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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どうでしょうⅡ 10 

駅に着くと、釧路発のノロッコ号でやってくるツアー客を出迎えるバスがずらり。一眼レフを構えた大きなお友達や家族連れらもたくさんいます。駅舎には応援で来た駅員さんたちが臨時のきっぷ売り場を準備。駅前には売店が並び、近所の人が列車を見に来ていました。ノロッコ号が地域に活気をもたらしているようです。改札を抜けてホームへ行くと、顔抜きパネルが出迎えてくれました。


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今まで見た中で一番立派かも(笑) 地元とJR北海道の気合いを感じます。


ノロッコ号は5両編成で、網走側2両が自由席、釧路側3両が指定席。自由席の1両はトロッコではなく普通の客車です。定期観光で配られたのは自由席のきっぷ。


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まあ平日だし、釧路発と違って楽に座れるじゃろう。ひんやりとした風を浴びて眺める湿原に思いを馳せます。


構内踏切が鳴り始め、駅員さんたちが釧路方面の線路を見やります。大きなお友達がいっせいにカメラを構えます。ガガガガと音を立て、まるで湿原の丘のような濃い緑色の機関車が姿を現しました。ゆっくりゆっくりホームに入線。


[高画質で再生]

ノロッコ号 塘路駅到着

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駅前にバスがいたということは、かなり降りるはず。ところが…。お客さんが降りたのは指定席ばかり。まあツアーの場合は指定席を取りますわね、普通。自由席の人は大半がそのまま釧路へ折り返すようです。トロッコ車両は満席。何とか客車の窓側を確保しましたが、釧路川の反対側で眺望は期待できません。せっかく釧路まで来たのになあ。


とりあえず広島支部長と交代で写真を撮ったり、ジュースを買いに行ったりすることにしました。臨時のきっぷ売り場の前を通り、釧路行きの先頭車両へ。見た目普通の気動車ですが、機関車を遠隔操作できる運転台が組み込まれているそうです。季節によって道内各地へ出稼ぎ営業するノロッコならではの仕様。機回しは時間がかかるし、できない駅もありますからね。


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客車へ戻ろうときっぷ売り場の前を通ったとき、ふと思い付いたことがあって駅員さんに聞いてみました。「指定席券を買えば、このきっぷで指定席に乗れますか?」「ええ、大丈夫ですよ」。やっぱりそうなんじゃ! 指定席券は1人300円。広島から釧路まで数万円。答えは明白です。広島支部長に電話で確認すると二つ返事でOK。早速指定席券を買いました。何と手書きの料金専用補充券(料補)付きです!


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料補は、オンライン端末がない駅で指定席券や特急券など「料金券」を売るときに発行する手書き券。なかなか見られないシロモノです。「指定席券を買ったのに、座席番号が書いてない」と思われた方は鋭い。実は料補以外に、座席番号が書いてある普通の機械刷りきっぷも渡されました。この機械刷りきっぷは値段が「¥***」と表記されているため、客がいくら払ったかを手書き券でハッキリさせているようです。


最初から機械で「¥300」と表記したきっぷを出せばいいような気もします。でも、北海道には指定席も乗り放題のフリーきっぷがあって値段が入っていると具合が悪い場合もある。なのでちょっと回りくどいやり方をとっているようです。


とにもかくにも、これで釧路湿原の眺めを窓側で存分に楽しめます。


トロッコ車両は釧路行き方向の右側、釧路川に面する方に3人ずつ向かい合うテーブルシートが並び、左側には窓の方を向いた長いす。どこに座っても湿原の方が見やすいようになっています。総裁と広島支部長の指定席は湿原側の窓際。特等席です。やったー。


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窓は赤いレバーを引っ張って開けます。早速全開。床のところどころに足跡のペイント、天井にはエゾシカやリスのぬいぐるみがおり、遊び心いっぱいです。車内には記念撮影プレートや売店も。今まで観光列車って2両編成の「瀬戸内マリンビュー」「みすゞ潮彩」しか乗ったことなかったので、車内をうろつくうちだいぶテンションが上がってきました。


当駅で行き違う川湯温泉行き普通列車が釧路から到着。ノロッコ号に猛ダッシュしてくる大きなお友達を待って発車です。随分無茶なプランを組んだんだなあ。まあ総裁も大学時代、岡山や豊橋で跨線橋またぎの2分乗り換えとかやったクチなので文句言わんことにしときましょう。


客車列車らしく、ガタンと大きくひと揺れして動きだしました。塘路駅を出るとすぐに家がなくなり、進行右が川、左が崖の線路を大きくカーブしながら進んでいきます。車窓には釧路湿原がいっぱいに広がり、風を浴びていると自然と一体になった感覚に。総裁はツーリングをしたことありませんが、こんな気分なんでしょう。加速してちょっと風が強くなった…と思ったら、間もなくブレーキがかかりました。釧路川の徐行ポイントです。


[高画質で再生]

ノロッコ号 釧路川

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湿原の恵みをたたえ、土色に染まった釧路川。その流れと同じスピードでゆったりと景色が流れます。ほんのり漂う大地の匂い。まるでクルージングしているかのようです。


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ゆっくり進んでいると、「小さなお友達」も寄ってきます。


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鉄道好き?と思いたくなるぐらい、ノロッコをじーっと眺めていました。釧路周辺ではエゾシカが線路を塞いで、よく列車が止まると聞きます。ノロッコならシカをはねることもないし、少々止まった方が沿線の草や木々をじっくり眺められてかえって良さそう。このスピード感が、湿原時間に一番マッチしているようです。


再びガタンと揺れて加速し始めました。もうちょっとゆっくりしたいですが、列車なので目的地を目指さなければなりません。ここでちょうど車掌さんがやってきて検札。乗車証明書をもらいました。


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年、季節ごとに少しずつデザインを変えているようです。釧路駅で定期観光バスに乗ったときも乗車券をもらったので、記念切符づくしのツアーになりました。


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総裁と広島支部長のシートにはほかに3人が乗り合わせました。カップル1組と、見るからに「それ」と分かる大きなお友達。カップルがノロッコ号の感想について話し始めると、待ってましたと言わんばかりに大きなお友達が参戦、解説を始めました。あーあ、写真まで見せてるし。ヲタの悪い癖です。女子とお話しができてうれしいのは分かりますが、彼氏が目の前におるんよ…。女子、ちょっと面倒くさそう。微妙な空気になってきました。


彼氏がキレたら厄介だなあと思いましたが、このカップルは強かった。大きなお友達の解説が途中なのに、完全に二人だけの世界を作ったのです。ひっつき気味にここまでの旅の話や、友達の話を展開。大きなお友達もあきらめて、おとなしくなりました。ははあ、こういう対処の仕方があるのか。広島支部長ともども感心しました。


塘路の1つ釧路寄り、細岡駅のホームで修学旅行生が大挙して待っていたので「すわ、ここから大混雑か」と思いましたが、別の車両に乗ってくれたよう。釧路湿原駅でもたくさんのお客さんが乗ってきました。ノロッコ号はスピードを一気に上げ、風がビュウビュウ吹き込むように。窓をいったん閉めます。


歴史的建造物の岩保木水門前で再び徐行。間もなく家が建ち並ぶようになってきました。よく見ると屋根に煙突が付いています。


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今でこそ減ってきているそうですが、北海道では暖炉や、煙突付きストーブなるものがあるそう。冬の厳しい寒さがしのばれます。昨年北海道を訪れて以来、晩年はこういうところで住みたいなと思うことがありましたが、世の中そう甘くありません。


東釧路で根室本線と合流。思い切り川幅の広がった釧路川を渡って市街地へ入ると、すぐに終点・釧路駅でした。改札や階段入口をガラスでガード。広島がいかに恵まれた環境か思い知りました。


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非常に中身の濃いツアーでした。半日なのでとても参加しやすく、総裁みたく道内をせかせか回る人にはオススメです。今度は違うところを走るノロッコにも乗ってみたいですね。
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