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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どう(道)でしょう19 

次に気付いたときは窓の外がほんのり明るくなっていました。午前6時。夢を見ることさえもできないぐらい疲れていたのでしょう、10時間半がほんの一瞬でした。身支度を調えて、しっかり朝ごはんを食べて、7時半にホテルを出発。北海道最終日、目指すは陸別です。総裁、運転士になります

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北見から陸別を経て道東南部の池田町まで、ふるさと銀河線という三セク鉄道がありました。元は国鉄池北線。民営化後の1989年、北海道ちほく高原鉄道が運行を引き継ぎました。しかし少子化で通学客が減り、沿線の過疎化も相まって乗客は半減。赤字経営で安定基金も底をつき、2006年3月末で廃止になりました。


残った気動車10両のうち6両は陸別町が買い取りました。町はその6両で08年4月、体験施設「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」をオープン。500m限定ながら本物の気動車を運転できるようになりました


一部の土日限定30分コースと、限定日以外の2時間コースがあり、総裁は後者を予約しました。せっかく北海道まで来たんだし、ココでしかできないので。帰りの飛行機に間に合わせるため、9時半からの朝イチを予約。よって早朝スタートとなりました。息を白くさせながら早朝の道道を飛ばしました。


訓子府でガソリンを入れ、美園峠を越えて陸別町入り。途中の道路工事現場では片側交互通行の手前に「徐行」の旗を持っている人がいました。そういえばきのう見た現場でも見ました。。本州なら看板で済ませるところ。道内では人を雇っているようで、何とかして働き口を作っているのかもしれません。


国道に合流してしばらく走っていたら右側に朽ちた小屋が見えました。ん、あのテの造りは…。

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駅だ!!!


そう、元ふるさと銀河線の駅。国道沿いのバス停名からして元の川上駅です。

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線路もホームも草が伸び、ここだけ06年3月で時間が止まってしまったかのよう。元々秘境駅だったそうですが、列車が来ていたころはまだ人の手が加わり、人の気配を感じられた場所です。そこが自然に還ろうとしている…胸が締め付けられるような思いでした。平日の朝ですが国道を通る車は少なく、あたりはしーんとしていました。


大きく息を吸って、振り切るようにしてAZワゴンのエンジンを始動。そして5分ほど走り陸別町最初の家が見えてきたあたりで、また廃駅がありました。かつての分線駅です。

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簡素な板張りのホームは、簡易乗降場から格上げされた駅が多い北海道らしい造り。ふるさと銀河線が運行していたころでも「本当に列車が止まってくれるんかな」と思ってしまいそうです。徐々に草が伸び、ここも自然に包まれようとしていました。




ゆるやなか坂をさらに下って、9時前、旧陸別駅着。今は道の駅「オーロラタウン93りくべつ」兼バス乗り場になっています。

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そしてふるさと銀河線が確かにここを走っていた証しが誇らしげに残っていました。

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待合室にはばあさん数人と女子高生が。川上、分線とも人の気配が完全に消えていただけに、駅が今もふれあいの場になっていてホッとしました。早速売店へ行きカントリーサインマグネットを購入。

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陸別町は冬期の平均最低気温が日本一低い町。それを逆手にとってPRしているそうで、このキャラクターにも「しばれ君」という名前がついています。由来はもちろん「寒い」の北海道方言「しばれる」。縛れ君…いや、よこしまなことを考える総裁が悪かったです(汗) 何だかテンションが上がってきたのでストラップも買ったらステッカーが付いてきました。

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グッときませんか? 思わぬところに掘り出し物がありました。


9時20分になりました。どこが窓口だろう、と旧改札口の十勝バス券売所へ行ったら「ここですよ」とのこと。色んな物を渡されました。

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左は体験証。2時間コースは2回目から割引があるそうで、その証明にもなります。


右が運転マニュアル。図解入りで操作のイロハが丁寧に書いてあります。このほか記念入場券(硬券)ももらいました。

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そしてきょう指導していただく初老の運転士氏と対面。自己紹介を受けてふと窓口脇にかかっている名札を見ると、一番左側=いの一番に名前がありました。ベテラン中のベテランのようです。本物の運転士見習いになった気分。「じゃあ早速行きましょう」。ヘルメット、軍手を身につけてふるさと銀河線の標準形式・CR70形車両に乗りました。

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何と車内は現役時代そのまんまです! 掃除が行き届き、いつでも営業運転できそう。中はひんやりしていて、これから総裁が息吹を吹き込むというわけです。まずは運転席へ。緊張してきました。

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指導運転士氏と2人で立つと結構狭い。まずは横のパネルに付いているスイッチを動かします。

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バッテリー、制御と、運転士が一定以上操作しないと警告音を鳴らし列車を止める「デッドマン」をON。そしていよいよマスコンキーを差し込んで向きを「前」にセットします。前照灯、標識灯を付け今度は反対側(進行方向逆側)の運転席へ。と、忘れてはいけません。車両中ほどにある機関冷却水の目盛りをチェックします。指導運転士氏と2人で「機関冷却水ヨシ」と指差し確認。

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お恥ずかしながら、運転関係のチェックは全部運転席か車外でするものと思っていました。こんな場所にこんなものがあったとは! 知ってるようでまだまだ井の中のカワズです。


反対側の運転席では向きを「後」にセットし、似たようなスイッチを色々付けたり消したり。再び前の運転席へ戻り、いよいよエンジン始動ボタンを押します。緊張の一瞬。ガガガガガガガガガガガガ…気動車でおなじみのあの音が聞こえてきました。総裁の手で気動車に命を吹き込んだのです。ちょっと感動。オーバーか。


次にエンジンや付随する機器自体に問題がないか、ササッと車外を点検します。

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横長く並ぶラジエター、コンプレッサー、エンジンが変な音を出していないか、水や油が漏れていないか見ていきます。うーん、大丈夫げ←すいません、素人なもので。

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写真中央下あたりに付いている「予」と書かれたタンクは暖かい地域の気動車には付いていない、暖房装置その2。氷点下30度まで下がる寒地を走った車両の真骨頂です。


目からウロコが落ちる思いで指導運転士氏の説明を聞き、コックをひねったり、指差し確認をしたり。駆け足でしたが40分ぐらいかかりました。本職の方は毎日これをされているわけです。乗客が見えないところでプロが安全を支えていることをあらためて知りました。アタマが下がります。


さあ、いよいよ運転です。
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