09« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11

ゲリラ雪

  : 

下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告  /  tb: --  /  cm: --  /  △top

2泊3日四国一周 1 

北海道旅行(カテゴリー「旅・北海道」参照)の余韻が冷めない08年11月、たびたび登場する芸備書房前店主からお誘いを受けました。


「四国へ行かん?」


JR四国には「バースデーきっぷ」なるものがあるそう。誕生月の3日間、JR四国、土佐くろしお鉄道の全線全列車のグリーン車、指定席を含めて乗り放題で10000円。同行者3人まで同じ値段できっぷが買えます。出血大サービスを超えた、失血死寸前大サービスです。


前店主は11月が誕生月。このきっぷを使って旅をしようという次第。一も二もなく乗っからせていただくことにしました。目指すは四国一周!




11月21日。金曜夕方の広島バスセンターは普段以上に込み合っていました。車内で飲み食いするため、ビールとお茶、つまみのちくわを買って、夕方まで仕事だった前店主と合流。県外行き高速バスが発着する1番乗り場へ行きます。


広島市中心部からバースデーきっぷが使える四国の駅までは最低でも2時間はかかります。(スーパージェット=高速船を使えば1時間ですが、広島港・松山観光港-市街地が離れているので結局2時間弱必要) お互いが休みの22日(土曜)に出発しても良かったのですが、少しでも四国に長くいようと21日に四国入りすることにしました。


しかし、夕方以降に広島県側を出るフェリーだと四国に着いてからのアクセスに難があります。松山観光港からだと伊予鉄高浜駅行きの連絡バスが終わっているし、堀江港では船とJRが上手く接続しません。波方港は駅へ行くのが大変。そこで今治行き高速バスに乗ることに。しまなみ海道は部分的には通ったことありますが、全線渡るのは初めてです。


バスセンターの1番乗り場は出発のピークを迎えていました。各地に向かう便がひっきりなしにやって来ますが、バス待ちの列はなかなか減りません。いやーな予感がしていたら、案の定、並んでいる人のほとんどが今治行きの人でしたorz 座席はほとんど埋まり、何とか座れたのが最後尾列の真ん中。 これが後々アダとなります。


バスセンターを発車したところでビールをプシュ。広島県内のバス会社にはない、少し若めの声の自動音声アナウンスを聞きながらグビグビやります。真ん中の席なのでちょっとハズかったですが、ちくわもクチャクチャ。生活バスに近い空気の中、一人観光路線気分に浸ります。夕方の祇園新道は交通量が多く、信号のたびにストップ。なかなか進めません。中筋駅を出た時点で10分遅れです。


肩身が狭いので飲み食いをさっさと終了。山陽道に入ってロードノイズがだいぶ響くようになって気兼ねがなくなったので、前店主と話し始めました。広島東ICを出て、志和トンネルで広島市を出たころ、それは襲ってきました。


尿意です



家を出る前に牛乳を飲んだし、何よりバスに乗ってから利尿作用のあるビールとお茶をいっぺんにやったのが響きました。とりあえず最初の車内アナウンスによると三原市内の八幡PAで休憩があるようなので、そこまで頑張れば大丈夫。引き続き前店主と話しながら、時が過ぎるのを待ちます。


河内ICから長い坂を上ったり下ったりして、三原久井ICを過ぎ、間もなく八幡PA。ふう、やっとトイレに行けるわい、とひと安心です。と、ウテシが車内放送を始めました。


間もなく休憩予定の八幡PAですが、このバスは遅れているので通過します。


死刑宣告ですよ、これは。アワワワとなっている間にPAを通過。大声を出して止めてもらおうにも最後尾席では難しい。山陽道のルートマップをアタマに思い描きます。あ、八幡を出るとしまなみ海道までPAがない! 絶望感が襲ってきました。徐々に迫ってくる尿意。小学1年生の時、教室でおもらしをした悪夢が蘇ります。30代で失禁。それはあまりにもインパクトありすぎるフレーズです。


とりあえず行けるところまではいこう。悲壮なる決意を固め、戦友を増やそうと前店主に告白しました。「ワシ、バス止めてしまうかもしれん」「どしたん?」「便所に行きたいんじゃ。小」「大丈夫かいね?」「もつかもしれん」。西部警察の刑事が時限爆弾を前にしてするような、緊張感ある会話が交わされました。


しまなみ海道に入り、少しずつお客さんが降り始めました。橋はライトアップされ瀬戸内海に光の回廊が浮かび上がります。「ああ、きれいだなあ」。一瞬でも尿意を忘れようとつぶやきますが、そんなに甘くはありません。手持ちの空ペットボトルにこっそり放尿しようかと思いましたが、最後尾列の真ん中だからほとんどの乗客に丸見え=公然わいせつになります。


そんな中、愛媛県入り。標識の「今治 ○km」の数字が徐々に小さくなってきました。大三島、伯方島、大島…。広島市安芸区からここまで頑張った。もしかしたら耐えられるかも、との希望の光も差してきました。


しかし最後の橋、ひときわ輝く来島海峡大橋でカウントダウンの限界を迎えました。今治までの距離は1桁になっていました。橋を渡りきればもう四国。でもICを降りてから今治駅まで時間がかかるかもしれん。股間に集中していた全神経がSOSを出していました。もはやこれまで。意を決して、ウテシ席へ。最後尾から通路を進む姿にモーセを重ねていました。


「すいません、トイレに行きたいですが…」。ただならぬ表情にもウテシは冷静でした。「あと3分待って」。いったん席に戻ります。そしてバスは橋を渡りきった直後の来島海峡SAに臨時停車しました。扉が開くと同時に車外へ飛び出し、人生最速の走りでトイレへ。


ズボンのチャックを降ろし態勢を整えた瞬間、すべての緊張があふれ出ました。昂ぶっていた神経が極限まで緩み、股間をこれまでで最大級の快感が走り抜けます。自然とほおも緩んでニヘェーとした顔に。ああああ、間に合って良かった。最大の危機を脱しました。幸い、総裁以外にもう1人トイレへ行ったので、ちょっとだけ罪悪感が薄れました。


ウテシに謝り、すいませんすいませんと民芸玩具みたいにアタマを下げながら座席へ。さあ今治駅まで何十分かかっても大丈夫だぞと気合いを入れたら…あれれ、もう着いちゃった。そう、来島海峡大橋は今治の市街地のそばにあって、あと5分頑張れば今治駅だったのです。やってもうた。今治の人からしてみれば「もちいと我慢すれば」との思いだったでしょう。あーあ。


09060101


09060102


(2枚目は翌朝今治駅ホームから撮影。赤丸で囲んだのが来島海峡大橋の橋塔。市街地のすぐ近くに懸かっているのが分かる)
スポンサーサイト
旅・四国  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

コメントの投稿

Secret

△top

この記事に対するコメント

私も先日中国ハイウェイバスに乗っていたときに、乗客の1人が突然「トイレにいかせてくれ」といって、バスを数分待たせていました。

そのおかげでそのあとの行程が崩壊してしまって。。。まあ、めったにあることじゃないんで、がまんしてあげようっと。

URL | キャナル #-

2009/06/20 23:52 * 編集 *

温情判決ありがとうございます(^^;

キャナルさんにお越しいただけるとは! ありがとうございます。

当方が乗ったのは21時過ぎ今治着の便だったので接続する交通手段はないでしょうけど…って、あったらかなりせっぱ詰まった話ですよね。。これ以後、長距離バスに乗る前は必ずトイレを済ますようにしています。あと乗客の都合でバスが遅れてもイライラしないようにもしています(^^;

URL | 総裁@管理人 #-

2009/06/21 15:01 * 編集 *

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://guerillasnow.blog49.fc2.com/tb.php/395-76a66b79
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。