09« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11

ゲリラ雪

  : 

下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告  /  tb: --  /  cm: --  /  △top

中国山地に春が来た 

2週間前の3月27日(土)、芸備書房前店主と庄原~備後落合~木次を経由して皆生温泉へ行ってきました。クルマで。公共交通機関を使えぇや!という指摘が聞こえてきそうですが、総裁は翌28日が夜勤で、できれば28日朝までには帰りたかったのでついつい…。山陰から山陽へ戻る場合、鉄道もバスも最終が早いのです。


あと、訪れたころはほとんどサクラが咲いていませんでした。散り始めた今の時期からすると少々賞味期限切れの話になります。まあ備忘録です。


昼前に広島市内を出発。広島IC~庄原ICまで高速を使い、備後落合まで一気に駆け抜けました。途中国道を外れ旧西城町の市街地を経由。とても情緒ある街並みで、芸備線の細い鉄橋と交わるあたりは実に絵になる風景でした。ちょうど昼時だったのでこれを食べることにしました。


10041101


おでんうどん。備後落合駅ホームに立ち食いうどんがあったころの名物です。いまは近くの「ドライブインおちあい」で食べられます。ネットや情報番組で取り上げられてから登場したので、当初は便乗かと思いました。しかし、後日の一部新聞報道で主人は立ち食いうどんが閉鎖になる最後の6年間、実際にホームで腕を振るわれたことが判明。かつて旅人を暖めた味そのものだったのです。


たまごとスジとちくわを載せてズルズルいきました。シンプルなだしと麺、ぐつぐつ煮込まれたおでん、いい感じにとろけた岩のりの相性は抜群。寒いホームで食べたらもっとおいしかったに違いありません。


店の中もあのころから時が止まったままです。おでんうどんの後ろに写った100円占い機といい、かつてゲームセンターにたくさんあった筐体といい…。備後落合に夜行急行が立ち寄り、駅がにぎやかだったころ、そして周辺のスキー場にもっとお客さんが来ていたころの最先端だったんだろうなあ。駅舎やホームみたいな「本体部分」の痕跡と違って、ちょっと立ち寄った先の時間つぶしみたいな「サイド部分」はなかなか残らないので貴重です。


10041102


外にはかつて掲げたであろう看板が、窓を埋めるために使われていました。


10041103


この日は春休み中の週末ということもあり、総裁たち以外に地元のおっちゃんや爺さん、婆さん、帰省した子どもが連れてきた孫衆らも食べに来ていて10人弱のお客さんがいました。地域の大切な社交場なんですね。ただ、入口に「当分の間午前11時から午後2時までの営業とさせていただきます」との貼り紙がありました。ご主人もかなりご高齢のよう。店とおでんうどんの今後が気になります。せっかくの名物なんだけどなあ。


備後落合駅はやっと花が咲き始めていました。春の入口といったところ。


10041104


10041105


ちょうど列車が来ない時間帯。ホームにたたずむと近くの国道をたまに走るクルマの音と、せせらぎ、そして風の音だけがしました。


[広告] VPS



そんな自然と一体になった駅ですが…


10041106


真新しいフェンスが建っていました。前まではなかったと思います。実に無粋ですが、勝手に転車台跡に入ったり、線路に入って写真を撮るなどルールを守れない大きなお友達(いわゆる鉄道マニアだが、人に迷惑をかけるような人をファンやマニアと称したくないので、あえてこう書いた)がいたのでやむを得ず張ったのでしょう。あとゴミ箱も新しくなっていました。これはエエ方の変化。


10041107


ある方がBlogで「今が鉄道ブームというなら早く終わってほしい」と書かれていましたが、総裁も同感です。最近の「鉄道ブーム」って事業者に小遣い程度の収入をもたらしている程度で、(一部を除いて)沿線の活性化につながっているわけでも、地域のマイレール意識を高めているわけでもありません。鉄道に興味を持って乗る人が増えるのはいいことですが、変に排他的な人や迷惑をかける人が増えるのはごめんです。


ちょっと機嫌が悪くなったので、糖分補給(笑) 備後落合駅からクルマで数分の場所にあるジェラート屋でスウィーツタイムです。白いのがマタタビで、ピンクがオススメらしいサクラ。マタタビは甘さ控えめで大人な味。サクラは桜餅のあの風味でした。


10041108


さあ県境を越えましょう。国道314号線を登ると山に白いものがちらほら。備後落合あたりが冬と春の境目だったようです。


10041109


そしておろちループを越えて出雲坂根駅へ。駅舎の改築中で、土曜だというのにたくさんの作業員さんが忙しそうに動き回っていました。


10041110


待合室は狭い中にベンチがある名松線伊勢奥津駅に近い感じ。併設のコミュニティ施設はクツを脱いで上がるタイプになるようです。


10041112


10041111


待合室はまだ使えないので、ホームに「仮駅舎」がありました。


10041113


ヨドコウ? 臨時とはいえ、(総裁が記憶している限り)中国地方では見かけないプレハブ駅舎が登場です。北海道によくある仮乗降場上がりの駅みたいですね。当たり前ですが、中にはちゃんと時刻表もありました。


10041114


もっとも前の駅舎はホコリっぽくて虫もいたので、今の「仮駅舎」の方が駅寝しやすいかもしれません(←おい!)




前店主が横田町の市街地でおみやげを買うというので同行。「そろばんもなか」なるお菓子を発見したので早速買って食べてみました。そろばんの球の形をしていてあんこたっぷり。脳に栄養が行って暗算力UP!…の前に血糖値UPですね(^^; 何となくそろばん工芸館へ行くと工房があり、「ご自由にお入りください」との看板に甘えて座敷に上がると、工芸士さんが仕事中。総裁たちに気付いて製作実演をしてくださいました。


10041116


まずは枠。カバやツゲ、黒檀などを使いますが、国内産の材質は流通量が少なく、タイやインドネシア、タンザニア産といった輸入木材も活用しているそうです。見た目軽そうですが、持つとずしりときます。


次は珠。あの形をどうやって作るか前から気になっていました。直角三角形の斜辺に歯がぐるぐる回る機械を使って1つ1つ作っていきます。


10041115


10041117



大まかな形は意外と簡単にできますが、ここから「口取り」(そろばん球の出っ張っている部分を「口」という)「仕上げ削り」など細かい手作業を経てやっと製品に使える「珠」になります。オーソドックスなタイプでも1つに100個以上の球があるので途方もない話です。さらに軸を加工して、珠をはめ込んで、枠を組み立てて…数日かけて1つできればオンの字らしい。大事に使わないといけません。


10041118


10041119


材質によって値段の差が出るそう。いい材質だと木目が美しい。高級そろばんも触らせていただきましたが、総裁の実家にあった安いそろばんと違って球の滑りもパチンという音も良かった。いい品は使い心地も全然違います。あと裏側の細工もポイントで、高級品は丁寧な模様でした。下の写真の真ん中あたりにあるそろばんは、工芸士さんが息子さんの成人祝いに送った最高級の逸品。「展示に回すから返せ」と取り返したらしい(笑)


作業時間を割いて総裁のような素人に解説をしていただいた工芸士さんに深く感謝します。そろばん、やってみようかな。


さらに山を下って木次の桜並木に行ってみましたが…このとき(3月27日)はほとんど開花していませんでした。


10041120


中国地方は先週来雨が続いています。この長雨が終わったら山間部にも本格的な春が来るでしょう。また出かけたいと思います。
スポンサーサイト
ドライブ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

コメントの投稿

Secret

△top

この記事に対するコメント

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://guerillasnow.blog49.fc2.com/tb.php/508-79cefbe5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。