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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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北海どうでしょうⅡ 15 

メモをまとめ終わったので本社ターミナルの待合室へ。最近はコミュニティ施設と一体になったターミナルを造る町が多く、田舎の方が立派なバス乗り場だったりするのですが、民間企業が所有するココは別。昔の駅を思い出す、年季の入った建物でした。この場所で、あのサイトや、ネットユーザーのナナメ上を行くツアーが生まれたなんて信じられないほど。


建て替えたいという思いはあるんでしょうけど、沿岸バスを取り巻く環境は厳しさを増しています。羽幌町ホームページ「町政要覧」によると、町内からのバス利用者は04~07年の間だけで1割減。国鉄羽幌線代替バス全体では、鉄道廃止年の87年から07年で利用者が36%減りました(北海道二十一世紀総合研究所「北海道における鉄道廃止代替バス追跡調査」参照)。花田番屋にいたおばあちゃんも「バスは乗らないからねえ」と話してたっけ。


南行き、北行きとも1-2時間に1本走っていますが、いつか減便やバスの小型化、枝線のコミュニティバス化を議論するときが来るかもしれません。


そんな中で始まった、ネットでの話題作りや萌えっ子フリーきっぷは一筋の光明です。補助金だけに頼らず、「お金使わず知恵を使う」を実践できたことは多くの事業者に希望を与えました。自然美豊かなオロロンラインを、いつまでもバスで楽しめることを願ってやみません。


5.本社ターミナル14:54→15:30岬センター (沿岸バス)  豊 富 

(萌えっ子フリーきっぷ使用)




島で合宿?を終えたっぽい大学生や、地元の若い衆が何人かやって来ましたが、みんな15:00発の札幌行きに乗るよう。豊富行きには総裁と高校生、おばあちゃんの3人だけが乗りました。


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後ろの席には野球のユニフォームをまとった高校生たちがいました。もしこの子たちが甲子園出場を果たしたら、沿岸バスがバスというバスをかき集めて大編成を組むんだろうなあ、などと妄想が膨らみます。オロロンラインを行く数十台の沿岸バス…一度でいいから見たい。ちょうどラジオでは日ハム対楽天戦の中継が始まっていました。


再びオロロンラインに戻って長い長い橋を渡ると、羽幌の中心部は終わり。民宿みたいな事務所が建つ羽幌自動車学校前を過ぎて、車窓にパール色のススキがちらほら。山側には緑色の牧草地が広がり、海と国道に挟まれた狭い大地には秋色の枯れ草が交じります。板張りの廃屋がポツポツと並び、異国の趣です。


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元光洋小学校なんてバス停があり、道路沿いにそのまま校舎が残っていました。潮風で朽ちようとしている上に、壁に描かれたまばゆい日の出の海の絵が余計に寂しさを誘います。一部サイトによると校名の「光洋」は公募で決まったそう。きっと、きょうみたいな透き通る青空と輝く日本海を誇りに思った地元の人が付けたのでしょう。AMラジオは「仕事ではUVケア、家ではAVケア」などととりとめもないトーク番組。土曜午後のけだるさが車内を包みます。


ススキの中を走り続けて、遠くに集落が見えてきました。初山別村の中心部です。商店が並ぶ一角でバスはいったん国道を離れ、羽幌線の駅跡にできた初山別バスターミナルに到着。ここで野球部員3人が降りました。


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さらに次の郵便局で3人降りて、車内は総裁ともう1人だけになりました。と、ここでウテシがバスを止め通路を後ろへ。どうやら野球部員たちが窓を開けていたようで、不機嫌そうに窓を閉めました。


初山別の中心部集落が途切れると、「岬センターへおいでの方は降車ボタンを押してください」と放送が流れました。オロロンライン~岬センター正面前はお客がいる場合のみ乗り入れるデマンド区間。どうやって意思表示をするのかなと思っていましたが、こういうやり方なんですね。早速ボタンを押しました。すぐに岬センターに着くのかと思いきや、バス停2つ分ぐらい走って、ようやく国道を左折。岬センター=道の駅しょさんべつの転回場は狭い上、業務用車が変なところに止まっていたのでかなり苦労しながら回ってバス停に着きました。


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元々遅れ気味だった上に、高校生は窓を開けっぱなしにするわ、岬センターの駐車場で苦労するわでウテシはかなり不機嫌。今とは全然違う、アグレッシブだったころの広電バスを思い出しました(^^; まずはカントリーサインマグネットを買いました。


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次のバスを「デマンド」すべくレジに申し出たら、「温泉施設のフロントに言ってください」。向かいにある「しょさんべつ温泉岬の湯」へ行き説明すると、女性がどこかに電話し「16時16分発にお客さんがいますのでお願いします」と話してくれました。時々総裁みたいな客がおるんですね。入口にはチャリが何台も止まっていました。


道の駅しょさんべつには、天文台があります! 日本最北の観測施設らしい。明かりが少なく空気がきれいなので星を見るにはうってつけの場所。昼間でも思わず息をのむ眺めを楽しむことができます。


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村と地元青年団が運営。無名の星に好きな名前を付けられる「MyStarシステム」が有名です。愛称を天文台が公認してくれるだけで、学術的に認知されたり所有権を主張できるわけではありませんが、夢がある話じゃないですか。既に8500以上の星に名前が付きました。気軽に夜空を眺めてもらおうとあまり制限を設けず、誰でも観測施設が見学できます。かつてドラマ「白線流し」に登場したそう。


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入口にある貼り紙によると、昼間でも天体観測ができるらしい。中に入って受け付けで入場料を払うと、女性が出てきてビデオをセットしてくれました。小さな天文台ですが、土星や木星、火星など太陽系の惑星はもちろん、月や有名な星座を形作る星たちもしっかり見られるようです。そうこうするうち次のバスまであと20分になりました。


やっぱり昼間は何も見えないのかなあ? あきらめ半分で受け付けの人に聞くと、奥から男性が出てきて「見られますよ」。観測道具が入ったカバンを持って来て、最上階の望遠鏡に案内していただけました。


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セットしてスイッチを付けると…


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太陽登場! さらに望遠鏡を見ると真っ赤に燃えさかる球体がはっきり見えました!


ふちのモワモワとなっているのがプロミネンスと呼ばれる火柱。総裁D100の広角レンズに付いたゴミの左上辺り、ギリギリ見えるか見えないかぐらいの大きさ分膨らんでいるのが分かりますか? 写真ではこの程度ですが、実際のプロミネンスだと地球の3倍の大きさらしい。思わず「おお!」と感嘆の声を上げました。すごいなあ、太陽の鼓動が見えるんだ! 別の日に撮影した写真を見ると、もっと大きいプロミネンスが見えた日もあるよう。これで地球の5倍の大きさだそうです。


男性は50代ぐらいで天体観測一筋といった感じの、学校の理科の先生にいそうなタイプ。純粋に星が好きなんだなあということが話の節々から伝わる方でした。本当に好きなことを話すときの、あたたかい気持ちってこちらにも伝わるもの。「バスまであと10分しか時間がない」という総裁にさえ、とても丁寧に説明してくださりました。ありがとうございました。今度は夜に、ゆっくり時間を取ってきます。(^^) (8月末から9月が一番星がきれいに見えるそうで「次来るとしたらこの季節ですね」とのこと)


後ろ髪ひかれる思いで天文台を後にし、バス停へ走りました。
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