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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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鶴見線の最果てへ 上京4 

総裁、ついに米軍に目を付けられてしまいました。鶴見線はのんびりしたローカル線の趣きと、スリリングな面を持ったワンダーランドであることを思い知りました。


さっきとは反対側の車窓を見ながら安善駅に到着。ホーム外には貨物ヤードが広がり、扇町同様貨物駅に間借りした感じです。駅舎も貨物の方が大きい。JR東日本側に至っては無人です。貨物の方は駅というより運送会社の事務所ですね。(写真上がJR貨物、下がJR東日本の駅舎)


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ここから大川支線に乗ります。土休日は1日3本しかなく、うち2本は朝ラッシュ時の運行。首都圏で1,2を争う「乗り鉄」泣かせの路線です。


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そうこうしているうち、きょうの大川行き最終電車がやって来ました。どうせ空いているだろうなと思っていたら…


かぶり付きをしている大きなお友達が…何人も(笑) 見習い中っぽいウテシ氏、ご愁傷様です。。まあ緊張に慣れる練習ですよ(^^;


安善駅を発車すると、すぐに武蔵白石駅の脇を抜けます。


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かつて大川支線は武蔵白石発着。カーブの途中にホームがありました。このためJR東日本の標準的な通勤車両(長さ20メートル)が規定上入れず、戦前車両のクモハ12形(同17メートル)が1996年まで運行。老朽化に伴って20メートル車を入れるため武蔵白石駅のホームを廃止しました。今も正式な路線区分では、大川支線は武蔵白石から分岐。武蔵白石は通過扱いになっています。名残で、鶴見線本線→大川支線の定期券で武蔵白石からも乗車できるそうです。


カーブを曲がりきると直線が続き、電車もスピードアップ。遠くに行き止まりとホームが見えてきました。大川駅です。駅は工場に囲まれたどん詰まりのような場所にありました。折り返し時間は3分しかありません。総裁も含めてみんな走って下車。ちょっと殺伐とした空気の中、撮影タイムスタート(^^; (臨港バスが並走しているので乗り遅れてもどうにかなるんですけどね…乗り物好きのサガといいますか)


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外から見ると広電の駅舎みたい。鶴見線は71年に鶴見駅以外すべて無人化。その頃からほとんど使われなかったであろう出札窓口ですが、エアコンが付いていました。今Suica関連の機器が鎮座しているのかなあ。あたりの工場は休んでいるようで、扇町以上にしーんとしていました。工場の壁が影になり、ほかより一足早く夜の趣きでした。


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駅のすぐ南側には小さな踏切がありました。線路を渡った先の昭和電工などに勤める人用みたい。大川駅のランドマーク的な存在のようですが、写真を撮り忘れてしまいました。。2008年に貨物列車の設定がなくなるまでは、昼間、貨車の入れ替え作業をしていたらしい。こんなところにもモータリゼーションの波が押し寄せていました。


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間もなく発車時刻です。大きなお友達と一緒に駆け込み気味の乗車になりました。大川までかぶり付いていた人たちは目的を果たしたのか、帰りは着席。ありがたく「かぶりつき」なるものをやってみました。生活圏から遠く離れた「知り合いが見ていない」場所だと本性をさらけ出してしまいます…。


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電車本数が少ないため、心なし鶴見小野より線路の草が伸びていました。見習いウテシ氏もこのあたりのまったり走りに慣れると、東海道本線とか運転できなくなるんじゃないかなあ。要らん心配ですね。


元来た線路を走って武蔵白石駅の脇から本線に合流。再び安善駅で降りました。これで鶴見線旅客線部分の乗りつぶし完了。ちゃんと計画を組めば3時間でできました。






最後に、鶴見小野駅の「沿線マップ」で見つけてからずっと気になっていた場所…浜安善駅跡へ行くことにしました。安善駅から南へ真っ直ぐ15分ほど歩けばいいらしい。と、駅前を鶴見駅行きの横浜市営バスが走って行きました。片道だけ歩けば、後は楽できそうです。


鶴見線を渡って2,3軒の民家を過ぎたら、線路が道路に寄り添ってきました。右側は工場の高い壁&フェンス。一方左側にはただっぴろい土地が広がっていました。


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ん、英語? それに鉄条網。もしかして…


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アンちゃん、アメ公じゃあ!!!! もとい、米軍施設です。(広島人のソウルコミック「はだしのゲン」を知っている人だけニヤリとしてください) 正式名称は「鶴見貯油施設」。横須賀の海軍所属で、約12万5000キロリットルの容量は在日米軍最大級です。横田、厚木両飛行場で使う航空燃料は、ここから鉄道やタンクローリーで運んでいます。


首都圏在日米軍の生命線ともいえる施設。一部の方のホームページによると、かつては周辺を歩いていただけで職務質問されたそう。1979年に落雷でタンクが炎上した際は、横浜市消防局の立ち入りが一時拒否されたという話もあります。最初はおっかなびっくりでしたが、線路越しに写真を撮っても、中からMPが出てくる気配はありません。どうやらだいぶ時代が変わったようです。


よく見るとあたりにある民間精油所もENEOSや出光ではなく、モービルやシェルなど米石油メジャー。気付けば日本じゃないような場所に来ていたのです。それにしてもモービルって有限会社なのね。。 浜安善駅がかつて「石油駅」という名前だったのもうなづけます。


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やがて線路が広がる場所に着きました。何となく浜安善駅っぽいのですが…鶴見小野駅のマップにあった建物(写真上)がない! 工事現場にあるようなプレハブはありますが、写真とは違います。これではまるで信号所(写真下)


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帰宅後分かったのですが、浜安善の駅舎は1986年の廃止後も長らく残っていましたが2009年に解体されたそうです。よく23年も残していたなと思う一方、もう少し早く行けたら、と思いました。今は安善駅構内となり、横田基地行きの貨物列車が時たまやってくるぐらい。浜安善駅跡は機回し(進んできた方向と反対へ向かうため機関車が編成の先頭から最後尾へ移動すること)の場所として使われているようです。


そして線路が道路を横切ります。昔々広島市南区出汐あたりの国道2号にあった国鉄宇品線踏切を思い出す光景です。


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線路が向かった先は米軍施設の、道路を挟んで反対側のブロック。せっかくここまで来たので気になって先に進んでみました。するとフェンスの向こうにいました!


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タキ!(石油専用貨車の通称) 何両も止まっています。てっきり巨大な工場の中に入るものと思っていましたが、油の出し入れは屋外でやるみたい。日曜夕方とあって、ほかの工場同様こちらもまったく動く気配なし。広い広い芝生が広がる場内をしばらく眺めて帰ることにしました。そして最後に正門?の写真を撮ろうとしたら、


「写真やめてください!」


中の警備員に叱られてしまいました。今まで何にも言われていなかったのでびっくりしたのと、撮るもん撮ったのでもういいやという思いとで、「はーい」と生返事しておきました。


公道から見える風景を撮っただけなのにイチャモンつけられるとは。プロ市民なら「米軍から不当弾圧を受けた!」と大興奮しそうな話です。文句を言おうかとも思いましたが、日本人職員を相手にギャアギャア言ったって仕方ないし、身柄を拘束されてもウチの会社助けてくれなさそうだし…。ショボーン(´・ω・`)な気持ちで立ち去りました。(ちなみに一部HPによると、中から軍服を着た人が出てきて尋問されることもあるらしい。総裁はまだ運が良かった方です)


ちょっと後味悪い終わり方になりました。さっき見かけた横浜市営バスの始発・安善町は浜安善駅跡の向かい側。このまま鶴見線まで歩かず、早く日本人がたくさんいる場所に帰りたくなりました。周辺に何にもない場所ですが、1時間に2本程度便があり、こんな注意書きまで。


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平日のラッシュ時は意外と混雑するようです。間もなくバスがやって来ました。転回場がないためさらに走っていて、先ほど総裁が叱られた先、昭和シェルの精油所に入ってからやって来ました。


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石油な一帯を鶴見線に戻り、線路を越えて普通の住宅地へ。首都高速をくぐるってさらに北のエリアへ行くとちょっとくすんだ感じの商店街が広がっていました。そう、同じ工場地帯の尼崎と雰囲気が似てるんですよ。そして看板をよく見るとやたら「沖縄」の文字。


あ、ここがリトル沖縄か!


横浜市鶴見区には沖縄出身者が多く、沖縄料理店や現地ならではの食材を売る店が並ぶエリアがある…TV番組を途中から見て「どのへんなんだろう」と思っていましたが、ここだったんですね。ちょうど夕ごはんの時間。降りてオリオンビール片手にラフテーをつまみたいという誘惑にかられましたが、耐えました。どの店がいいかリサーチできていないし、同行している芸備書房前店主にはこの後の予定があります。引きずっては申し訳ない。


後ろ髪ひかれる思いで終点・鶴見駅まで行き、京浜東北線で今夜のホテルに向かいました。


(なんか終わったような感じですが、この上京の話はもう1回だけ続きます)
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