バスが入れていたぐらい(このへん参照)。「分かっている人」が中にいるんですね。


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3300円で乗るのが申し訳ないぐらい。一部Blogでは苦戦が伝えられていましたが、きょうはなかなか盛況で、総裁・広島支部長を含めて15、16人が乗りました。ゆったりと腰を下ろし、いざ帯広へ出発です!
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旅に出ます 

きょう(2日)からしばらく旅に出ます。


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行き先はこのきっぷが使えるエリア。色々足を伸ばします。今回はノートPCを持参するので、もしかして旅先でBlogを更新できるかもです。お楽しみに。
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兎人(うさんちゅ)の島 

東京人はめったに東京タワーに行きませんし、広島人もめったに宮島や平和公園には行きません。近所の有名スポットって「いつでも行ける」と思っているからいつも後回し。他県人の方がよっぽど詳しかったりします。そんな地元を再発見するチャンスが、県外から来た人を案内するとき。先週末、大学時代の旅行サークルの後輩が東京から広島にやって来ました。


総裁を頼って何度も広島に来ている後輩がリクエストした場所は、竹原市沖の大久野島。戦時中秘密裏に毒ガスが製造され、地図から消された島です。元作業員の後遺症治療・研究に取り組んだ行武正刀氏(09年3月に死去)を紹介する番組を見て、訪ねたくなったそう。総裁が前回行ったのは大学時代。年2回あったサークル旅行で広島に来た今回の後輩たちを案内しました。あれから10年近く経ったのかあ。


9時29分発のこだまで三原へ。新球場から何度も新幹線を見ましたが、逆は初めてです。


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三原から呉線に乗り換え、旅気分も風情もない通勤型電車(105系)で忠海へ。駅前旅館が並ぶ昔ながらの一角を歩き、大久野島行き連絡船乗り場に着きました。小さな連絡船は一般の海運会社や行政ではなく、何と島にある休暇村が運営。一見施設利用者専用っぽいですが、誰でも乗船できます。


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前回は2月に来たため誰もいませんでしたが、今回は釣り竿や虫取り網を持った親子連れがたくさん。きっぷ売り場の人に「きょうはえっと(=たくさん)お客さんがいますねえ」と話したら「いいや、そうでもないんですよ」。ピーク時は乗れないことがあるのかもしれません。出発前になってクロネコヤマトのトラックがやってきて、ドライバーが連絡船のクルーに段ボールを引き継いでいました。


12分ほど揺られて大久野島到着。休暇村まで送迎バスがあると聞いていたので桟橋の先を見ると…


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日野レインボー!!
 てっきりコースターやローサみたいなマイクロバスだと思っていたので、びっくりしました。行き先は幕ではなくパネル。色遣いといい、フォントといいまるで神奈中か江ノ電。中は前半分が全部ロングシートという、広島県内ではここにしかない仕様です。連絡線同様、休暇村が運行。船にバスに、乗り物好きが就職したくなる職場です(^^;


休暇村本館まで5分の道のり。初老のウテシ氏による丁寧な案内を聞きながら右に左に目を転じると、たくさんの人が釣りやバーベキューを楽しみ、大学生たちが大汗をかきながらテントを立てていました。


後輩のリクエストもあり、レンタサイクルで島を一周することにしました。グラウンド脇を通り抜けると、右側に大きな構造物が。毒ガスの貯蔵庫です。


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壁が黒くなっている箇所は終戦後、米軍が毒ガスを焼き払った痕。64年の時を経て今も鮮明にススが残っていました。まだ戦後は終わっていない、そう訴えていたように感じました。


山側の北部砲台跡へ行くと、まるで城跡みたいにレンガ造りの構造物が残っていました。倉庫?の入口は一部を除いて半地下。晩夏の日差しが降り注ぐ外とは違う、島の陰の部分を象徴しているようでした。工事の人が何やら杭を打っていました。


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「展望台320m」の看板がありました。「320mなら登りましょう」と後輩に言われて付いて行くも、これが相当に急な山道。「やめとこうで」と言っても「ここで登れば他に登るところはありませんから」と聞く耳持たず。しかも元ワンダーフォーゲル部なので総裁そっちのけでぐいぐい登っていきました。仕方なく息も絶え絶えに、滝のように汗を流して登り切りましたよ。


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ご褒美は息をのむほどに美しい瀬戸内海でした。青と緑の世界は、広島市内では見られない表情。建物も船も増えましたが、一面の鮮やかなブルーは戦時中と同じはず。やるせなさを感じました。


そしてここにも砲台跡がありました。当時は登山道も道路も整備されていなかったでしょうし、高性能のトラックもクレーンもなかったはず。建設に携わった人々の苦労がしのばれます。多少ツタに覆われていますが、保存状態は極めて良好。当時のモダニズム建築をうかがえます。


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瀬戸内海に癒されながら、登り以上に慎重に坂を下ると…


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総裁たちに「待ち人」がいました。


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ウサギ! 大久野島には毒ガスの威力を試すためアナウサギが連れてこられました。戦後は野生化。300羽ほどがあちこちに暮らし、今では島のシンボルになっています。工事の人の弁当を目当てにやってきたのでしょう。とっても人に慣れていて、カメラを構える総裁の手に近づいてきました。悪いが、エサはないんよ。しばらくなついてきましたが、あきらめたのかどこかへ去っていきました。


海側の北部砲台跡を過ぎたらあとは下り。ウオーキングの人に気を遣いながら駆け抜け、坂を下りきった場所に発電場跡がありました。


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自己責任で立ち入り禁止エリアに入った方の写真によると、中は3階まで吹き抜け。タービンなど発電設備はすべて撤去され、がらんとしているそうです。海のすぐそばなのに壁は薄く、よくぞ今まで倒壊しなかったと思います。島の過去が風化してはいけない、というたくさんの人の願いが支えているのかもしれません。壁を覆うツタをはぐなど最低限の保守はしているようですが、建物自体の補修はしていないよう。夏場は暑かっただろうなあ。。


海はどこまでも清んでいました。


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こんな美しい島を毒ガス工場に変えるなんて悪魔の発想を、同じ人間がしたことを忘れてはいけません。戦争は人間を狂わせてしまうのです。


腹が減りました。汗もしっかりかきました。休暇村へ戻って昼ご飯です。まずは生中!


あーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっ!!!!!!


キンと冷えた一杯が体中に染み渡ります。美味いなんて言葉すら思い付かないぐらい。そのままとろけてしまいそうになりました。たこ天うどんとたこめしのセットをいただき、大満足。そのまま400円払って日帰り入浴を楽しみました。(ちょうど脱衣所にも浴室にも誰もいなかったので写真が撮れました)


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休暇村のみやげ物コーナーにはウサギグッズがずらり。写真集や箸置き、「兎人」とプリントされたTシャツ…。フロントではウサギ用のエサも売っていました。いつまでもウサギと戯れられる時代であってほしい。平和への思いを新たにして島を後にしました。






帰りは三原16:19発の瀬戸内マリンビュー4号に乗りました。暮れゆく瀬戸内海を肴に、さらにもう1杯。


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風早-安浦あたりで日暮れを迎えました。動画で撮ってみました。


[高画質で再生]

瀬戸内マリンビュー 風早-安浦

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のんびり車窓を見つめるうち、気付けば夜に。広からはほぼ駅ごとに通勤電車と行き違い、すっかり真っ暗になった19:12、広島に着きました。色々なことを考えた小旅行でした。貴重な機会を与えてくれた後輩に感謝したいと思います。
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