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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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静かなる戦い 三江線フォトトレイン参加記2 

(今回の参加記シリーズは総裁以外の参加者の方から写真を提供いただいています。あらためて御礼申し上げます)

きょうは全線開業40年に合わせて三江線に特別列車が走ります(このへん参照)。

キハ126石見神楽

普段は山陰本線を快速アクアライナーなどで走っているキハ126形2両編成の石見神楽ラッピング。三江線のキハ120形神楽ラッピング車両と浜原で行き違って「共演」する格好です。復旧1年祝いも兼ねて、この特別な車両を三江線全線復旧のシンボルである井原川橋梁で撮ろうというわけです。


色んなアングルで撮ろうと、参加者は橋梁の下を流れる濁川(江の川支流)の両岸に分かれます。

因原地図

片方は因原駅や集落のある東側。ツアー到着前からマイカーが何台も並び、撮り鉄さん十数人が構えています。復旧で新しくなった橋脚を前面に、江の川も抑えられるスポット。14年の夏コミ新刊「三江線ミクさんと 全線復旧編」の表紙のカットを撮った場所ですし、新聞報道でたびたび登場した向きです。

東側

地元で草刈りをやった後らしく、歩きやすく、広い撮影場所でした。ツアー参加者を含めてそれなりの人数が集いましたが、いわゆる「罵声大会」になることなく、穏やかな雰囲気でした。総裁はこちらにスタンバイしました。

撮り鉄さん大集合

東側のメリットは向かってくる列車を撮った後、振り向けば赤茶色な石州瓦の並ぶいかにも島根県西部・石見地方らしい街並みを走る車両を収められること。ちょうどカーブになっていてなかなかいい感じです。


橋梁の下からあおり気味に撮ろうと、土手ではなく、法面と法面の間の踊り場のようになっている場所から狙う参加者もいました。

色んな場所で構える

もう一方は江津方面の西側。因原児童公園へ登る階段の途中です。11年度の三江線フォトコンテストの最優秀作はここから因原の集落を押さえた写真でした。江の川こそフレームに入れられませんが、川と街並み、やまなみを撮ることができます。

因原公園途中

因原公園撮影の様子

先達に設定やここでの撮影の思い出などをうかがいながら「その時」を待ちます。

…。

まだ来ない

…。

まだ来ない2

来ない!

まだ来ない3

こういう特別列車だと乗り降りに時間がかかって遅れがちなんですよね。そうでなくても山陰のJRは基本単線なのでちょっとしたトラブルでも遅れが広がって、よく他の線までとばっちりを受けますしね(苦笑


「来んね〜」と周りの皆さんで言い合うことしばし。予定より5分以上遅れて踏切がカンカンなり始めました。

見えた!

いざ、勝負!

踏切まで来た!

ゆっくりゆっくり姿を現したキハ126。

踏切を越えた!

キタキタキタキタ!

濁川を渡り始めた!

ゴーーーーーーーー。

橋梁の中間に

風とともに響くレール音。

だいぶ近づいてきました

カシャカシャカシャカシャ…。

キタキタキタ

いくつも重なるシャッター音。

再接近

よく見ると車内から手を振ってくださっています。


列車が自分の横に並んだ瞬間にターン。人によってタタッと小走りして、今度は因原の街並みを走るキハ126を激写!

向きを変える

まずは縦

横も

まあまあかな。


列車が因原駅の方へ去って行くと、ツアー客以外の撮り鉄さんは急いでマイカーに戻って追尾開始です。


一方の西側。こちらの居た広島支部長は県道の高さまで降り、橋梁のちょうど反対側から撮っていました。濁川両岸にわらわらと集まっていた人々にびっくりした地元の方が外に出てきて「一体何事ですか」と聞かれたそう。


そして撮ったのがこのアングル。

対岸から

ああ、きょうの井原川橋梁を象徴する1枚はこれよね!と膝を打ちました。いつもと違うアングルを模索し続ける大切さを改めて感じました。やられたなあ(笑)


二手に分かれていたツアー参加者は再びバスに集合。にっこりしていた方もいれば「なかなか上手くいかんねえ」という方も。みんなで乗って、全線開業40年イベント真っ最中の浜原に向かいます。




因原~浜原地図

そしてここからはゲスト登場です。川本町観光協会嘱託職員の有田さんです。「しまね映画塾」で出演者になるため髭を伸ばし中。

「観光協会のおじさん」登場

石見川本駅では12:09着三次発当駅止まりと、13:43発の江津行きがあります。時刻表上は別々の便ですが、同じ列車、運転士がいったん休憩した後、直通します。つまり事実上「1時間34分止まる列車」がある感じです。


有田さんはここに目を付け、水害前の13年7月からほぼ毎日12:09に合わせて駅前に立ち、観光客の案内をされています。列車到着時はちょうど係員のいない無人駅状態の石見川本。日曜に閉まる店も多く、有田さんが立つ前は昼ごはんの食べられる店を見つけられず、右往左往する列車客が結構いたといいます。


有田さんはオリジナルの街歩きマップも制作(ここからダウンロードできます)。運休中も代替タクシー、バス客向けに立ち続け、2年2か月で2000人以上を案内されたそうです(このへん参照)。NHK松江のローカルニュース「しまねっと」にも特集で登場しました。Dangyo.Kさんがネットで公開しているマンガ「三江線クルーズ」に簡単な紹介があります。(第31話第32話参照)


そんな有田さんが乗車して、かつて石見銀山を巡って毛利氏などと争った地元大名小笠原氏や、水害、三江線のある日常や思い出話などを語ってくださいました。話の引き出しがいくらでもある方で、また今度じっくりうかがってみたいと思いました。

47水害水位

バスは行き違いのための電光掲示板がある激しい険道区間をグイグイと抜けて美郷町へ。普通車でも難渋することのある場所ですが、ベテラン運転手さんの技にかかればまるで普通の道です。

険道

竹の横からは2車線の快適路。ふと明塚の対岸あたりで三江線を見やると…


先ほど撮影した特別列車!


そう県道が走りやすい一方、列車は元々徐行の多い区間な上に遅れたもんだから追いついてしまったのです。特別列車とほぼ同じタイミングで浜原に到着。予定外だった神楽車両の共演を撮ろうと意気込んだ方はダッシュでホームへ飛び出して行きました。


総裁はダメでした。記念イベントに参加された別の方から共演の写真をいただきました。

神楽共演

駅前では地元和太鼓グループが歓迎のばちさばきを披露。

和太鼓!

祭りだ、祭りだ〜。
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持っている路線 三江線フォトトレイン参加記1 

夜が明けると雨が止んでいました。

三江線、持ってるなあ。




広島県三次市と島根県江津市の108kmを江の川沿いに結ぶJR三江線は8月、全線開業40年を迎えました。

三江線フォトトレイン地図


島根、広島両県の沿線6市町などでつくる活性化協議会(リンク)が30日、ほぼ中間にある浜原駅(島根県美郷町)で記念イベントを開くのに合わせ、以前からお世話になっている安芸矢口企画さんコーディネート、備北交通さん主催の日帰りツアー「三江線フォトトレイン」があり、総裁も参加し、お手伝いしてきました。東京や埼玉から駆けつけた大学時代の駅バイト仲間3人も一緒です。


カメラ片手に撮り鉄の大先輩2人と一緒に沿線を旅して、記念イベントも楽しむツアー。前夜しとしとと降り続いていた雨はすっかり止み、昼からは天気予報ではあり得なかった青空まで広がりました。



(今回の参加記シリーズは総裁以外の参加者の方から写真を提供いただいています。あらためて御礼申し上げます)


灰色の空の下、まずは安佐南区のわが家から広島交通で紙屋町へ。前夜にわが家に泊まった首都圏の3人も一緒です。まだ目覚めきっていない日曜朝の町並みをバスはスイスイ走り抜けました。バスセンターからは備北交通の高速バスへ。ここで今回のツアーへともに参加する広島支部長と合流しました。

バスセンター

今回のツアーは基本的に三次発ですが、広島市方面からの人向けに千代田インターからも合流できるようになっています。


午前7時45分の東城行きには既に行列ができています。広島から三次・庄原方面だとJR芸備線を思い浮かべる方も多いですが、備北交通と広電が三次までは昼でも合わせて30分間隔で高速バスを走らせています(このへん参照。PDF注意)。総裁が今まで乗った限りでは、どの便も十数人乗っていて広島市と県北を結ぶ動脈になっています。ことし3月までは庄原行きの深夜バスまであったほどです。


バスは時刻通り発車。隣にあった市民球場がなくなってすっかり視界が広がったバスセンターのスロープを駆け下ります。ゆったりとしたリズムを刻むドライビングにみんなうとうと。ぴったりダイヤ通りに千代田インターに着きました。ここで総裁たち以外に女性1人が下車。どうやら同じツアーに参加される方のようです。


集合場所はインターバス停の隣にある道の駅。中国道から見ると巨大パラボラアンテナのような太鼓の存在感がが。。

15083002.jpg

「晴れたらいいなあ」などと話しているうちに、備北交通の貸し切りバスが到着。「三江線フォトトレイン」の札が誇らしげです。

備北交通貸切バス登場

でん。

三江線フォトトレインの札

新しいバスだから車内もキレイ!

ツアー参加者はここで27人になり満席に。備北交通さん、安芸矢口企画さんの挨拶の後、発車。国道261号を北に向かいます。途中できょうのコースの簡単な案内があり、三坂トンネルで県境を超えたところでみんな拍手(笑)

(三坂トンネルを出るとこんな光景…写真を撮り忘れたのでストリートビューから)

広島市内からたった1時間の距離ですが、県をまたぐと急に旅した気分になります。


ここで7月19日に島根県川本町の石見川本駅近くであった「三江線vs人」の競走動画を上映しました。



三江線は2013年8月24日に島根県西部を襲った記録的豪雨で町内にある鉄橋の橋脚1本が流されるなど72カ所で大きな被害を受け、浜原〜江津(島根県江津市)で11か月間運休しました。


橋脚の流された鉄橋の様子を最初見た時、茫然自失になりました。ショックという次元ではない、その場から動けない、何も考えられない状態。次の瞬間、ようやく頭を思い切り金属バットで殴られたような感覚。

15083006.jpg

災害を機に一足飛びに廃止になった高千穂鉄道のことがアタマをよぎりました。当時休止に追い込まれていたJR岩泉線に次ぐ、日本で2番目に輸送密度(1日1kmあたりの乗客数)が低くなっていた三江線。


「これで終わった」


総裁も沿線の多くの人も覚悟しました。


しかし、2日後に島根県知事が現場を訪れ復旧を最大限支援することを表明。どん底の三江線が不死鳥のようによみがえったのです。14年7月19日の全線復旧日にはびっくりするほどたくさんの人が沿線にあふれ、鉄路再生にわきました。

復旧当日川戸

15083008

全線開業の時に総裁はまだ生まれていませんでした。当時の様子は写真でしか分かりませんが、きっとその時に負けないぐらいの「熱」に満ちていたと思います。


三江線vs人の競走はその復旧日の翌日に第1回目があり、今回は2回目。バスの皆さんも手に汗握りながら動画に食い入り、ゴールと同時にどよめきが起きました。


間もなく着いた道の駅瑞穂でトイレ休憩。

道の駅瑞穂で休憩

余韻に浸りながら川本町因原の井原川橋梁に着きました。橋脚の流されたあの鉄橋です。

井原川橋梁の今

さあ、撮影タイムです!
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