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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どう(道)でしょう12 

マイクロバスのエンジン音を響かせながら、DMVはそろりと線路に入りました。車両が軽いからか、道路を走っているのとは違う、ちょっと浮いたような感覚。レールの継ぎ目ではガタンゴトンではなくシャキーンシャキーンと金属っぽい音がします。

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線路の両側は原野。レール脇まで民家が並ぶ本州とはまったく違う、牧歌的な風景です。DMVはその中を、秋の優しい風のようにゆっくりゆっくりと走ります。左側の窓全体にハクチョウ飛来地の濤沸湖が広がってきました。道路より一段高いところを通る鉄道は湖を眺める特等席です。

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と、湖岸に馬がいました。彼らは濤沸湖の貴重な野生花を雑草の繁殖から守るために放牧されているのだとか。しばらく先では丘の上を馬で駆け抜けている人たちがいました。おお、ザッツ西部劇! 日本でこんな光景が見られるなんて、思いもよりませんでした。

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そして駅では別のお迎えがありました。大きなお友達です!

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原生花園駅にも北浜駅にもカメラがずらり。ガイドさんも心得ていて「スターになったつもりで手を振ってみましょう」。総裁、気分は一般参賀です(笑) 最後尾の駅とは反対側だからまず写らんのんですけど、ほら、気分ってやつ。旅は人を素直にします。


DMVの右側は丘。濃い緑色の木々と、黄土色の草が広がり高地をほうふつとさせます。小さなオレンジ色の花が印象的でした。

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そして丘が途切れるとオホーツク海が待っていました。10月中旬はサケ遡上シーズン。一本釣りをしようと多くの太公望が竿を並べていました。北海道ではサケを「あきあじ」と呼ぶそう。粋な名前だなあ。あきあじと呼ぶともっと美味そうな気がするから不思議です。

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竿の列の先にジブリ映画に出てきそうな家が見えてきました。

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地元で「ゴミの家」(記憶曖昧・間違っていたらごめんなさい)と呼ばれていて、材料はすべて廃品。ドラマ「みにくいアヒルの子」でガー助役岸谷五朗さんの家として使われたそう。


今回ガイドさんからこの「みにくい~」のタイトルを何回か聞きました。そういえば当時話題になりました。網走が舞台になった作品の代表格は「網走番外地」。健さんの世界とは違う新しい網走のイメージを築いたドラマとして、本州の人間以上に地元の心に残っているんでしょう。


家が増えてきて藻琴に到着。ここでDMVはバスに戻ります。鉄道車両に変わる場合と違い閉塞確認やATS切り替えなどはなく、車輪が納まって網走バスのウテシに交代したら即発車。鉄道標識こそありますが、ガイドレールもなくチェンジ場所は見た目ただの空き地です。

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駅舎はかなり年季が入っています。ここを最新の乗り物が通るんだから面白いです。

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鉄道モードの間、ハンドルは固定されて、ウテシはバスのアクセルとブレーキで速度調節。ハンドルでクラクションを鳴らします。前日総裁らは美深で似た機構のトロッコを運転しましたが(ここを参照)、道路と違って線路だと足で速度調節するのは意外と難しい。雪道走行も含めてまだまだ試験運行が必要そうです。




陸路に戻って今度は山側へ。坂を登り切ると一面の畑がどこまでも広がっていました。薄く濃く続く緑のパッチワーク。雄大な光景に息をのみました。この農道?には「感動の径(みち)」という通称があります。行政じゃなくて旅行会社の添乗員さんが名付けたそう。最初はちょっとオーバーな呼び名じゃと思いました。でも見るほどに美しさを増す大地を眺めるとあながち悪くないなと思ってみたり。

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そして遠くに見える知床半島をバックに、ガイドさんが「知床旅情」を歌ってくれました。ゆったりとしたメロディーと車窓がとっても合っていて、心地よいリズムに身を委ねられました。バスツアーってやっぱり歌が似合いますよね。

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濤沸湖を回ってバスは浜小清水に戻ってきました。所要約1時間。北海道の自然をスローに満喫できました。


今回はお客さんの中にJR北海道の人がいたらしく、浜小清水到着後ウテシと親しそうに話をしていました。あすのローカル線を担うDMV。特急同様、その運転士は社内でもある意味花型なんかもしれません。


駅前スーパーに店オリジナルの「DMVまんじゅう」なるものがありました。カボチャが混ざった黄色の生地に、アンコ、その中に芋が入り、黄・黒・黄のDMVカラーに。もちろん即買いしました(笑)


(前回・今回の更新で登場したDMVについては、朝日新書「線路にバスを走らせろ 『北の車両屋』奮闘記」が開発の詳細を紹介しています。技術面も分かりやすく書いてありオススメです)
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