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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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夏風に逢いに 中 

阪神梅田駅から地下街を延々と歩き、泉の広場から地上へ。ちょっと迷いながら見つけた雑居ビルの地下に、目指す場所はありました。


耳かき店です


今月はじめ、東京都心で41歳会社員男が、21歳女性とその祖母を包丁で襲う事件がありました。祖母は死亡し、女性も重傷。男が一方的に恋愛感情を抱き、散々つきまとった挙げ句の犯行でした。普通なら一報でおしまいの話。しかし、被害女性が秋葉原の「耳かき店」という聞き慣れない場所で働いていたことから、報道各社が飛びつきました。「イマドキ」臭を強く感じたわけです。


続報によると、その耳かき店は30分2700円、60分4800円で、街中のクイックマッサージと同じぐらい。男は1日10時間いることもあり、月30-40万円をつぎこんでいたそうです。TVで映った男の自宅は、古ぼけたマンションで、恐らく給料の大半を耳かき店につぎ込んでいたのでしょう。


そんなにいいものなのか? 事件以来「××さん(総裁の本名)、耳かき店って知ってます?」と何度も聞かれたこともあり、夜遊びが嫌いでない(笑)総裁の興味はどんどん膨らんでいきました。そして甲子園行きが決まってからは「大阪 耳かき」でググるように。広島支部長も同じことをしたようで、広島を出る前から検索結果のTopに出てくる店に行くことが決まっていました(笑) 浴衣女子の店です。


階段を下りてドアを開けると、店内は和風の居酒屋みたいな内装。木目調の壁で仕切られ、受け付け前の丸い木のイスには先客が2人座っていました。すだれの奥に半個室のスペースがいくつかあるよう。耳かき店女性と談笑しているオッさんの声が聞こえてきました。


「予約はされていますか?」
「いいえ」
「申し訳ありません。今混雑していて1時間以上お待ちいただくようになるんです」


何と、大盛況じゃないですか! なんばに2号店があると聞き、そちらへ行くことにしました。レジの液晶画面には「石川様ありがとうございます。1200ポイントになりました」と表示されっぱなしでした(^^; 大阪の石川さん、アンタも好きでんなあ。


外に出てなんば店に電話すると35分後に案内できるとのこと。移動すればちょうどいい時間です。予約して御堂筋線でなんばへ。南海難波駅の南側、東京・秋葉原と並ぶ電気街の日本橋の入口に店はありました。同じビルには普通のマッサージ店もあり、エレベーターで子連れのフィリピン人マッサージ師さんと一緒になりました。お母さんを儲けさせてあげられなくてごめんね(^^;


なんば店は広く、ゆったりと落ち着いた感じ。待合いスペースはちょっとした旅館やビジネスホテルのロビーみたいです。冷たい麦茶で一服して、やっと汗がひきました。施設面は梅田よりこっちの方がアタリっぽいです。


麦茶は、ほんわか妹系のメガネっ子が持ってきてくれました。「あの娘がお相手してくれりゃあエエのう」と広島支部長に話していたら、後から来た別のお客さんの耳かきに入りました。スタッフじゃなくて、耳かき女子だったんです。そんな人が麦茶を持ってきてくれるなんて、何だか得した気分ですね。


時間になり、待合いスペースでクツを脱ぎ、一段高くなった小上がりへ。廊下が広くて、田舎の大きな家に来たみたいです。廊下の左側に3畳の耳かきスペースが並び、総裁は一番奧側、広島支部長は2つ離れたスペースに収まりました。耳かきスペースは三方が壁で、入口は壁も戸もなくのれんが掛かっています。適度に個室感と開放感があって、総裁にはちょうど良いです。床は畳。横になれるようマット?が敷いてあります。






まずはごあいさつ。総裁の担当は、丸っこくて人なつっこい顔をした女子でした。総裁のタイプ(^^; 7月になんば店がオープンした時に入ったそうです。名刺にはかわいらしい手書きイラストもありました。日本橋属性がある方のよう。


荷物をかごに入れ、言われるがまま、ひざまくら態勢に。膝の向きに対して垂直方向で横になる一般的なひざまくらと違い、膝と同じ向きに体を置き、横を向きます。これだと向きを変えるときに女性の股間に顔を向けるという事故?を防げます。そして耳に当てるライトがまぶしいので、タオルで顔を覆います。人間って視界を遮られるとおとなしくなるもので、ひざまくらの向きといい、女子の安全を上手いこと考えています。感心。


「この店はどうやって知ったんですか」
「ネットで調べて」
「例の事件があったからですか」
「…申し訳ないんじゃけど、そうなんよ」
あれからお客さんが増えてるんです。みんなニュースで知ってどんな場所なんだろうって」
「ウチの会社でも、ありゃあどがぁな場所なんじゃろう、って話になって。月30万つぎ込める場所ってどんなんやろ、って」


総裁みたいな客はことのほか多いよう。毒ギョーザ事件のニュースを聞いていると不思議とギョーザが食べたくなった、不謹慎なあの感覚です。


耳穴回りをキレイに拭き取ってもらい、耳たぶ周辺を丁寧にマッサージ。そしていよいよ耳かき棒が入りました。


人に耳かきしてもらうのって、何年ぶりだろう? 小さい頃おかんにマッチ棒で力いっぱい耳かきされた総裁。女子の耳かきはちょっと弱めだったので、リクエストして強めにしてもらいました。これが丁度良い感じ。あとタオルで周りが見えないもんだから、自然と両耳に神経が集中して…浴衣の下にある太ももを感じてしまったんです。お恥ずかしながら。男とは悲しい生き物なのです。はあ。


「もしかしてお客さん、和歌山の方ですか?」
「???? 違う違う」
「じゃあ広島ですか?」
「よう分かったねぇ」


方言バリバリで話したため、もうバレました(笑) 聞けば総裁が語尾に使う「けん」を、広島出身で和歌山在住のおばあちゃんが使っているんだそう。基本的に関西から出たことがない女子らしく、質問攻めに遭いました。


耳の穴の中だけでなく、回りも耳かきでかいてもらいました。耳全体にアロエクリームを塗ってもらい、ホットタオルでじわーっと暖めたら耳まわりはおしまいです。アタマがポカポカして思わずほぇー。 幸せな気持ちになりました。


次はマッサージ。マットにうつぶせになり、背中や腰、足を丹念にもんでもらい、最後は足の裏に乗って猛烈にツボを刺激されました。かつて屋台でベビーカステラを焼いていたという女子。総裁よりも握力があるだけあって、そこそこの腕前でした。最後に肩をもまれると「相当凝ってますねえ」。次は腰ではなく、同じ値段で肩もみがあるコースを薦められました。


この後メシを食うので、もまれながらオススメの店を色々聞きました。その途中「私、休憩時間は浴衣のまま吉野家とかに行っちゃいますよ」と女子。そこここに店へ案内するメイドさんが立っている日本橋ならではの光景です。確かに帰宅後女子のブログを見たら、浴衣で回転ずしに行ってました(^^;


最後に「広島の皆さんにも宣伝して下さいねー」と言われてお別れ。そう、ここまで読まれてお分かりの通り、極めて健全な場所でした。一部の方が勘違いされているようなサービスはありません。受け付けにもちゃんと「セクハラ罰金30万円」との貼り紙がありました。


広島支部長と合流し、待合スペースで麦茶をいただきました。受け付けのおっちゃんに「いかがでしたか」と聞かれ「これはいいですよ」と即答。最後は総裁、広島支部長を担当した女子2人とおっちゃんがエレベーターまで送ってくれました。最後までとってもアットホームな雰囲気。広島支部長と、どちらからともなく「また来よう」と話しました。そして「アンタの声、大きいけえ」と言われました…。






耳かき店は思った以上に楽しい場所でした。広島にできたら流行りそう。


耳かきやマッサージだけでは間が持たないことを女子が一番分かっているので、とにかく話し掛けてくれます。アルコールが入らない分、キャバクラやラウンジよりよっぽど女子とお話ができたと思いました。値段もクイックマッサージと同程度。日本橋にたくさんあるメイドリフレクソロジー店と大体同じで、水商売よりも安めです。


また公式サイトの求人情報などによると、女子の時給も指名料もそこまで高くなく、お金をめぐるピリピリした人間関係がないのでしょう。スタッフ同士とても仲が良さそう。女子だけでなく、おっちゃんも自然と見送りに加わる風景は水商売系ではなかなかみられません。なかなかに居心地がよい空間でした。


お年寄りや障害のある人など、真面目に耳かきをしてほしい人もちょくちょく来るそう。女子曰く「5分に1度は『耳鼻科へちゃんと行って下さいね』て言うんですけどね(笑)」。クチコミで広がってきているのかもしれません。(耳かき行為は一時期、法に基づく医療行為とされてきましが、2005年の厚労省通知で規制対象から外れました)


もっとも、普段女子縁がなく、水商売系の店にも行ったことがない人は変な勘違いを起こしてしまうかなあと思いました。女子が用心しているにせよ体を密着させるわけだし、色々お話ができて、何だか親しくなった気にはなる。41歳男は「そういうお店だから」と冷静に考えることができなかったんでしょう。そして事件報道でまたお客が増えた点も皮肉です。何事もほどほどに、ですね。
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