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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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活動再開 

先日諸般の事情で三瓶山に登ってきました。登山なんて本当に久しぶり。前日に必要な道具をチェックしていたら、


リュックっサックを持っていない


ことに気付きました。内陸部を2ヵ月回った記憶を手繰り寄せますが、そのテのものを売っていそうな店はありません。9号線沿いまで出ることにしました。ここで久々にムクムクと芽生えてきましたよ。


バスに乗りたい衝動が。


そう、島根に来てまだ一度も路線バスに乗ってないんです。仕事中クルマですれ違う石見交通の石見川本~大田線に照準を定め、いそいそと身支度。バス停に向かっていたら…


目の前をバスが通過orz


仕方ないので追いかけました。


クルマで


ちょっとズルですが、大半の区間を乗られるから良しとします。クルマで追いかけてまでバスに乗るってヲタ根性丸出しですわな(^^; 江の川を渡った先で追いつき、クルマを長時間止められるバス停を求めて約10分。ちょうど良い場所を発見しました。ここで待つことにしましょう。

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ん、待合所に広告が付いています。何だろう?

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ちょっ! 昭和65年って!!! 予定通りなら平成2年に完成していたはず。最低でも24年前に貼られたプレートです。よくぞここまで残っていたなあと感心すると同時に、それだけバス停が省みられていないのかなと思って、ちょっと切なくなりました。


このバンブー植物園、ネットで検索すると、今はなき姫路学院女子短大の付属施設だったらしい。この短大は植物園のほか、スポーツクラブ、ポニー牧場、わんわんカレッジ、美容室などもあり「ひめがくキャンパスランド」を名乗っていたらしい。そういえば「ひめがく~」も田舎でよく見るホーロー看板ですよね。短大に通称「竹博士」の教員がいたそうで、その絡みでバンブー植物園という、明るい名前とは裏腹の地味っぽい施設を作ったのでしょうか。


などと考えていたらさっきクルマで抜かしたバスが来ました。意外にもワンステップ車。乗るときに車内を見回したら総裁の貸し切りでしたよσ(^_^;)


島根に来てからクルマで何度も通った道。大字もだいぶ分かるようになりました。ところがバスに乗ると、家が1軒あるかないかの小さな集落にもちゃんと違う名前のバス停名が付いているんですよ。川内上郷なんて地名にありがちな名前もあれば、空城口なんて興味深い名前も。(三國志で諸葛亮が司馬懿を欺いた「空城の計」を思い出しましたが、このバス停の奥に「空城」という集落があるかららしい)


田舎の人は小字以下の地名で話をします。バスにのってやっと色々な地名が分かりました。クルマと違って生活の息遣いを感じられる乗り物だなとあらためて思います。


ぐねぐねした道が続く中、ウテシは丁寧にハンドルを切ります。大田市に入って「これより先××(よく聞き取れず)まではフリーバス停にも止まります」とのアナウンスが入りました。バス停以外の場所にも止まる「フリーバス」はよく聞きますが、フリーバス停とは? 疑問を残したままバスは旧道に入ります。軒先をかすめるような細い道を走ると「次はフリーバス停」とアナウンスが流れました。


フロントガラスを凝視していると右側に普通のバス停とは違う、木製のフリーバス停が登場。「フリーバス」とだけ書かれていて時刻表とかは貼っていないっぽいです。どうやら運輸局に認可されたちゃんとした停留所じゃない場所だけど、フリーバスにしたらよくお客が乗る場所だからバス停っぽい扱いにしたらしい。ちゃんとした停留所にすればいいのに。(写真はフリーパス停の1つ。時刻表がない)

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(次は「世界遺産センター」になっているが、センターまでにフリーパス停が2つある)


そして今度は運賃表の次のバス停表示が「フリーバス3」に! 続いて「フリーバス2」があり、世界遺産センターを挟んで「フリーバス」。何とも不思議な感覚です。(そういえば三重交通にも「フリー××」というバス停がありましたね)


世界遺産センターを過ぎてバスは石見銀山遺跡の中心部・大森町の旧道へ。道を歩く人がポツポツいるようになり、ここでようやく2人目のお客さんが乗ってきました。リュックサックを背負い「このバスは大田市駅に行きますか?」と聞いています。出雲か温泉津に泊まっている観光客でしょう。


観光路線になったと思いきや、今度は集落のある旧道へ回って生活路線になります。ここでもう1人乗車。家が増えてきて大田市立病院を過ぎたら、もう大田の市街地でした。飲み屋が並ぶ狭い通りを駆け抜けます。す際は終点の1つ前、大田市駅前のスーパーで降りました。

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ところが…ここにはリュックがありませんでした! 仕方なく駅から離れたイオン系のロックシティへ行くことに。歩くのは面倒くさかったのでちょうどあった江津行きのバスに乗りました。始発の大田バスセンターはこんな建物。

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いい感じに年季が入っています。完成した当初は最先端の建物として注目を浴びたでしょう。当時は今では想像できないような行き先を出して、今よりたくさんのバスが行き交っていたんかなあ。想像が膨らみます。

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今でこそ小型車、中型車ばかりですが、大型車や観光タイプのクルマもいたはず。小さいころ広島で見た、観光落ちの下道経由益田行きを思い出しました。


無事にリュックを買って、帰りは大田バスセンターから元来た道をたどりました。今度は総裁を含めて乗客3人。同じウテシ氏でした。

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地域のことにまた1つ詳しくなった「小さなバス旅」でした。
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