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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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友あり、遠方より来る 

昨年5月の出来事になりますが…今さらながらご紹介させていただきます。これからの行楽シーズンの参考までに。



広島から前の職場の女子2人組が遊びに来ました。


しかもバスで!(バスヲタがこんな表現をすべきではありませんが、それぐらいクルマがないと生きていけない地域なんです)


ありがたい話です。昼前に到着して、ピザが美味しい洋食屋さんでランチ。ちょうど当日あった地元で500年以上続く祭りに案内して、夜はオープン直後の某店で絶品の石見和牛をいただきました。


翌日は某宿泊施設まで迎えに行って、石見銀山遺跡へ移動。総裁も楽しみにしていた銀山最大の坑道・大久保間歩を巡るツアーに参加してきました。バスで移動するようだし、受け付けを担当する世界遺産センターのホームページには特に注意事項もない。バスで行ってちょっと歩いて、じっくり話を聞くのだろうと思っていました。


ところが。


どうやらこのツアー、ガチの山歩きをせんにゃあいけんらしく「半袖はダメなんですよ」「サンダルの方はスニーカーを貸しますので」とホームページには書いていなかった条件が次々と出てきました。半袖の総裁はビニルのカッパを着て、エセ長袖です(笑) 同行者たちもしぶしぶ着替えます。表情からは「こんなん聞いてない!」と不満がにじみ出ています。


明らかに元ローカルバスだったトップドア(前に1カ所だけドアがあるタイプ)のエアロミディ(三菱ふそうの中小型バス)にゆられて登山口へ。ここから坂を登っていきます。トイレがあって脇にたくさんの杖が置いてありました。普段山歩きをしない同行者はそろそろ我慢の限界に近づいたようで「えー、これを登るの!」「最後まで付いて行けないかも」と非難轟々。完全に下調べ不足で、当方の株下がりまくりです。とはいえ途中で帰るのはもったいないと思ったのでしょう。最後尾を付いてきてくれました…。


広い砂利道を5分ほど登り天領(幕府直轄地)との境目にある関所・番所跡に到着。かつてはここに武士や人夫がひしめいていたのでしょう。このあたりに建物や台があった姿を想像していくうちに…「山賊」(山口県にある巨大な飲食店=このへん参照)を思い出しました(^^;

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いよいよ世界遺産の中心部に入ります。斜面に金属柵が挿してある場所でストップ。

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この洞窟が「間歩」(まぶ)と呼ばれる銀山の坑道です。間歩は大きく分けて3種類あります。地面に露出した鉱脈を掘る(というより剥ぐ?)「露頭掘り」、地下から延びた鉱脈に沿って掘り進んでいく「ひ押し」、地上と水平に掘って地下水の排水路を確保しながら鉱脈にたどり着く「横相」(よこあい)。映画「インディージョーンズ」シリーズなんかに登場する洞窟も、写真の下金生坑も「横相」です。世界遺産登録でたくさんの観光客が訪れることから、勝手に入らないように入口を塞いでいます。思った以上に狭いですね。


さらに坂を上ったところに次の間歩・金生坑がありました。何とこの間歩は地面と垂直な坑道でさっきの下金生坑とつながっているらしい。つまり2階建ての坑道で、上で採掘した鉱石などを下に落としていたようです。これなら山道を運ぶ手間が省けます。銀でボロ儲けしているので「細けぇことはいいんだよ」的なノリになるんでしょう。

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もう少し上った場所に小屋があり、ヘルメットとライト、長靴を手渡されました。女子は当初不満そうでしたが、探検隊気分にテンションが上がったのか、笑顔が見られるようになってきました。川口浩探検隊効果とでもいいましょうか(勝手に命名)。ひと安心したところで石見銀山の最大坑道「大久保間歩」に入ります。このツアーでしか入ることができません。

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他とは群を抜いて高さがあります。初代石見銀山奉行の大久保長安が馬で入った、という伝承があるのも納得。手掘りと明治以後の機械堀りが重なってここまで広くなったみたい。鉱脈を求めて男たちは岩を掘り続けました。2010年秋に訪れた明延鉱山(このへん参照)を思い出します。中に入ると外の蒸し暑さが一転、ひんやりとした空気に包まれました。安全云々以前に長袖で来た方が正解です。

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フラッシュを光らせたのでここまで見えますが、実際は真っ暗です。ドラクエとかでガンガン洞窟に入りますが、リアルだと結構怖い。正直すまんかった、などと考えながら奥へ奥へ歩きます。途中には地面と垂直の坑道がそこここに。ダンジョンの落とし穴ってこんなに怖いんですぜ、旦那。

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足元には線路がありました。ここで線路に出合えるとは思ってもみませんでした。明延みたいに車両がいませんが、どんなクルマがここを走っていたのだろうと想像が膨らみます。まあ手動のトロッコなんでしょうけど。

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見学コースは入口から150mで終了。上下に垂直坑道が延びる手前が広いホールのようになっており、ここでレクチャータイムです。大久保長安は馬でここまで来たそうです。いまはただの山間地になった石見銀山ですが、ピーク時には世界で流通する銀の2割程度を産出していました。一獲千金を夢見て各地から集まった鉱夫たち。サザエの貝殻で作った明かりだけを頼りに、真っ暗な中を一心不乱に掘り進めました。鉱夫たちの平均寿命は30歳程度だったとか。たくさんの男たちの熱と命の上に間歩は形作られたのです。

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目を閉じれば槌音が聞こえてきそうな大久保間歩を後にして、もう少し登山。釜屋間歩に着きました。備中出身の山師・安原伝兵衛が夢のお告げで発見。石見銀の生産量を一気に増やしたとされます。岩盤を加工したテラスが残っており、標高の高さを相まって南米のマチュピチュを彷彿とさせる眺めです。(ちょっと言いすぎかな) ふもとから結構距離はありますが、銀という「ニンジン」を前に人間はあらん限りの力を振り絞りました。

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女子たちも満足そうな様子でツアー終了。行きと同じエアロミディで世界遺産センターへ帰りました。


その後五十猛で魚の美味しい食堂へ行き、温泉津温泉を満喫。邑南町あたりを漫遊して、広島行き高速バスが止まる瑞穂インターまで送りました。島根県央の実力をあらためて知った2日間でした。
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