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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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2泊3日四国一周 11 

ゆるやかに右へカーブして再びスギ林の中へ。木々と土の香りが出迎えてくれます。日によっては間伐の作業員がいるそうですが、祝日なので休みらしい。ちなみに作業員は早朝、このモノレールに乗って仕事場へ行くそうです。そう、通勤利用者がいるんです! 定期券とかあるんかなあ(笑)


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林を抜けると左にカーブし、今度は右側の眺望が開けました。右前の低木は斜面の下の方に生えるウリハダカエデ。カナダの国旗みたいな真っ赤な葉の季節は既に終わり、寒そうな枯れ枝をさらしていました。祖谷の里はもう冬なのです。


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ここから一気に傾斜がきつくなりました。最大斜度40度はこのへんでしょう。カブトムシ君のスピードが気持ち遅くなったように感じましたが、思った以上に力強く登っていきます。モーターに力が入り、水平を保とうとイスがかなり前のめりに。総裁も足にぐいと力を入れました。このへんで標高1050m地点通過です。


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管理側も難所ととらえているんでしょう、受け付けに動画を送るモニターカメラもちゃんとありました。吹きっさらしにあるため、コンビニの防犯カメラと違ってかなりしっかりした機材です。


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坂が少しだけ緩やかになったあたりから、陰日なた関係なく雪が見られるようになってきました。最初はほんの少しだけでしたが、見る間に銀世界に。風も一気に冷たくなってきました。気付けば回りを落葉樹が取り囲み、麓とは別世界の様相です。このあたりで標高1150m地点を過ぎました。たったの100mで随分と眺めが変わりました。気候の境目をここまで鮮やかに見たのは初めてです。


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そして左前方に建物が見えてきました。中間駅予定地の跡です。ロープウェー計画から現在のモノレールに落ち着くまでの一時期、麓からここまでの往復運転にする案があったそう。しかし、利用者に植物を踏み荒らされる恐れがあるからと登山者、自然愛好家が反対して、結局尾根へそのまま登る現在のルートに変更になりました。


その時駅も撤去すれば良かったんでしょうけど、何となく残っています。一部BLOGによると、間伐作業員の人が弁当や道具を置いていることも。高速道路の廃バス停が「管理用施設」として残っているようなもんですね。


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それにしても小さい建物。狭いベンチがちょっとあるだけで係員が常駐するスペースもなさそう。
すぐ下にカメラがあったので、きっぷを発売しない、遠隔監視の無人駅にするつもりだったのかもしれません。当初計画では高山植物園や遊歩道、展望台を設ける予定でしたが…中途半端に何か作って探偵ナイトスクープがいう「パラダイス」になるよりは、ノンストップの周遊コースにして正解だったと思います。


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間もなく上下線が別れます。ここからは単線運行。再び木陰の中をぐいぐい登っていきます。ふと左を見たら割と近い場所を下り線が通っていました。少し離れて見ると猛烈な傾斜であることが分かります。


と、ザザザと音がしました。見回すと何かの動物が逃げていくところでした。総裁の反応が遅かったため写真は撮れず。今までほとんど手が付けられていなかっただけに、自然がそのまま残っている証しです。


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傾斜が緩やかになり、左へ大きくカーブするところに「マメシジミの生息地」と看板がありました。雪で埋もれていますが、ここは池みたいです。


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マメシジミは殻の長さ2-5mm、砂粒と間違えそうな大きさの淡水二枚貝。水温の低い沢や池、特に落ち葉などがゆっくり分解されていく静かな環境に生息しています。三嶺で見つかったハイイロマメシジミ、ウエジママメシジミは特に貴重で、四国ではここにしかいません。排気ガスを出さない乗り物とはいえ「お騒がせしてすいませんのう」と思いながら先に進みます。


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標高1000mを超えた証しのブナ林を登ると目の前が明るくなってきました。どうやら標高1380m、モノレールのてっぺんに着いたようです。沿線の自然はイジらないことになっていますが、このあたりは例外で、眺めが確保できるよう間伐してありました。そしてカブトムシ君が坂を登り切り、秋の日差しに包まれました。


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美しすぎる稜線。四国山地の美、ここに極まれり。抜けていくような青空と、限界まで濃くなった緑、そして雪色とのコントラストに息をのみました。透き通った風がほほをなでます。歩いて登ったほどではありませんが、30分かけてやっと出会えただけに、ちょっと感動。胸一杯に三嶺の風を吸い込みました。


さあ、ここから一気に下ります。
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