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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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冬、山陰 

日本は西へ行くほど暖かくなると思われがちですが、冬の山陰は別格。鉛色の雲が低く垂れ込め、山間部は雪に閉ざされます。それゆえ広島から見て山陰は心理的に遠く感じます。


加えて総裁は昨冬死ぬような思いをしこのへんをご覧ください)、パトカーにも乗れたのでこのへんをご覧ください)、めっきり島根へ足が向かなくなりました。


とはいえ、冬の山陰は銀世界だからこそ胸を空くような景色に出会えます。質の高い温泉に恵まれ、冬の寒さすら旅を演出する要素に思えてしまうのです。そして食い物がうまい。


去る3月11日、そんな山陰、島根を訪れる機会に恵まれました。昨年10月にも参加した、安佐北区の古書店「芸備書房」のオフ会です。何と一畑電車の最古参車両デハニ50系を貸し切ります。


広島駅新幹線口に午前7時集合。夜勤中心の職場になって以来、輪をかけて朝が弱くなり、総裁はかなり低テンションです。一方で同じ時間、団体バスに乗りにやって来ているおっちゃん、おばちゃんは元気元気。団塊マネーで日本の消費を支えてくらはい…と言うのが精一杯です。


中三田に実家がある方のクルマに相乗りするため、下道(したみち)で三次へ。懸念された雪が舞う中、赤名越えをしました。


宍道湖沿いまで来ると広島でも見られなかったほどの青空に。周りの静けさとは対照的にパチンコ屋が妙ににぎわっていた通りを走り、松江駅で1人が合流。気分上々↑↑で松江しんじ湖駅に着いたのでした。
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思った以上に近代的な駅でびっくり。ちょっとデザイナーズ系なイスが並ぶ待合室には電光掲示の発車案内があり、何と我々が乗る貸し切り電車まで表示されています! 何だか凄いことになってるぞ。
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とりあえず時間があるなと見回すと、駅の外に足湯がありました。温泉好きの総裁、これは入らずには入られない。念のため持ってきたタオル片手に足をつけます。ぬるめですが、じんわりと湯がしみ込んできて体がポッポしてきました。さぁスタンバイOK。


発車数分前に我々が乗る電車が到着。改札を済ませたら撮影タイムです。総裁を含めて参加者がホームを右に左に走り回りシャッターを切ります。
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乗ってみると、何と畳敷きになっています。車内は何十年分の時が作り出したこげ茶色。深みがあるツリカケ音がアタマにすうと染み込みます。定刻に電車は出発。カタンコトンと揺れる車両に身を任せます。電車を味わう、とはこういうことなのでしょう。


(当時)日本一長い駅名だった「ルイスCティファニー庭園美術館前駅」からの参加者が乗って、全員集合。昼食タイムとなりました。
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総裁が事前に予約していたのは「七珍(しっちん)物語」という駅弁です。七珍とは宍道湖で獲れる代表的な魚介類の総称で、ヤマトシジミ、ワカサギ、シラウオ、コイ、ウナギ、スズキ、ヨシエビ(モロゲエビ)のこと。1930年、地元紙「松陽新聞」で始まった連載からできた言葉のようで、当時はどれを七珍とすべきかもめたそうです。


七珍弁当はこの七種の魚介類を、ちらしずしで味わおうという欲張りな内容。宍道湖を眺めながら、その恵みを味わうというのはなかなかの贅沢です。弁当代は少々高めですが、ビールも入って気分が良くなるとあんまり気になりません。
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窓を額縁にし青空と湖のキャンバスを満喫するうち、一畑口のスイッチバックを過ぎ、雲州平田に着きました。ここで時間調整のため少々停車。反対側ホームに1日1本の急行「出雲大社号」が止まっていたこともあり、再び撮影タイムです。


普通、鉄道会社って総裁も含めたマニアには冷たいものですが、一畑さんは実にサービス精神旺盛。ありがたい限りです。この後川跡からはお願いに応えていただき、デハニ50系で時速70キロの急行運転を体験。一オクターブ上がった走行音と揺れに、車両の意地と、丁寧に整備されてきた一畑さんの心意気を感じました。


出雲大社に参拝してから2グループに分かれました。前日にオープンした歴史博物館へ行くグループを見送り、総裁らは旧大社駅へ。
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「Old Taisha Station」という微妙な英語表記が印象的な標識に従って駅前に着くと、何と廃止当時のままで駅舎が残っているのです! (歴史などはこちらを参照)

思わず「おーっ」と歓声を上げました。重厚な造り、年月が積み重なった木の壁。改札口も窓口も運賃表もそのままです。今にも列車が入ってきそう。待合室にしばし腰を掛け、にぎわった当時に思いをめぐらせます。よくぞ取り壊さず、残してくれた。地元の皆さんにアタマが下がる思いです。
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後ろ髪ひかれるようにOld大社駅を離れ、出雲そばをすすった後、今度は一畑で電鉄出雲市へ。出雲市からは特急「スーパーおき4号」に乗り、松江へ戻りました。


スーパーおきは最新の187系。「内外装が安っぽい」「特急料金を払うと相当割高」など批判も多いですが、やっぱり速い。夕日でオレンジ色に輝く宍道湖を見ていると、西から迫る夜のとばりに、少しは対抗できそうな気がしました。


松江駅からしんじ湖温泉駅へバスで戻り、出雲大社で別れた面々と合流。再びクルマ2台に別れ、18時半過ぎ、それぞれ広島へ向け出発しました。


総裁が乗ったクルマは「芸備書房の集まりなら、備後落合を回ろう」と決まり、遠回りでの帰広になりました。


途中木次の道の駅で夕食をとり、亀嵩温泉で風呂につかったりしたので落合着は23時。その後ものんびりと走り、総裁宅に着いたのは1時半でした。車内でどんな話をしたかは一切内緒で(笑)


近くて遠い山陰をじっくり楽しむことができました。クルマで往復したとはいえ、やっぱ汽車旅っていいな、とあらためて思えた旅。また行きたいですね。企画していただいた芸備書房店主氏に感謝。
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