04« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

ゲリラ雪

  : 

下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告  /  tb: --  /  cm: --  /  △top

2泊3日四国一周 2 

駅前ロータリーにあるホテルにチェックイン。まずはバースデーきっぷを買いに行きました。このきっぷ、実は四国内のJR・旅行会社窓口でしか売ってません。(JR四国系「ワーププラザ」がネット通販していますが、色々制約があるため、窓口購入にしました)


今治駅のみどりの窓口は閉まる直前で暇そう。バースデーきっぷを買うついでに、あす以降乗る列車の指定席を全部出してもらいました。明日から世間は3連休、利用者が多い予讃線・土讃線筋の特急は指定が取れないかもと思っていましたが、このへんはスンナリ。人生初のグリーン券も手に入れました!


しかし、意外にも牟岐→阿波池田を結ぶ特急「剣山」が取れず、1人は牟岐→徳島、徳島→阿波池田で別の席に移ることになりました。牟岐線は本数が少ないので、観光・ビジネス客が特急に集中するのでしょうか。まあ何とかなるさ。


その後は失禁まぬがれた記念…もとい、旅の前途を祝して一杯。駅ビルの居酒屋はなぜかざる豆腐が食べ放題で、豆腐三昧の夜になりました。そして宿に戻る前、「コンビニでデザートでも買おう」と歩き始めたのですが、これがいけんかった。駅前にはまったくなく、20分ぐらい先の、住宅街の中まで歩くハメになりました。ううう、寒い(> <)






今治のあーさー


09060103


旅先では不思議と早く目が覚めます。この日も午前5時に起き、もぞもぞと身支度。午前6時、夜空の色が薄くなり、オレンジ色に染まってきました。きょうもいい天気になりそう。誰もいない駅前を、福山行きの高速バスが発車していきました。


6時半、前店主とともにホテルをチェックアウト。やっと開いた駅構内のコンビニで朝食を買ってホームに上がりました。


09060104


駅名標のとなりに「のりかえ 三原・尾道方面」の看板。三原-今治航路は既になくなりましたが、駅にはその証しが残っていました。ここが四国の玄関口であり中国地方の入口なんだなあとあらためて思います。


時間を追うごとにホームに人が増えてきました。インバータ制御の7000系電車が独特のうなりを上げて着き、特急へ乗り換える人も並びます。列には学生さんもちらほら。松山着が8時前なので、通学にはうってつけです。JR四国は定期券と組み合わせて使える割安な特急券回数券を販売。ちゃあんとニーズがあるわけです。


東側からガガガガガとエンジン音を響かせ特急「いしづち」が着きました。


予讃線は松山より西の伊予市まで電化済み。今治から松山へ向かう特急はほとんどが電車で、瀬戸大橋の最寄り・宇多津で岡山から来る「しおかぜ」を連結しています。しかし、宇和島へ直通する朝夕3本のみ気動車の2000系で運行。特に今回乗る「いしづち1号」だけは「しおかぜ」との連結もない、純粋に四国内だけで完結します。今治でほぼ座席が埋まって発車しました。


2000系は1998年にデビュー。急勾配・急カーブが続く四国山地を高速で走れるよう設計された車両です。線形データを記憶させ、カーブで滑らかに車体を傾ける技術(制御付自然振り子)を全国に先駆けて採用。最高120km運転を実現し、特に岡山-高知の特急「南風」で所要時間を大幅に縮めました。今も岡山・高松-高知・宿毛・徳島・宇和島を縦横無尽に駆け抜ける、JR四国のフラッグシップ車両です。


電車がびゅんびゅん走る区間にしっかり割り込むだけあって、目を見張る加速力です。エンジン全開で、一気にトップスピード(オーバーな表現ですが、芸備線のキハ40と比べるとこんな感じ)。気動車=遅い・ボロいというイメージが根付く広島県民にとって、革命的な走行性能です。すれ違う普通電車はどれも民営化後に作られた7000系で、JR四国の花型路線と、JR西日本の姨捨山(by川島令三「全国鉄道事情大研究 中国編2」)との差をまざまざと見せつけられました…。


進行右側に瀬戸内海が見えてきました。海と左手の山に挟まれた狭い線路をを、特急はぐいぐい走っていきます。朝日をいっぱいに受けた群青色の海面は水色になって輝き、見ているこちらが優しい気持ちになります。車内では学生たちがトークを弾ませたり、本を読んだり。まるで学校にお邪魔したようなユルい時間が流れていました。


途中、車掌氏が回ってきて天井から付きだしている突起物に何やら付けています。「●~●列指定席」(具体的な数字は失念)。いしづち1号は松山まで全車自由席、松山以降が一部指定席です。この車両すべてが指定席になるわけではないよう。


呉松山フェリーと思われる白い船体が見えたあたりで、線路は内陸側に曲がり市街地に入りました。松山です。線路沿いの建物が少しずつ高くなり、ホームに滑り込みました。学生たちは一斉に降り、階段へ。シーンとなってしまいました。


09060105


停車時間があったので、改札口となりの売店へじゃこ天を買いに行きました。目の前で揚がったばかりのやつをハフハフと…を想像していたら、フライヤーはお休み中で出来合いのが出てきました。冷蔵庫に入っていたので冷たいorz 松山駅のうどん店はこのかまぼこ屋さんが運営しているので、じゃこ天うどんにすれば良かったかなあ。


車内に戻ってじゃこ天を手で暖めるうちに発車時刻になりました。松山から指定席を取っているので前へ移動。ドア越しに進行方向の線路が見えるヲタ特等席でした(笑)


すれ違う電車の乗客が少しずつ減って、伊予市まで来たらラッシュ時間帯は終わったらしくホームはがらんとしていました。向井原で海線と別れ、線路は左にぐいと曲がります。高く高くそびえる松山道の高架下をすり抜け、ウウウウとうなりながら軽快に山登り。長い長いトンネルを抜けたら…


09060106


五里霧中でした。ついさっきまで晴れの中にいたのが信じられないほど。高規格の内子線に入り、特急はモヤモヤを吹き飛ばすかのようにさらにスピードを上げていきます。伊予大洲で海線と合流。長いトンネルで八幡浜市内に入ると…秋晴れでした。 もしかして幻の世界を旅していた? キツネにつままれたような不思議な30分間でした。


線路の両側にはミカン畑。濃い緑色の葉に鮮やかなオレンジの実が点在し、山に彩りを添えていました。八幡浜で十数人が下車。特急は一転平坦になった線路を軽快に走り抜けます。2人の駅員さんが笑顔で出迎えた卯之町駅を過ぎると、田んぼには藁塚がずらり。壮観な眺めでした。


09060107


宇和島に向け、最後の坂を上っていきます。と、山肌が固められ、高速道路の建設が進んでいました。


09060108


南予地域の拠点であり、人口9万人を擁する宇和島市。松山からは現在、卯之町までしか高速道がつながっていません。しかし、2011年度には宇和島まで開通します。現在宇和島-松山はJR特急で1時間20分、高速バスは2時間。差はさらに縮まるでしょうし、高速バスはJR駅から離れた市街地へ直通しています。


地形が険しい四国では、古い時代に敷かれた線路が海沿いに都市間を大回りする一方で、高速道は最新の技術で山地を貫いています。高松-松山では特急・高速バスがほぼ同じ所要時間。本州方面でも高速バスにかなり食われています。相次ぐ格安きっぷと、しゃかりきに走り続ける特急はJR四国の危機感をそのまま表しているといえます。


右下に瀬戸内海をのぞみ、いくつもトンネルをくぐっていくと、長い下り坂に入ります。谷間をぬうように走り抜け家が増えてきて終点・宇和島に着きました。ここから高知へ伸びる予土線は北宇和島まで予讃線を戻るため、ホームの端は行き止まり。ここまで来たんだあ…そんな思いがこみ上げる風景でした。


09060109
スポンサーサイト
旅・四国  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

コメントの投稿

Secret

△top

この記事に対するコメント

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://guerillasnow.blog49.fc2.com/tb.php/397-2f20f41f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。