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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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ラピュタの山 1円電車を訪ねて1 

「一円電車」という乗り物を知ってますか? 兵庫県大屋町(現養父市)の明延鉱山で走っていた錫輸送用軌道の別名です。閉山から20年以上たった先週末、70mほど復活! 熊野簡易軌道の余韻が冷めやらぬ中、高度成長期の記憶をたどりに出かけてきました。


広島を朝5時に出発。竜野西SAで名物B級グルメらしい「辛辛モツぞうすい」なんてヘヴィーな朝ごはんを食べ、山陽姫路東ICから播但連絡道に入りました。朝来ICまで1950円。1000円高速さまさまです。


ナビに従ってICから山奥に走ると、斜面にへばりつく巨大なコンクリ構造物が見えてきました。明延鉱山の選鉱場だった神子畑です。ここで鉱石の中に必要な金属があるか仕分けていました。クルマを止めて見物している人も。かつて建物が立ち並んでいただろう広い更地があり、往年の賑わいが思い浮かぶよう。今は時が止まったように静まり返った集落でした。


ここを未来少年コナンと表現するか天空の城ラピュタと表現するか年代で分かれそう(´Д` ) 総裁年代はもちろんラピュタです。ラピュタにはトロッコが出てきたし。あれ乗ってみたかったんよねえ。




明延の軌道は採掘現場から、神子畑までの6kmを結んでいました。

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道路だと大回りしなければならない山を貫通。姫路方面へ行くのに、バスで山陰本線の八鹿駅に出るよりはるかに近道になることから、住民が作業員用の客車に乗せてもらっていました。地域の人からは「電車」と呼ばれていたようです。さすがにタダで乗せるわけにはいかないと思ったのか、一円だけ「運賃」を取っていました。だから一円電車。週刊誌などが紹介すると、たくさんの旅行者や電車好きが訪れたそうです。


しかし1987年、明延鉱山にも幕を閉じる日がきました。国内錫生産量の九割を占め「閉じない鉱山」との呼び名もありましたが、安い輸入鉱物には勝てませんでした。坑道は一部を残して水没処理。軌道も廃止になりました。車両と一部線路が、この地の生き証人として残りました。


閉山以降徐々に活気が失われていった明延。往年のにぎわいを少しでも取り戻そうと地元の人たちが目を付けたのが1円電車でした。


2007年10月、閉山20年を機に始まった「ふるさと明延まつり」で30mの仮説軌道を敷いて走らせたのです。その後常設軌道での運行を目指し募金を始めました。200万円集まった段階でバッテリー機関車を購入。今年、常設ルートの第1歩となる70mの敷設が完了しました。以前からこのまつりに行こうと思っていましたが、ローテが合わず毎回断念。今回ついに実現しました。




神子畑を過ぎると道路は猛烈なカーブと急傾斜で一気に標高を稼ぎます。最初ははるか高い場所に見えたガードレールにあっという間に到着。路面には猛烈な数のブレーキ痕が残り、走り屋のメッカになっていることがうかがえます。鉱山の鎚音が消え、車のエンジン音とタイヤのこすれる音が響くようになったとは…切なくなりました。


トンネルを抜けると宍粟市で、集落まで下ると神姫バスの車庫が。その先にあった終点・倉床を過ぎると再び集落が途切れ、またぐねぐねの峠に入ります。もう1回トンネルを越えてようやく養父市大屋町に。さらにカーブがきつくなった坂を下る途中にテントが立っていました。どうやらあれが明延鉱山跡を利用した探検坑道の入り口らしい。さらに下った場所が明延の集落でした。

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あれ? みんな反対側からやってきています。ナビに従ったのですが、どうやら裏ルートだったようです。入り口付近の広い広場に1円電車の立派な駅舎がありました。1円電車のコスプレ(かぶりもの)を付けた人やゴスロリの人がいるような…うん、にぎわうことはいいことだ(笑)

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1円電車に長い行列ができているのではと心配しましたが、まつりが始まったばかりで数人が待っている程度。広島を早朝に出たかいがありました。これまた何かの建物跡だったっぽい空き地に車を止め、はやる気持ちを抑えながら駅に向かいました。
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