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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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更地と都会 あまちゃん巡り再び2 

広島〜仙台は一時期話題になったボンバルディア機。CRJ700は70人乗りで、あっと言う間に人も荷物もすべて乗って飛び立ちました。幸い総裁の隣は空席。川の流れから岡山県真庭市の落合付近とみられる場所をすぎ、読書タイムです。

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猛烈な雪山を越え、いいところまで読み進めたころ、降下体制に入りました。何でも風が強く揺れが予想されるそう。機長氏がマイクを握るまではよくあるケースでしたが、ただ風が強いだけの話にせず、地元で「蔵王おろし」と呼ばれる秋田から山形にかけての風であることなどを説明。単なる気象の乱れではなく「よくあること」と分かって安心し、勉強にもなりました。


そんな蔵王おろしを受けながら飛んでいると、窓の向こうに特徴的な山と湖2つ。残り時間から察するに猪苗代湖と会津磐梯山のようです。右側が会津若松市。JALツアーズ旬感旅行「青森〜鹿児島高速バスの旅」で通ったよなあとしみじみ(旬感の話はこのへん参照)。

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どこまでも水平線の続く太平洋とまだまだ新しい更地の続く一帯が見えてきました。震災がらみでは福島やリアス海岸周辺がクローズアップされがちですが、仙台も大変な被害を受け、空港も一時津波で孤立したほど。東北の現実を思い知ります。

仙台空港は駐機場と搭乗口が少しだけ離れているため、バス移動。何やら趣深いカラーリングのクルマがきました。

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まんまかなちゅうやん!(苦笑


さらに大阪市交通局名取営業所(仮称)状態になったり、

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川崎市交通局名取営業所(仮称)状態になったり。心の目だと何かが見える痕跡まであって、どこに来たんだかな気分。

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…あ、仙台空港も広島空港同様に快晴でした。バスの衝撃が強すぎて貼り忘れるところでした。

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荷物を受け取って一服していると、12時15分発広島行きをご利用のお客さまは〜なんて放送が聞こえました。広島空港をわずか30分で折り返し、仙台空港でも同じ時間で折り返すとか! 効率化の極みをかいま見ました。

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仙台空港鉄道の仙台行きがすぐにあったので乗車。窓を眺めていると、更地の中にやたら新しい家ばかりの団地が。さらに進むと更地エリアと古い家エリアの境目が見えました。

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あの日のテレビ中継がアタマをよぎりました。滔々と畑や家並みを飲み込む黒い津波。空撮だったからこそ、まるで映画を見ているような現実離れした感覚になりましたが、地上から見たら…と想像するだけで胸が痛みます。


25分ほど乗って仙台駅に着くと、人とビルがあふれ、まるで何事もなかったかのように大都会が広がっていました。もちろん震災直後は停電、断水が続き大変だったと聞きます。この日はちょうど楽天のホームゲームがあるようで、ユニフォーム姿のファンたちが続々とシャトルバス乗り場へ向かっていました。

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今回の旅では帰りにここへ寄るまで、もう都会は通りません。ヨドバシでSDカードリーダーを買い、ATMでお金を下ろします。「ある時に買っておく、おろしておく」という島根の山奥の発想がすっかりしみつきました。


昼メシの時間が少なくなったので結局松屋へ。東京では当たり前でも石見部にはない店なので、十分ありな選択なんです。GWのせいか、駅近くの牛タン屋はどこも大行列。ローカルのラーメン屋まで列が延びていました。旅慣れてくるとああいうのに食指が伸びなくなりました。


この先のルートを確認します。

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昨年は仙台から高速バスアーバン号で盛岡、久慈こはく号で久慈と直線的に進みました。今回は趣向を変えて、あまちゃんで最初のナレーションや大吉さんが語っていたルートをたどろうと考えました。4月に全線復旧を果たした三陸鉄道を走破できるし、震災で大きな被害を受けた気仙沼線、大船渡線の列車代わりに走り始めたBRT(バス・ラピッド・トランジット)にも乗れます。


ただ、仙石線で一部運休が続くなどBRT、三陸鉄道への道のりは時間と手間がかかりますし、BRT自体もそんなに速くない。仙台からずっと海岸線をたどると、青森県境に近い久慈へなかなか着けず、肝心の「あま」気分に十分浸れません。


どこかでショートカットしよう、と高速バスを調べたら、ちょうどいい時間に仙台から気仙沼、大船渡へ行く便を見つけました。気仙沼駅で降りると18分ほどで大船渡線BRTに乗り継げるよう。昨年仙台~盛岡で高速バスに乗った時は、岩手県内から渋滞したので、大丈夫そうな予感。もし間に合わなくても三陸鉄道の始発駅・盛(さかり)でも降りられます。というわけで、広島の実家近くのコンビニで仙台駅~気仙沼駅の乗車券を買いました。


2週間前の段階でサイト「発車オーライネット」の空席常時は◎。当日朝でも◯だったので、案外空いているかもとたかをくくってました。発車時刻が近づいてもバス停前に4,5人だけ。いやあ、いい選択をしたもんだ。

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ところが…県庁市役所前始発のバスが5分ほど遅れて着くと、どこからともなく人が出てきて、まさかの行列ぎっしり。予約制なので席は保証されていますが、してやられました。

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もちろん隣の席にもお客さんがいます。乗れただけよしとしましょう。予約しただけで支払いをしていない人がいたり、何やら運転手さんとトラブった人がいたりでGWらしく面倒事連発。そろそろ発車かなと思った頃、運転手さんがマイクを握りました。


「本日は満席ですが、予約して来ない人が5人おられます。1人は気分が悪くなって乗られません」


これはいけません。車外スピーカーで何人かの名前を呼びましたが反応なし。「広瀬通一番町で乗られるかもしれないので、そろそろ発車します」と締め切り宣告をして扉を閉めました。12分遅れ。難産の発車になりました。やれやれ。
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地元に帰ろう あまちゃん巡り再び1 

ださいぐらい何だよ。我慢しろよ。

2013年4〜9月に放送があったNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」。田舎、上京、アイドル、赦し、震災…テーマの一つ一つが胸に突き刺さり、生活の一部になりました。朝7時半のBS放送、通称「早あま」に始まり、8時の「本あま」、12時45分の「昼あま」、23時の「夜あま」。毎日最低1回、多い時は4回、テレビを見つめ、笑い、涙して心を震わせました。


行きつけの喫茶店では毎晩のように先のストーリーに思いを巡らせました。「ユイちゃんは東京へ行けるのだろうか」「マメリン役の足立梨花は三重県出身なのでGMTのメンバーになのるのではないか」。そして「アキたちは震災をどう迎えるのか」。脚本の宮藤官九郎は常に100点満点の答えを出し「そりゃあ、そうだなよ」とうなりました。「あまちゃん」が生活の一部に溶け込んだ、そんな幸せな半年間でした。最初の台詞は、アキが91話でやさぐれた親友ユイに放った叫び。以後総裁が悩んだ時の、弱気になった時の道しるべになっています。


昨年のGWは直前に4連休が決まりました。どこへ行こうかと思案している時「そうだ、北三陸へ行こう」と思い立ちました。あまちゃんが始まってわずか1か月だったが、画面の向こうから伝わる晴れた日の海面のようなキラキラした世界に引き寄せられていたのです。そして、メーンのロケ地である岩手県久慈市での2泊3日はアキや海女たちと同じ空気を味わう、まるで「あまちゃん」の登場人物になれたような夢の時間でした。その時の話はいずれ記そうと思います。


あまちゃんの放送は9月に終わりましたが、紅白歌合戦で真の最終回が待っていました


劇中では熱愛発覚で失意のうちに消えた宮下アユミ(山下リオ)や、同様にフェードアウトした有馬めぐ(足立梨花)、アメ横女学園名義で「暦の上ではディセンバー」を歌った現実の「影武者」であるベイビーレイズが登場。最終回で進めなかったトンネルを超えて、復旧した北鉄で念願の東京行きを果たしたユイもステージに上がりました。


そしてドラマでは鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の影武者になったためにデビューできなかった小泉今日子が、天野春子名義でマイクを握って鈴鹿にバトンタッチ。最後にアイドルを愛し、アキたちを追い続けたヒビキ一郎(村蝉)にスポットライトが当たりました。


すべてが赦された、すべてが救われたラストステージ


胸が熱くなって、ありとあらゆる感情がこみ上げてきて、涙が止まりませんでした。


熱いよ。熱いよね


喫茶アイドルのマスターの言葉を何度も噛み締めました。


ことし(2014年)のGW。迷いなく北三陸行きを決めました。ロストして(失って)いない、いまも心の中で続いている「あまちゃん」と出合うために。




5月4日朝。前夜に泊まった広島市郊外の実家を出発。近くのコンビニでこんな高速バスのきっぷを買いました。

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おそらく総裁が最初で最後でしょう(苦笑

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(かなり狭い範囲をトリミングして拡大したため粗い写真になりました…汗)


前日は山陽道がかなり混んだらしいのでかなり早めに出ました。クルマの量は明らかに多く、志和ICのすぐ東の八本松トンネルや高屋JCTではかなりスピードが落ちましたが、どうにか渋滞せずに広島空港着。羽田行きが重なるラッシュ時を終えて、ターミナルはがらんとしていました。いつも7時半発の羽田行きを使うので全然雰囲気が違うなと。

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仕事のメールを確認したり、一服したりするうち、折り返しの仙台行きIBEX便(ANA系)が到着。

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何と沖止め!

ANA系なのにJAL用で使う北側の搭乗口なのでもしやと思いましたが、案の定。広島空港で初めての滑走路ウオーキングが実現しました!

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見事な五月晴れ。あたまの中で「あまちゃん」のテーマが鳴り響きました。
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