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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どうでしょうⅡ 7 

次は阿寒湖を目指し、国道241号(足寄国道)を北東へ。町村では日本一の広い足寄町を横断します。中心部の外れにある役場前を過ぎると一気に家が減り、畑と牧草地の中へ。やがて右側から足寄川が近づいてきて、本州にありがちな谷あいの国道になりました。


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途中「ありがとう自衛隊」と書かれた看板がありました。広島あたりではまず見かけない表現。何だろう?と帰ってから調べたら、足寄には陸自の分屯地があるんですね。1994年に開設。何と、地元が誘致したそうです。過疎地にとって国家公務員は貴重な「住民」。背に腹変えられない事情を垣間見ました。


人の背よりも高い「ラワンブキ」が自生している螺湾(らわん)地区への入口を過ぎ、除雪車の車庫になっている茂足寄PAでひと休みです。目の前には雌阿寒岳。曲線が美しい尾根に思わず見とれました。本州とは自然のスケールが違います。だいぶ高いところまで登ってきました。


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さらにゆるやかな坂を登り、中心部から45分走ってようやく国道240号(釧北国道)に合流。やっと広い広い足寄町を出ました。


間もなく左にコバルトブルーの湖面が広がり、背高なホテルが寄り添う阿寒湖温泉街です。宿の前には各地のバスが止まり、もう浴衣姿の人が歩いていました。近くに北海道最大のアイヌ集落(アイヌコタン)があるため、民芸品店が何軒かあるほか、「アイヌ部落→」なんて看板もありました。


駐車場を探してウロウロしましたが、なかなか見つからない。遊覧船の乗り場で聞こうと路地に入ると、みやげ物屋の前にたくさんの人がいます。でっかいマイクにカメラ、そしてバブル期のドラマに出てきそうな「業界人」…TVクルーです。


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遊覧船の窓口で聞くと、STV「どさんこワイド」が生中継するそう。「どさんこ~」と言えば、現在多くの地方TV局が流している夕方情報番組の元祖です。わかさき天ぷら山盛りの丼を紹介するため、レポーターさんが入念にリハーサルしていました。セリフや動き一つひとつにディレクター?の指示が飛びます。


中継はしばらく先のようなので、遊覧船の時間もまだなのでみやげ物屋を物色。店員さんたちもTVクルーに浮き足立っていました。中でもワカサギ天丼を準備した料理長氏はガチガチで、みんなが大笑い。「いつもより天ぷらを高く盛っていた」「かなり気合いが入っているなあ」と店員さんたち。


北海道みやげの定番となったマリモやまりもっこりがたくさんありましたが、瓶を割りそうだったのでこんな物を買ってみました。


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熊力! 見つけた瞬間「おお!」と言いそうになりました。


原因は中学時代、親父の本棚にあったハードロマン小説(西村寿行著)。長い間山中に潜伏した犯人が熊のような風貌になり、民家を襲い人妻を激しく犯す-なんてくだりがあったんです。その時「熊は絶倫」というイメージが胸に強く焼き付きました。朝5時から起きていて疲れもピーク。一も二もなく飛びつきました(笑) 早速飲むと、結構苦い。その分体力がみなぎってきたような気がします。


外で一服していたら、間もなく中継が始まるよう。と、ディレクター氏が遊覧船を待つ総裁らに「後ろで映っていただけませんか」と声を掛けてきました。


このテの中継でよくある、後ろで手を振る人たちへのお誘いです。面白いのでのっかってみることにしました。ほかの皆さんは潮が引くように後ずさり。まあ普通恥ずかしいですわね。結局総裁たちと別の親子連れ、地元の子どもたちだけが手を振る要員になりました。「どこから来られました?」なんて聞かれるうち、いよいよ本番です。


「はい、きょうの中継は阿寒湖からでーす」。カメラが総裁たちの方へ近づき、左から右へ。とりあえず満面の笑みを浮かべて手を振ります。「こちらは明石から、こちらは広島から来られた観光客の皆さん、そして地元の子どもたちでーす」。これで手を振る役は終了。カメラはわかさぎ天丼の方を向きました。


かくて総裁、北海道デビューを果たしました(^^; 「どさんこワイド」をご覧の皆さん、子どもたちの後ろでいやらしく笑っていたメガネ男が総裁です。こんなことなら熊力を飲むんじゃなかったかな(^^;


中継の方はあんなにリハをしたのに、音声が上手くつながらずグダグダ気味になっていました。ちょっとかわいそう。道出身の友人にTV出演をメールで知らせたら「北海道では有名な番組だよ。自分も中学生のころ見てたよ」。へえ、そうなんだ。


緊張が解けたところで総裁たちが乗る遊覧船がやって来ました。


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席が半分埋まる程度の混み具合ですが、始発の港からお年寄りの団体が乗っていて船内はにぎやか。窓際席をキープしました。ガイドテープが流れ始めました。


阿寒湖は周囲が30kmもあります。しまなみが連なる瀬戸内海を見慣れた広島県民からすると、湖ではなく海の眺めです。オレンジ色の夕日を浴びた山々は緑色を濃くし、くっきりとした青空と美しいコントラストを描きます。視界にコンクリート色がない風景画のような中を、船は静かに航行。20分ほどでマリモ観察センターがあるチュウルイ島に着きました。


チュウルイ島は0.68haほどで15分もあれば一周できそう。きれいに舗装された道の先に観察センターと展望台がありました。


資料館に入ると、衝撃映像が出迎えてくれました。


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親の仇みたいにマリモ、マリモ、マリモ。湖底にカメラを置きライブで館内のTVに映像を送っています。船からは見えませんでしたが、ものすごいことになっているようです。見てくれがウニなので、総裁は一時期生き物と勘違いしていましたが、れっきとした植物。うぞうぞしないと分かれば、気持ち悪いどころか、美しいとさえ思えるから不思議です。


ライブ映像では狭い範囲しか分からないので、実際の湖底を再現した展示もあります。


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中には手で持ちきれないぐらい巨大になるヤツもいるらしい。


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湖底全てがマリモで埋め尽くされているわけではないようです(^^; 最近このテの展示を見ながら、生まれ変わってなりたい動植物を探していますが、今回の見学でマリモが1位になりました。(それまでの暫定1位は海底にニョキっと立っているだけのチンアナゴ) 自然のなすがままにのんびりと過ごし、中が枯れても分裂してまた新しく生まれ変わる。魚と違って食べられる心配もない。素敵だ。


大らかな気持ちになって展望台に登ると雄阿寒岳が見えました。ごつごつした稜線ですが、緑のおかげで少しだけ丸みを帯びています。冬場の厳しい姿と違って、葉が生い茂る夏場は父性本能のような優しい表情を見せるんですね。


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船に戻り再び遊覧クルーズへ。乗客を数えている雰囲気はなかったですが、最終便までに乗ってくれればそれでいいや、という考え方なんでしょうか。


ガイドテープからはアイヌ民話の紹介が始まりました。悲恋の話ですが、その後流れが歌が余りにもディープだったため詳細を忘れてしまいました(^^; その名も「毬藻の歌」。昭和50年代テイストの伴奏とエフェクトに、思わず昔の土曜ワイド劇場を思い出しました。「まーりもーよ、まーりもー」のフレーズが今もアタマから離れません。動画を撮りましたので総裁と同じ気持ちになってみてください。


[高画質で再生]

阿寒湖遊覧船

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実は昭和28年に安藤まり子が歌ったのが元祖。色んな人にカバーされ、船内で聞いたのは広島フラワーフェスティバルのテーマ曲でおなじみの芹洋子バージョンのようです。売店でテープを売っているそうですが、夜寝られなくなりそうなのでパスしました。。


船は阿寒湖の南東にやってきました。湖の水が阿寒川に流れ出るあたりが「滝口」という景勝地。日本庭園の池のように小さな島々が並び、多彩な植生が少しずつ濃さと明るさが違った緑を作り出していました。


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(激しく写りこみorz)


後はまっすぐ遊覧船乗り場に戻ります。再び「毬藻の歌」が流れ、今度は布施明「霧の摩周湖」も。山かげに沈もうとする太陽を眺めながら、85分のクルージングが終わりました。


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船から降りるとSTVのクルーが待ち構えていました。アイヌの民族衣装を着た男性もいて、総裁たちに「ようこそ」。どうやらこの男性に話を聞きながら阿寒湖遊覧船の紹介をしていたよう。思わぬ出迎えを受けて得した気持ちになりました。


ていうか、クルーは7時前に番組が終わるまでずっといるっぽいです。札幌から阿寒湖までクルマだと5時間半。帰ったら日付が変わってるなあ。人気番組を続ける大変さを知りました。


もう1つの桟橋に向け遊覧船が去っていきました。夕暮れでキラキラ輝く湖面。どうやら総裁たちは、一番いい時間の船に乗ったようです。


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ここで広島支部長に運転手交代。一気に太平洋を目指します。
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