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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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時速6kmのドキドキ 2車中泊3日熊野旅7 

とりあえず起動はいったんあきらめ、ひと段落することに。エンジンを冷やす間、熊野簡易軌道(くまかん)所属のもう一つの車両に乗せていただくことになりました。


じゃん

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トロッコ! くまかんでは機動運搬車といいます。こう呼ぶと何だかカコイイ。敷設のためのレールをはこんだほか、軌道本来の目的である農業にも使います。時期によっては鶏糞列車や苗床列車、ミカン列車も走ります( ´ ▽ ` ) 確かにこれなら機動性抜群。しかもネコ車(一輪車)よりも楽ちんです。あ、堀川ちゃんの脇にいる方がくまかんさん。日々農業をされているだけあって結構精悍です。


というわけで早速平谷中野駅をスタート。後ろに乗ったくまかんさんがレールを蹴ると一気に進みだしました。


意外に速い! 気付いたら「速い、速い、速い!!!」と半ば絶叫していました。微妙なカーブやレールの切れ目をガタンガタンと一気に駆け抜け、あっという間に終点。なかなかスリリングで動画なんて撮っている余裕はありませんでした。(以下の写真は別の方が乗っている風景。何となく感じが伝わりますかね?)

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猛烈に速かったのでどれぐらいスピードが出ていたかうかがうと、時速6km程度らしい。実はチャリよりも遅いんです。屋根や壁がない&目線が低いので速く感じるよう。普段鉄道を使うときは目線の高い位置にいますからね。ましてや壁がないで車両には乗らないし(笑) Blogによると、機動運搬車は子どもたちに大人気。その理由が分かりました。大人より、余計な心配をしない子どもの方が楽します。


平谷中野発が下りだった分、帰りは上り。手押しです。このへんのアナログさもくまかんの魅力ですね。軌道運搬車と戻るとほかのお客さんがやって来ていました。その後も続々と訪れ、軌道運搬車が何回も往復。その間少し沿線を歩いていたら、1日2本の熊野市自主運行バスを見ることができました! 行きがけの杉の湯行きといい、きょうはバス運に恵まれています。

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総裁が沿線をうろうろしている間もくまかんさんは堀川ちゃんのエンジンスタートを試みていましたが…上手くいきません。結局、先に沿線ウオーキングツアーになりました…と、その前にくまかんで大切な工具の紹介。レールを曲げるためのジンクロです。てこの原理を利用。真ん中を押さえて左右に力を加えます。一般の鉄道会社では機械化されているようですが、理屈は同じだそう。

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今度こそツアーに出発。平谷中野を出て、建設中?の機関庫を横目にカーブを曲がり始めた場所に「みかんヶ丘」乗降場がありました。(写真は平谷中野との位置が分かりやすいように振り返って撮りました) その先すぐ、2枚目の写真で赤く囲った部分が「白熊」乗降場です。

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みかんヶ丘は今回(10月14、16日)の一般公開に併せての開設になりました。団地もミカンの木もないのに、なぜ?と思われる方もあるでしょう…詳細はくまかんさんBlogをご覧になってください(この記事を参照)。とても思い入れの強い名前であることが分かります。ある少年の思いがここに実りました。


あと駅名表の上、平谷中野からだと「みかんヶ丘」で反対側からだと「通過」の表示。白熊はその逆です。それぞれ片方向の列車だけ止まる設定になっています。バス停ではよくありますが、北海道ではかつて鉄道にもありました。旧国鉄士幌線の黒石平駅と電力所前乗降場がそうで、前者は下りのみ、後者は上りのみ停車しました。駅間が短いことを逆手に取った「北海道の再現」というわけです。凝ってるなあ。白熊の由来は、駅脇にある白樺。「たぶん南限の白樺が伸びる熊野」を略して白熊になりました。。てっきり鹿児島のかき氷かと(笑)


白熊駅を発車して間もなく旧道踏切です。

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診療所から駐車場へ行く道ができる前、線路を斜めに横断する山道が生活路でした。なので「旧道」踏切。今も山道部分は熊野市の所有だそうですが、ある時に訪れた市職員にお伺いを立てたら「好きにしていいよ」と言われたとか(^^; 本場北海道の簡易軌道みたいなユルさです。軌道の魔法かもしれません。


丘側は人の手が入っていて、谷側は自然のまま。なので丘側の踏切には「どうぶつちゅうい」、谷側は「人にちゅうい」。大まじめに線路を敷く中に、にやりとできる要素を盛り込む。好きだなあ。





踏切を渡るとすぐに「熊簡桜台」駅。そう、平谷中野以来の正式な駅です。プラットホームも立派で広告付き! 向かいの街灯と合わせていい味を出しています。となりのトトロを思い出す風景。くまかんさんの出身地にちなんで付いた駅名です。



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本当にソバが育っている「線路のすぐそば畑」を過ぎると「雲(ん)」駅。「津(つ)」と同様に平仮名1文字で、ローマ字にしても1文字という世界最短文字数駅(笑) 強引ですが標高の高い熊野の山間部だと何となく納得できてしまうのが不思議ですσ(^_^;) 日本の駅をあいうえお順に並べたら文句なしの最後。世界だとチャドの首都がンジャメナなので残念orz 駅名票は熊簡桜台、白熊、みかんヶ丘ができる前から使っており、くまかんの歴史の証人になっています。

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雲駅に隣接する踏切には踏切小屋に似せたトイレがあります。「あくまで非常用です」とのこと。小便器とバックの板の組み合わせは備後落合駅の便所を思わせます。そう、トイレより便所という表現が似合います。この小屋を過ぎたらくまかんのクライマックス、鉄橋です!!(便所も分かるように逆向きから撮りました)

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地面から鉄橋までは総裁の背丈より少し高いぐらいです。当然線路の間から下が見えます。枕木の色を見て「おや」と思った方は鋭い。


くまかんの枕木の多くはヒノキを使っています。木曽人もびっくり! 鉄橋部分は業者から購入したようですが、ほかはタダなんです。近所にNTTドコモが携帯基地局を建てるときにたくさんのヒノキを伐採。そのままだと廃棄すると聞き、もらい受けたのです。軌道を敷くぞという強い熱意が運も呼び寄せました。念ずれば花開く、です。

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そしてこの石垣を見よ! ご近所の石積み職人さんが手がけられました。くまかんさんが住み始めた当初から崩れていて、最初はくまかんさん自身が修復に着手。しかし石垣積みには技術と経験が必要で、生兵法で築いても直後の雨でまた崩れてしまいました。何とかしないと、と思い続けていたところに職人さんが手を差し伸べてくださったそう。線路は地域と地域だけではなく人と人とをも結ぶのです。

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橋を渡ると、現在の終点・蟾島口(びきしまぐち)です。蟾はカエルを表す漢字。くまかんが通る柚ノ木谷の奥には山があります。その中腹に蟾島岩という奇岩があり、この駅が登山口にあたるとして駅名が付きました。中国地方の人に分かりやすく言えば、一畑電鉄の一畑口とか芸備線の志和口みたいなもんですな。ふと立ち止まってあたりを見渡すと、いかに山深く自然にとけ込んだ場所か分かります。

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(国土地理院地理閲覧サービスより)






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奥の盛り土の場所まで延伸する計画があるそうです。現在は133m。延伸後は150mぐらいになります。そういえば…堀川ちゃんの機嫌は直ったかなあ? 平谷中野駅に戻ることになりました。
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