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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どうでしょうⅡ 12 

窓の向こうに真っ青な空が広がっていました。


道路には大きな水たまり。昨晩降り出した小雨は、寝るごろには雷を伴う大雨になっていました。「なるようにしかならん」と半分ふて寝しましたが、朝にかけて天気が持ち直したようです。きょうは歩きがあるので助かりました。


ササッと支度をして朝食バイキングの会場へ。普段は結婚式や政治家のパーティーに使われそうなホールには、きのうが平日(金曜日)なのにたくさんの宿泊客がいました。何とか席を確保してお目当ての食材をゲット。当ホテルのバイキングには名物があるのです。それは…


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イクラ!!イクラ!!イクラ!!(大事なことなので3回言いました)


そう、イクラも食べ放題メニューに入っているのです。ソーセージや揚げ物は最小限に抑えてイクラに全神経を集中。最初はイクラの皿が品切れになっていたので「これじゃ詐欺じゃあ!!!」と文句を言おうかと思いましたが、ちゃんと補充されました。思う存分ご飯にかけて口の中へ。


プチプチプチ


口の中で海の恵みが広がりました。朝からこんな贅沢を味わえるなんて。真面目に生きてて良かったです(笑) あまりの幸せについつい長居してしまい、大慌てでチェックアウトするハメになりました(^^;






きょうは日本海側に出て、絶景の国道232号「オロロンライン」を一気に北上。朝から晩までバスづくしです! 某所でお会いしたライダーさんが「オロロンラインは絶対オススメ」「北海道イチ美しい道」と太鼓判を押していたので期待は膨らむばかり。まずは日本海沿いの港町・留萌を目指します。


1.旭川駅前8:00→9:58留萌駅前(道北バス)56留 萌

(運賃は1600円)


ATMでお金をおろさないといけないのに、ギリギリにホテルを出たので駅前通りのセブンへは猛ダッシュ。バス乗り場にはもう留萌行きが待っていました。急いでATMを操作。発車2分前、何とかバスに滑り込みました。沿線の停留所にこまめに止まるので路線タイプのクルマかと思っていましたが、意外にも観光型でした。


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車内にはトイレもありました! 道北バスとこの後乗る沿岸バスの共同運行路線。両社のサイトでは一般路線の扱いですが、実態は都市間バスのようです。留萌~旭川はJRでも行けますが、便数が少なく留萌方面の1便を除いて乗り換えが必要。所要時間もほぼ同じなので、いい勝負になっているんでしょう。


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定刻の8時。前に止まっていた釧路行きとともに発車しました。客は総裁1人だけ。1つ北を走る1条通に出るため、いったん東へ走ってコの字を描くように北へ、西へ向きを変えます。北海道中央バスのターミナル前が次の「1条7丁目」で、おばあちゃんと子どもが乗車。1条2丁目の交差点で国道237号(富良野国道)に入り、JR函館本線と美瑛川を一気にまたぎます。(このへんの地図参照)


留萌行きが止まらない市内線バス停も含めて、いくつもの「○条○丁目」を通過。国道12号(神居国道)と合流してようやく街が途切れてきました。高砂台入口で辺りは坂と山にへばりつく団地になり、多摩や神戸の西神、広島の高陽を思わせるような風景になってきました。団地の坂はかなり急で雪の日は大変そう。


軽くひと山越えると今度は下り坂になりました。「白i恋人」なんて名前のラブホがあったりして、別の意味でドキドキ(^^; 北都商高を過ぎると、それまで山に広がっていた家々はぷつりと姿を消しました。


そしてトンネルを抜けると山深い峠道に一変。進行右側にはどこまでも下に伸びる谷が続き、車窓が深緑と、霧の乳白色に包まれました。つい15分前まで40万都市のただ中にいたのが信じられません。集落が見えてきてアイヌ語で「神の住む場所」を意味する「神居古潭」です。周囲の石狩川は急流で、水上交通に依存していたアイヌの人たちにとって難所だったそう。多くの犠牲者を出す中で、神への畏れを感じたのでしょう。日本的、というよりは欧米的なセンスですね。水墨画のような急峻な地形は確かに、神の居場所にふさわしい。気付いたら雨が降り始めていました。(このへんの地図参照)


また集落が途切れて、次に家が見えたときには広告看板に「深川市」の文字がありました。いつの間にか旭川市を出ていたようです。道の駅がある、田んぼに囲まれた交差点で右折し、国道233号(深川国道)に入って中心部へ。駅にほど近い「深川十字街」でおばあちゃんと子どもは降りました。(このへんの地図参照)


「○番通○丁目」バス停が続き、「一已(いちやん)農協前」で1人乗車。あっという間に家が途切れて「深川市境界」になり、秩父別(ちっぷべつ)村に入りました。一已で乗った人は役場前ですぐに降りて、再び総裁だけの貸し切り状態に。畑の中に家が点在する、本州の田舎と同じ車窓で、気付けば一眠りしていました。


…ハッと前を見ると運賃表に「次は 幌糠」と出ていました。もう留萌市内です。20分ほどウトウトしていたようです。ここで1人乗りました。進行右側、まさに道路脇にはJR留萌本線の線路があり、幌糠からしばらく並走。山深くなりましたが、家は途切れることなく続きます。


番外の沢あたりから下り坂になり、山あいの大和田で5人が乗車。以後バス停ごとに乗り降りがあり、市街地に入るころには車内のお客は10人近くになっていました。驚いたのは大和田からのお客が道北バスのバスカードを使ったこと。カードは4往復しかない道北運行便でしか使えません。いつも同じ便だからこその芸当なのでしょう。


旭川から約2時間かかりましたが、留萌駅前には定刻通り着きました。


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広島だと余裕で10分は遅れる距離。北海道のバスの正確さにあらためて驚きました。駅前といっても駅舎の真ん前ではなく、2,3分歩いた場所。国道沿いにある、待合室、窓口だけの小さなターミナルです。(写真右奥が留萌駅、左にある平屋の建物が沿岸バスの留萌駅前ターミナル)






留萌から乗る沿岸バスは、留萌から北へ50kmの羽幌町に本社があるローカルのバス会社。戦時統合で一時道北バスの前身会社と一緒になりましたが、1952年に分離。87年の国鉄羽幌線廃止に伴い、廃止代替バスを運行しています。稚内の手前・豊富町から札幌の北隣・石狩市に続く増毛町に及ぶ広大なエリアで路線バスを走らせるほか、札幌との都市間バスを運行。地元民のほか、道北を旅する人や、廃線をたどる人には知られた存在でした。


とはいえ、沿線に大都市もなく規模も大きくないローカルのバス会社。普通にバスを走らせていただけなら、総裁が知ることはなかったかも知れません。そんな会社が数年前、突然全国区になったのです。キーワードは2ちゃんねるでした。


2005年ごろから、担当者の趣味?で沿岸バスホームページにアスキーアートが続々登場したのです。


中には背景と同色で、マウスでグリッとドラッグしないと現れないものも。2ちゃんねらーが見逃すわけはなく、バス板ですぐ火が付きました。その後、掲示板のスレッドで提案を受け付ける2ちゃんねらー向けのバスツアー(特殊ツアー)を毎年実行。沿線に「増毛」「豊富」があることから売り出した「増毛チョロQ」は、色々なメディアの紹介を受け完売しました。今でこそおとなしいHPになりましたが、当時はワヤでした。(どんなアスキーアートだったかは、「沿岸バス」「2ちゃんねる」で検索してみてください)


さらに担当者の趣味で、札幌発着の都市間路線や羽幌町循環バスでVOCALOID曲を流したり、萌えイラスト付きの「萌えっ子バイオディーゼルバス」とを走らせたり。ちょうど総裁が乗ったバスのすぐ後ろからやって来ましたよ(ノ∀`)


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見よ、この浮きっぷり&ある意味の潔さ!



しかし、ただ遊んでいるわけではありません。特殊ツアーの訪問地=ネット住民が行きたいと思った場所ともいえます。これを逆手に取って、系列の沿岸ハイヤーがツアーで巡った場所を回る周遊観光をスタート。路線車に乗る特殊ツアーも人気を博したからでしょう、2009年5月からは沿岸バス一般路線の大半が乗り放題になる「萌えっ子フリーきっぷ」を発売し、5カ月間で600枚を売り上げたといいます。購入者のうち9割が道外在住。しっかり観光客を呼び込んでいます。(萌えっ子~についてはJ-CASTニュースのこの記事参照) この「担当者」氏、実はなかなかの商売上手です。


今回は総裁も「萌えっ子フリーきっぷ」を使います(旅立ち前の記事<このへん参照>で紹介した画像がこのきっぷでした。萌えてますのう(^^; )


さあ、ここからがきょうのメインイベントです。
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