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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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広島発 バスに揺られて(番外編10) 

3.瓜島17:16→17:29芝川(芝川町営バス)芝川←→瓜島
09021501

(運賃は240円)

このへんの地図をご参照ください) マイクロバスはいったんバス停を通り過ぎ、先ほど総裁が前を通った転回場でUターン。すぐにやって来た。「どうぞ」。白髪のウテシに導かれて車内へ。中はしっかり暖房が利いていて、いてついた体がとろけていく。シートに深々と座って、カーブの揺れに身を任せる。運賃箱はあるが、車内放送も大きな運賃表もない。ウテシ席にはおつりが沢山準備してある。


さっきの旅館にまだ明かりがついていない?のは確認できたが、そこからはどこか分からない。群青色の空に真っ暗な山が浮かび上がる。ところどころに家の明かり。バスは谷沿いの2車線道をスイスイ駆け抜ける。フロントガラスに雨滴がつき始めた。どうやら間一髪のタイミングだったようだ。


稲瀬川を渡る橋の手前で旧道へ。事実上の回送バスだからか廻沢集落を回っても、郵便局の明かりがぼうっと浮かび上がっていた内房集落でも誰も乗らない。瓜島を出て10分でコンビニの明かりが見え、ナトリウムランプでオレンジ色に照らされた交差点が見えてきた。芝川町から身延線の対岸を通って山梨県へ行く主要地方道と交わるからか、横断歩道ではなく地下道があった。


そうそう、こんなに暗くなったらバスの車体を撮るのにフラッシュが必要だ。無用なトラブルを避けるためウテシに事情を説明したら、「へえー、面白いことをしてるね」「清水から歩いてつながるんだー」と興味津々の様子。


「こういう人って自分の他にいるんじゃないですか?」
「いやね、今ごろはインターネットで町営バスのことを知って○○○(聞き取れず)へ行くのに乗る人はいるんだけど、おたくみたいに専門なのは初めてだねー」。なるほど「専門」か。ネットで逆方向に乗った体験談は出ていたが、このウテシ氏のバスじゃなかったのかな。


県道交差点を横切り、新内房橋を渡った先でT字路を右折。次の信号で狭い道に入ってからが町の中心部だった。


左側に線路が現れ、住宅や商店が密集するように。役場脇から踏切をまたぎ、深い谷を古めかしい橋で渡る。田舎町独特の狭い街路をくねくね進んだ先が終点「芝川」だった。駅から少し離れた空き地。地図を見る限り駅前の道は狭く、ここでしかバスが待機する場所を確保できないのだろう。フラッシュを使ってマイクロバスを撮る総裁を、別のバスを待つ女子高校生2人組がじーっと見ていた。


「気をつけてねー」。最後にウテシに見送っていただけたのがうれしかった。




09021516芝川からもう1本バスに乗り継げるが、その先がつながらない。きょうはここまで。JR身延線で2駅南側・西富士宮のホテルを取った。すぐあった富士行きに乗り、まずは興津のコインロッカーに預けた荷物を取りに行く。


JR東海の在来線は西日本と違って、時刻・運用に規則性があるのかないのかよく分からない。行きがけに清水まで乗った時間帯はケチった3両編成が来たが、夜は広島より長い9両編成が来た。また新鋭313系と国鉄時代の211系がひっついていたり、何だかよう分からん。


一つだけ確かだったのは、シートが少ないので座れなかったこと。東海道線富士-興津の往復とも。人口規模にしてはお客さんは多いのでオールロング車にしたい気持ちは分かるけど…ねえ。




19:30、あらためて西富士宮に到着。ホテルでチェックインしている最中、横の棚に気になるものを発見した。「富士宮焼きそばマップ」。思い出した。富士宮はB級グルメグランプリで連覇した焼きそばの街だ。これは食いにいかねば。パンフをゲット。部屋に荷物を置き、早速街中へ繰り出した。


駅前商店街は20時前なのにもうシャッター通り。開いているのはパチ屋ぐらいで一瞬焦ったが、ホテルから2番目に近い焼きそば屋が開いていた。座敷スタイルの店。空いているおかげで4人席を1人で占領できた。


広島県民なので焼きそばぐらい自分で焼くわいと思っていたが、別のテーブルを見ていたらどうも富士宮の流儀があるっぽい。やってきた焼きそばセットを見て「さてどうしよう」と思っていたら、見るからに観光客な総裁を見て「焼きましょうか?」と言ってくれた。「お願いします」。ウケミンに優しい店じゃのう(^^)


富士宮焼きそばは脂から違う。サラダ油ではなくラードを敷き、乾燥させたブタの背脂を炒める。香ばしい匂いを吸い込んで、ゆで麺ではなく蒸した乾麺を載せ、鉄板に水をかけて麺を柔らかく。具材としっかり混ぜた後はイワシの削り節を散らして、最後はウスターソース。ジュワーと焼き音が響いたところで「いただきます」。美味い!!!!


背脂とラードでパリパリになった麺と、イワシ節の苦みがとってもジャンキーな味を出していて、ビールとの相性が抜群。すぐ2杯目を注文した。全国の並み入るB級グルメを押しのけただけのことはある。ほかにホルモン焼きも頼んで2000円程度。B級グルメはおサイフにも優しい。


とはいえもう少し何か口にしたいところ。酒を飲んだらラーメンだ!とさっき焼きそばを食べたことを忘れ商店街をうろうろ。結局いい店が見つからず、身延線の車窓から見えた店に落ち着く。東京風のしょう油味で口当たりがとても優しいスープだった。そしてこの店は餃子が美味かった。ラーメンより美味かった(笑)


大満足でホテルへ。TVを付けようとしたが…リモコンが特殊で操作方法がよく分からず断念。まあ旅先ぐらいこんな夜があってもいいか。




翌朝。最初は芝川発の初便(6時台)、2便(7時台)に乗ろうかとも考えた。しかし、あと3本で今回の終点・吉原中央駅。仮に広島-東京旅でこの経路を使ったとしても、総裁が使った沼津駅より遅い便を使うことになり、どのみちその日中には東京駅に着かない。ならば急ぐことはないじゃないかと、午前7時半まで熟睡。ホテルの朝食をしっかり詰め込んで出発した。きのうのことを思うと体が軽い。

09021217

西富士宮駅で青春18きっぷにスタンプを押してもらって甲府行きに乗る。西富士宮は富士から来る区間電車の終点で、ここを境に身延線は1時間3本から1-2時間1本に本数が減る。JR東海静岡支社はかたくなにロングシートの313系ばかりを入れるが、身延線は例外でボックスシートが並ぶ。長時間乗るならやっぱりこっちの方がいい。


きのうは真っ暗な時間に乗ったので気付かなかったが、車窓はひたすら林ばかりでたまに畑が見えるぐらい。時々脇の道を走るクルマは沼津ナンバーだ。そういえば総裁実家の車は昔沼津ナンバーだった。


芝川駅で降り、傘を差してバス乗り場へ。空き地なんて書いたが、明るい時間に見ると屋根付きのベンチもあった。芝川町広報によるとかつて町内には静岡鉄道や山梨交通も乗り入れていたという。当時はさぞかしにぎやかだったに違いない。

09021218
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