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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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広島発 バスに揺られて 2nd stage 

このあたりの地図をご参照ください)
山越えにあたり、まずはかばんをコインロッカーへ。本当は向かう先の由比駅に置きたいが、事前に調べたところあちらはロッカーがないらしい。あとでJRで戻って取りに来よう。


のんびり歩きたいところだが、由比駅の少しだけ西、寺尾橋バス停からのバスは17:35で終わってしまう。あす土曜日は極端に便が減って、朝10時過ぎまでバスがない。また運が良ければ17:35の1時間前の便に間に合いそうだ。


自然と足が速くなり、早くもじっとり汗ばむ。気づけばもう夕方。昔学校の前にあったような文房具店や、個人経営のクリーニング店がポツポツある住宅地から、下校途中の小学生たちの声が聞こえる。


住宅地の道が突き当たってしまった。こういう昔ながらの街でヘンに路地を右左折すると道に迷うもと。線路の方へ向かう。踏切を渡るとちょうど自動車学校があり、コース内をたくさんの車が慎重に走っている。


総裁はのん気な旅をしているが、ほかの人はそれぞれの日常を送っているのだ。旅を続けられるお金と休みがあるありがたみをあらためて噛み締める。


意地になって前を歩く小学生を抜かして、東海道線をまたぐ興津橋へと坂を上る。ちょっと息を切らしながら、高いところからこれからのルートを考える。


事前の調べでは海沿いを歩いてさった峠へ上るほうが近道のようだが、橋上から見る限り海沿いの道は興津川を渡った後、国道1号に吸収されているように見える。本当にさった峠に上る道があるか自信が持てない。もしかして総裁が見たサイトが古い情報を出しているのかもしれない。


よし、遠回りでも北側からさった峠に入ろう。


このあたりの地図をご参照ください)
とりあえず興津川沿いに出るのが先決。陸橋脇の階段から住宅地へ下りる。金属工場へのトラックが行き交う、少し幅の広い道を一路東へ進むと間もなく興津川に行き当たった。さて橋は…かなり上流にあるじゃん!


近いのなら下流の橋を渡ろうかと、見回すも下流にあるのは東海道線の橋で、道はそこで途切れている。うーん、上流に行くしかないのか。


考え直した方がいいかなと思っていたら、一台のタクシーが上流の橋を渡っていった。しばらく見ていると、川向こうに見える山道を登っている。どうも上流の橋こそさった峠への入口らしい。


このあたりの地図をご参照ください)
橋を渡ると、一見奥が行き止まりっぽく見えた。
よく見たらさっきタクシーが登って行った先には老人ホームらしき建物がある。ここはもしかして老人ホームへ行くだけの道? 一瞬不安に思ったが、少し歩くと「→さった峠」という看板が! 色々迷いはあったが、目の前が明るくなった気がした。ていうか、観光名所なのにこんな案内でエエんかいな


このあたりの地図をご参照ください)
集落の端っこで道は曲がりうねうねとカーブしながら標高を稼いでいく。割と最近整備されたっぽい道を進むうち、やっと頂上が、そして看板が見えてきた…。
07070601

この道で正しかった! ホッとひと安心するとともに、やっぱり近道が別にあったみたいで少しガックリ。駅で聞けば良かったかなあ。…と、安心したのか清水で食べたカレーのツケが…腹がゴロゴロ鳴り出した。ここでかよ。。


こうなったら進むしかない。倒れるなら前向きに倒れたいじゃないか(この台詞、も書いたような)。もう少し坂を上ると墓場と、何とウオーキングの人向けと思われるトイレがあった! しかも結構立派。ウンはついて…いや、くだらんシャレはやめておく。


墓場から先はちょっとした山道だが、階段が整備されているので楽チン。5分も上ったらもう峠の頂上だった。現在15:45。駅を出て40分の道のり。
07070602

何という絶景! 思わず「うわー」と声を上げた。雲で富士山こそ見えなかったが、そんなことはもうどうでも良かった。時代は変わっても、たとえアスファルトの道路や線路があっても、広重の描いたダイナミックな自然美は今も健在だった


おそらく昔の旅人も同じように歓声を上げたに違いない。総裁も新幹線でサッと通り過ぎるとは訳が違う。ちょっとだけ昔の人に近い感覚で感動できた気がした。
07070603

↑案内板によると、晴れた日はこんな風に見えるらしい。

このへんの地図をご参照ください。また総裁のように道を間違わないためのウオーキングマップや、ライブカメラ映像が由比町のサイトで見られる)
すっかり疲れが吹き飛んだ。あとはただ下るだけ。


由比町側の斜面にはミカン畑が広がり、葉っぱと同じぐらい青い実が無人市に並んでいた。濃い緑色の斜面をゴンドラの線路が縦横無尽に通り、まるでみかんの房のようだった。


5分ぐらい歩いたら駐車場があり、カメラを持ったオッサンが準備中。ここからはアスファルト舗装された道だ。傾斜はかなり急になり、足が笑わないよう、ゆっくりゆっくり踏みしめる。


あまり人の手が入らないのか、頭の上ではクモがびっしりと巣をつくり、なかなかに壮絶なことになっていた。
07070604

このあたりからトンネルから出た東名高速も見られるが、午前中にあった通行止めの影響かまだ混んでいる。


大音量の歌が聞こえるので何かと思ったら、右翼カーが渋滞に巻き込まれ、やけくそ?で軍歌を流し続けているのだ…。とりあえず由比までだったら総裁の方が早く着きそうだ。


測量工事をしている横を通り抜け、さらに坂を下ってやっと西倉沢の集落が見えてきた。いま16:20なので、何だかんだいって頂上から30分かかっている。昔の旅はとにかく時間がかかった。

このへんの地図をご参照ください)
西倉沢からの道は数十年前から時間が止まったような、東海道の面影を残す街並みが続く。山の緑と、茶渋色に染まった家の壁とのコントラストが実に味わい深い。お年寄りが散歩したり、ニャンコがゴロゴロしていたり。
07070605

ただ、道幅も昔のまま。離合はなかなか大変な道幅でデミオとステップワゴンが苦戦していた。


それにしても景色は良いのだが、なかなか駅に着かない。集落が見えたらすぐだと思っていたのだが…、最初の家から15分歩いてようやくバス通りに出た。


今は富士急静岡バスの西端になった寺尾橋バス停には、興津までバスがあったころの面影が残っていた。
07070607


0707060916:45、やっと由比駅到着。荷物を取りに東海道線で興津に戻る。


よく考えてみれば(ルールの範囲で)JRに乗るのはこの旅で初めてだ。1時間45分かけた道も電車だとたった5分。しかも18きっぷユーザーからアム○○イのように嫌われている、オールロングシートの211系だったりするので、さらに切なかった。


興津でカバンをピックアップし、由比へとんぼ帰り。今度はボックスシートの111系だったのでかろうじて旅情を保てたか。結局電車で往復したわけだが、さった峠からの眺めに勝る車窓は見られなかった。ちょと優越感


由比に戻ったころにはすっかり日が暮れていた。青紫色に染まった駅前広場に、家族を迎えに来た車のヘッドライトの列ができていた。


軒先で下校する子どもたちを見守るオジさんににらまれながら、再び寺尾橋へ。カに刺されながら待っていたら、東の方からバスがやってきた。
07070608

これでバス旅つながったどー。


※旅の後分かったのですが、この区間の国道1号静清バイパスには歩道があるそうです。また西倉沢から由比駅へは曜日限定でコミュニティバスが走っています。
※総裁と同じコースをたどる場合、清水駅から但沼車庫行きに乗って「JA興津支所前」がさった峠の最寄りになります。興津駅から興津支所までバスで行くべきだったか悩ましいところ。
※興津川を渡った「興津東町」の方がより近いのですが、清水駅行きが平日朝1本止まるだけのバス停なので実用度は限りなく低いです。
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