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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どうでしょうⅡ 14 

3.花田番屋前11:50→12:18苫前上町 (沿岸バス)  遠 別 

(萌えっ子フリーきっぷ使用)




駐車場のライダー軍団がバリバリ音とともに去り、総裁の乗るバスが静かにやってきました。今度の便は空いていて、花田番屋で乗った総裁とおばちゃんを含めても4人ほど。猛スピードでやってきたトラックをやり過ごして発車です。


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小平町の中心部からずーっと集落が途切れていましたが、道の駅を過ぎて川を渡ると、また家が建ち並ぶようになってきました。とはいっても小字が少ない北海道。バス停も「第1○○」「第2○○」と数字が入った名前が続きます。中でも鬼鹿地区は、昭和の大合併まで存在した鬼鹿村の中心部。1987年に廃止になるまで国鉄羽幌線が通り、鬼鹿駅は深川発最終列車の終点でした。コンビニのほか小中学校もあり、ちょっとした拠点。通学時間帯はバス車内もにぎやかなことでしょう。


力昼(りきびる)の手前で苫前町へ。山側に残っていた雨雲も取れ、車窓全体をやわらかな初秋の日差しが包みます。丘は黄緑色に、海はダークグレーに染まり、原色の風景が一転パステル調に変わりました。家々の塀に並ぶ漁網が、涼しさを増した9月の風にゆらゆら。車内のHBCラジオからは歌が流れ、のんびりとした時間が流れます。


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いったん海岸線に別れを告げて上平です。さらに内陸にある古丹別集落へ行く枝線との乗り換えバス停で、ロータリーとちょっとした待合室も。ここでおばちゃんが降りました


上平を発車後、反対側から古丹別からのバスがやって来ました。と、向こうのバスが停車。合わせて総裁が乗ったバスも止まりました。何事?と思っていると、向こうのバスからおばちゃん2人が乗り換えてきました。どうやら古丹別発のバスが遅れて、本来できるはずの接続がかなわなかったらしい。ウテシどうしで暗黙の了解ができているのでしょう。運輸局的には眉をひそめる案件なんでしょうけど、次の便まで1時間待たせるより、よっぽど利用者のことを考えた対応です。ローカルバスらしいじゃないですか。


「羽幌のベスト電器のチラシが入ったでしょ」「ストーブと地デジテレビを買おうかと思って」なんておしゃべりを聞くうち、真っ直ぐな国道の両脇に丘が続くようになってきました。じゅうたんのようなふさふさした草地の上に家が徐々に増え、最後に丘を登ると苫前町の中心部です。ラジオからは竹内まりや「September」。HBC、いいチョイスするなあ。


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苫前上町バス停は町中心部がある丘の端っこ。北側(稚内方面)を遠くまで見渡せました。ちょうど遠別発の留萌行き
がやって来ました。


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バス停近くの道の駅は「風Wとままえ」と書いて「ふわっと・とままえ」と読みます。風力発電が盛んなことから電気量の単位「W(わっと)」を引っかけたみたい。行政主体のハコモノってとかく「やってしまった」系な愛称になりがちですが、これは悪くないネーミング。南仏を思わせる真っ白い建物の周りで、真っ黄色のタンポポが咲き、日本海のように透明に澄んだ綿毛が飛び交っていました。


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ネットで調べると、秋に咲くタンポポもあるそう。でもあの白と黄色を見ると新しい出会いへの期待と不安でいっぱいの、春の面はゆい気持ちがよみがえりました。「札幌わ」ナンバーの車が何台も止まる駐車場を横目に足取り軽く道の駅の中へ。早速カントリーサインマグネットを買いました。


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道の駅のバルコニー?からの眺めもまた絶品でした。青空と海、そしてそそり立つ崖…ファンタジーの舞台が目の前に現れたような風景画のような光景。思わず見入りました。日本にもこういう場所があるんだなあ。


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次のバスまでまだ40分以上あります。せっかくなのでバス停何個か分、歩いて戻ってみることにしました。


週末ですが街中に人通りはなく、静まりかえっています。タクシー会社の前を通りましたが車庫に1台が暇そうに休憩中。少し坂を登るとセイコーマートの看板が見えてきました。スニーカーソックスのサイズが合わず少し歩くだけで脱げてしまうので、ここで緊急避難的に買い替えることに。店内で、やっと店員さんじゃない人に出会えました(笑)


セイコーマートの前が苫前役場のバス停でしたが、まだ時間が早い。さらに1つ前の「三豊」バス停を目指します。役場を過ぎたあたりでようやく道行く人に出会えました。立派な小中学校が中心部の丘の一番端っこ。ゆっくり坂を下ります。草原を風がそよぎ自然のただ中にいることをあらためて感じました。


三豊には次のバスが来る5分前に着きました。あたりには廃屋と草むらがあるぐらい。ここから乗る人っているのかなあ…なんて考えていたら、1日3本しかない羽幌発の古丹別行きが姿を現しました。時刻表によると苫前町役場から三豊までは海側の別ルートを走っているよう。


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さっき上平で見た古丹別発のバスよりグレードは落ちますが、一般路線バスよりグレードは上。一部サイトによると代車として豊富~留萌線に入ることもあるらしい。ちょっとキツいかなあ。


長旅中っぽいチャリが目の前を駆け抜け、やっと南からバスが来た、とベンチから立ち上がると稚内行きの宗谷バス都市間便。ちょっとしてようやく総裁が乗る羽幌行きが到着しました。ここまでバスは時間通りでしたが、この便はちょっと遅れてきました。


4.三豊13:27→13:43本社ターミナル (沿岸バス)  羽 幌 

(萌えっ子フリーきっぷ使用)




総裁を含めて5人で出発。最初のバスが盛況だっただけで、昼間は大体これぐらいの利用みたいです。総裁が歩いて通り過ぎた苫前役場で1人降りて、1人乗車。苫前上町で1人降りて3人だけになりました。さっきのチャリを抜かし、遅れを取り返すべくアグレッシブな運転に切り替わります。巨大な風車を眺めながら10分ほどで、羽幌町に入りました。


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ディーラーやツルハドラッグのほか、道立病院や高校もある地域の一大拠点。高い建物が次々と現れます。道立羽幌病院でおばあちゃんが下車。バス停に車いすのおじいちゃんが待っていました。決まった日にこの便で来ることになっているんでしょう。昔の人だから、きっとバスが来る10分以上前から待っとるんじゃろうなあ。ローカルバスは絆を結んでいるのです。


羽幌高校でもう1人も降りて、総裁の貸し切り状態になりました。バスは再びオロロンラインに戻ります。国道沿いには何列も家が並び、通りを歩いている人もいました。「次は本社ターミナル」のアナウンスで右折し、さらに左折。何とそこは住宅地にあるごくごく普通の、大型車なんてとても通りそうにない路地! さらに右折した先が沿岸バス本社ターミナルでした。構内が一方通行のため、裏口から入ったわけです。バスは勢いよくホームに滑り込みました。


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バスのステップを降りきったら…小さな踏み台がありました。高速タイプのクルマを走らせノンステップ車が入れられない分、ひと工夫しています。こういう気遣い、うれしいです。






道の駅ほっとはぼろは川を渡った先。事前に地図を見た限りかなり北か南に大回りしないと橋がないようでした。しかし、ターミナルから真っ直ぐ歩いた先に歩行者専用の橋を発見。良かった良かった。


橋までの道筋は歓楽街。人口規模以上に飲み屋は多いのですが、スナックや小料理屋の色あせた看板が並ぶさまはまさに昭和です。まるで20年前で時が止まったような街並み。それがかえって淫靡な空気を醸しだしていました。夜来るとにぎわっているのかなあ。場末感出しまくりのパチ屋には、路駐しているクルマの台数ぐらいしか客がいません。総裁と同い年ぐらいの男が携帯で出玉状況を報告。うらびれた家の庭に咲いていたコスモスが印象的でした。道北はもう秋です。


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歩行者専用の橋にはこれまた懐かしい、「けんけんぱ」用の丸が描いてありました。ケンケンなんてもう何年やってないだろう。周りに他の人がいないのをいいことに、思わず「けんけんぱ」してしまいました(^^;


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ターミナルから10分ほどで道の駅に。駐車場ではさっき三豊で見た稚内行きが休憩していました。それにしてもド派手なイラスト…。公募で決まったそうです。一度見たら忘れませんね。


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そしてカントリーサインマグネットを手に入れました!


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ペンギン? いえいえ、これは別名オロロン鳥というウミガラスなんです。羽幌沖の天売島に生息する、町のシンボル。しかし潜水して魚を獲っている最中に漁網に引っ掛かって死んだり、天敵のハシブトガラスやオオセグロカモメに卵をやられることから絶滅が危惧されています。北海道海鳥センターが中心になって保護活動を進めていますが、予算の制約が壁になっているようです。


たかだか250円のカントリーサインマグネットですが、羽幌町の予算を少しでも増やすことに貢献できれば何よりです。


ターミナルに戻り、向かいにあるスーパーの休憩所で一服。ここまでのバス乗車記をまとめたりして過ごしました。食品売り場は結構にぎわっていて、久々に活気を感じるひとときでした。
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