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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どう(道)でしょう11 

さらにオホーツク国道を南下すると、海沿いに「かに」の看板が目立つように。空はどこまでも真っ青で思わずスピードを上げ…ようとしたら、スピード違反でやられた車が止まっていました。北海道の道はかなり早めに流れていますが、やるときはやるんじゃなあ北海道警。。

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藻琴駅手前で国道は内陸に振れ、一転して原野の中を走り抜けます。どこまでも広がる黄土色の風景に思わず見とれてしまいました。そして網走を出て20分ほどで小清水駅に到着。ここは道の駅も併設していて、早速カントリーサインマグネットを購入です。

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そしてこの駅に来たもう1つの目的がDMVです!!

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DMVは「デュアル・モード・ビークル」の略称。ローカル線活性化の切り札に、とJR北海道が開発した「線路を走るバス」です。バスを走らせたらなぜローカル線にプラスなのか? いくつか挙げてみると…。


1.駅や線路から離れた場所へ乗り換えなしで行ける。特に雪深い冬の北海道では駅→病院・学校へ行くのが大変。
2.市販のマイクロバスベースなので車両代が安い。鉄道気動車1両が1億円以上かかるのに対し、DMVは2000万円程度。燃費も安い。
3.メンテナンスが安上がり。車両自体の点検費用が気動車より安く抑えられるし、鉄道車両に比べて軽いので線路を余り痛めずに済み保守費用が減らせる。
4.現行の試作車は定員17人だが、DMVは連結可能で、路線事情によってフレキシブルに車両を増減できる。


おお!って感じです。総裁同様目からウロコが落ちた全国の自治体からオファーがあり、静岡県富士市や熊本県高森町で走行試験もありました。富士市はJR駅・岳南鉄道と市内中心部にあるバス専用の吉原中央駅(バス旅のこのへんで登場)、大型ショッピングセンターが離れていて威力を発揮しそう。高森町は南阿蘇鉄道の地元で、阿蘇と高千穂を結べるようにしたいらしい。


もっとも技術的、法的課題はまだまだ多く、今は小清水-藻琴で「試験的営業」をしている段階。お客は「DMVを使ったミニツアーに参加する」という形で乗ることができます。よってきっぷも特殊。パックツアーで配られる乗車票と同じだそう。

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ホームに出ると、線路脇の空き地に真っ黄色のシビリアン(日産ディーゼルが発売しているマイクロバスの車名)が鎮座。眺めているとギュイーンと音がして鉄道車輪が現れ、フロント部が持ち上がりました。いきなりのトランスフォーム(←分かる人だけ反応してください)にほかのお客さんとともに「おおー!」。思ったより時間はかかりませんでした。ナイトライダーの世界が、ほんのちょっとだけですが現実になったんですねえ。

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鉄道モードになったところで、JR北海道の人が指を差しながら「××よし!」と点検開始。線路を走る以上、鉄道車両と同じ要領で点検をせんにゃあいけんのんですよね、そりゃあ。よくよく聞いてみると鉄道では言わないようなパーツも歓呼されていて、不思議な感覚です。

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ひと通り点検が終わると、DMVはバスモードに戻りました。鉄道車輪がスススと収まり、何事もなかったかのように普通のマイクロバスになりました。ガイドさんに案内していただいて、いざ乗車です。(ちなみに左脇のスロープは車いす用。そういえばノンステップのマイクロバスって見たことありません。今後実用化に向けての課題でしょうね)

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まず電車モードに切り換える場所まで網走バスのウテシがハンドルを握ります。当たり前ですがマイクロバスと同じエンジン音が響き、座席も乗り心地も普通のマイクロバスと同じ。違うのは添乗員席が2つあって、ガイドさんとJR北海道のウテシが座っている点。あと鉄道車両でもあるので、座席脇には鉄道に貼る注意書きステッカーもありました。

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免許の都合もあり豪華3人体制での運転なんです。ちょっとVIPになった気分。実際にローカル線を走るときは大型2種免許を取ったJR北海道のウテシ1人が乗務するんでしょう。


砂利道を少し走ってモードチェンジ場所に着きました。ガイドレーと鉄道標識に従って停車。JR北海道のウテシに交代し、フロントの鉄道車輪を出します。(ガイドレールの写真はモードチェンジ後、進行方向逆側から撮影)

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車輪を出す前はこんな見え方でしたが、

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ぐいと前が持ち上がるとこんな見え方に。結構傾きます。線路は見えにくいですが、展望はこっちの方が良いかな。

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ここからJR北海道のウテシが摩周の指令所と無線でやり取りします。線路に乗っかるためには信号システムを調整してもらわんといけません。結局発車できるまで10分近くかかりました。ガイドさんは勝手知ったるもので、ここでDMVの基本の「き」を説明。話を聞いたり、パンフレットを見たりして時間をつぶしました。


鉄道は信号や信号区間(閉塞という)について細かい縛りがあります。安全に運行するための規制ですが、ここでは完全にアダになっています。こんなにかかっていてはバスに乗り換えても変わらないや、という話になりかねません。ここも営業運転に向けての課題ですね。。


発車前に運転席回りも見ておきましょう。

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柵があるため、マイクロバスに付きもののウテシ横「ヲタ席」は座れません(笑) 機械類だけ見ると完全に路線バス。合成音声装置やナビらしきディスプレイもあります。左下の緑やオレンジのボタンはモードチェンジ用? 運賃表や方向幕制御機が付くともう少しゴチャゴチャしそうです。


そして線路を走るのでちゃんと鉄道仕様のスタフもありました。

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注意書きが長い(笑) 鉄道基準でバス運転を表記したらこんな感じなんですね。律儀で真面目な日本の鉄道らしさを垣間見ました。


ガイドさんの話が終わったころ、線路へのゲートがオープン。いよいよ発車です。
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