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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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2泊3日四国一周 10 

ついに着きました、「駅舎」に! ここが目指していた「奥祖谷観光周遊モノレール」。国内では恐らく東祖谷にしかない、観光仕様のミカン畑モノレールです!!



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温泉郷の裏側は、剣山山系の一角をなす三嶺(みうね・標高1893m)。高知徳島県境の奥まった場所に位置することから開発を逃れて「四国で最も自然が残っている山」と呼ばれています。合併前の東祖谷村はその自然を観光に生かそうとロープウェーを計画しました。しかし、自然愛好家や登山者の猛反対に遭い頓挫。話し合いを重ねた末、


・騒音や排ガスが出るエンジン式ではなく、電動式の乗り物にする
・植生が荒らされないようにするため途中駅は設けず、始発駅から行って戻るノンストップ運行にする



などの条件で合意に達しました。これらに合致し、安価に建設できるのがミカン畑モノレールだったわけです。頂上付近の眺めを確保するため一部スギを伐採した以外は自然に手を加えず、車両と地上の高さを1.5m確保して野生動物が通れるようにしました。メーンの登山道から離れた場所に設けて、登山には使えないようにする徹底ぶりです。


総工費2億8000万円。ミカン畑モノレールの強みをフルに生かし、ジェットコースター並みの最大斜度40度を実現、始発駅から590m登る「登山鉄道」です。全長は4.6km。ほかに比べる相手もいないため「世界最長モノレール」をうたっています。確かに、そこまで長い路線が敷けるミカン畑はなかなかないでしょう。06年に開業しました。駅には名前がなく、「駅舎」とだけ表示しています。


1周70分。途中にトイレがないため事前に用を済ませるよう何枚も看板があります。駅には当初トイレはありませんでしたが、乗る直前に思い出す人も多いようで、07年、排泄物をバクテリアが分解するバイオトイレができました。


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ちょうど車両が出発しました。


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30男2人が乗るには勇気がいります(笑) 農業用と違って屋根も手すりもちゃんとしたイスも付いているので、70分耐えられそう。レールを見ると…


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何と、第三軌条方式! 銀座線や丸の内線と同じですよ!!! 環境保護で電柱が立てられないのでこのやり方しかなかったんでしょうね。危ないから降りちゃダメ、って言いやすいですし。


「ただいま1時間待ち」とディズニーランド並みの看板が出ているので、さっさと予約をしましょう。駅舎に入るとまずサインが目に入りました。


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地元局ではなく東京の日テレ! しかも長寿番組「遠くへ行きたい」です。よくこんなマニアックな場所を見つけたなあと感心。元バレー選手の益子直美さんはあの車両だと窮屈じゃったろうなあ。


さらに、奥祖谷観光周遊モノレールにもオフィシャルグッズがありました!


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モノレールすごろく! 地元の小学校が作ったそう。色々な鉄道グッズを見てきましたが、すごろくは初めてです(笑) コースを分かりやすくデフォルメしてあって、一般の鉄道でいう路線図みたいな感じに仕上がっていました。チョロQとかバッチとかにしないあたり、インディーズな乗り物っぽくて好きです。


窓口でお金を払うと見た目高校生ぐらいの若い女性から番号札を渡され、1時間後に来るよう言われました。カウンター奥にはコース上に設置されたモニターカメラの画像が映し出されていました。ここが輸送指令みたいです。乗り場に目をやるとスタート/ストップを指示する、モノレールの心臓部とも言えるスイッチがありました。むき出しで(^^;


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奥をのぞくとトラバーサも! 意外に本格仕様です。入庫している車両はなかったので、15台すべてが出払っているようでした。


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とりあえず時間があるので、いやしの温泉郷のレストランへ。北側の壁はガラス張りで、祖谷の雄大な自然を眺めながらごはんをいただけます。お客さんが多くてなかなか注文した物が出てこないなあと店内を見回しておでんを発見。いい感じに煮込まれてるもんだからどんどん取ってしまいました。。 コーヒーを飲んでひと段落し、駅舎に戻りました。あ、もちろんせとうちバスの悲劇を繰り返さないため、用を足しましたよ。準備万端。


ふと駅舎脇の建物を見たら雪が残っていました。祖谷は四国でも一番気温が下がる地域。もう冬が間近に迫っているだなあ…このときはそれぐらいに思っていました。待ち時間は1時間半に延びていました。


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順番が回ってきて、いよいよカブトムシ君に乗車。シートベルトを締め、おじさんに緊急用無線の使い方を聞いたら出発です。ゆっくりゆっくり駅舎を出て、秋晴れの太陽と乗車待ちの人の視線を一身に浴びます。人が歩くよりちょっと速いぐらいのスピード。電動カートに近い走行音でベルトコンベアーに載せられた気分です。ここで標高790m。


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駅舎の少し下をぐるりと回って林に入ったところで下り線と合流。左に曲がって山登りが始まりました。総裁はメタボ気味。かわいらしいボディーなので途中で止まったらどうしようと心配していましたが、さすがは技術立国日本、平地と変わらないスピードでズンズン進みます。ちょうど右側に保守車両の基地?があって、これぞミカン畑モノレール!といった感じの車両がたたずんでいました。


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林道をがっしりした高架橋でまたぎ、本格的な山道へ。ここで気付きました。何とこのカブトムシ君、レールの傾斜に沿って車体の角度を変えてくれるのです。振り子電車の上下版といったところでしょうか。高架橋の上りになると、少し前のめりになって水平面と90度になるよう調節。平地になるとまた元に戻ります。


スグレモノなんですが…振り子電車と同じで、ウィーンと動くときが微妙な乗り心地になります(^^; あと、実際の地形と座席の変化にちょっとズレが。まあご愛嬌ですね。


レールはどこまでも上に延びています。もしかしたら空までつながっているんじゃないか、なんて想像してしまいそう。初めて対向車にすれ違いました。70分も乗ってきたのに、何だか楽しそう。


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植生が少し変わったようで、左側の眺望がきくようになりました。時々木々の種類が書かれた銘板がぶら下がっています。再び対向車とすれ違い、今度の人も目を細めて満足そうな表情。登った先には何かあるのでしょうか。


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左を見るとさっきマーチで通った久保の集落が小さくなっていました。


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さらに登って標高950m標識あたりまで来ると雪が見られるように。気のせいか風が少し冷たくなったような気がしました。そしてこれは序章に過ぎませんでした。


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