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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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広島発 バスに揺られて 

思い切り疲れると、家に帰ったとたんに2,3時間爆睡し、目が冴えて眠れなくなることがある。翌朝が早かったりすると「起きれんようになる」との不安から徹夜になることも。


井原での夜、この悪循環にはまってしまった。9時過ぎに倒れるように眠り込み、午前1時前に目が覚める。布団は寝汗で気持ち悪い状態。2時間タイマーぐらいでクーラーを再始動させようか、ついでに布団の態勢も直して、それなら電気をつけないと…などとやるうちに体も起きてしまった。


少しテレビをつけて目を疲れさせようかとTBS系のRSKにチャンネルを合わせると「ノブナガ」(詳細はWikiの解説を参照)をやっていて、見入るうちいよいよ眠れなくなり、結局3時間睡眠で翌朝を迎えた。大丈夫か?


なかなか出てこないフロントにイライラしながら、ホテルを出発。外はどんよりと曇り、落ちているのか落ちていないのか分からないぐらい弱い雨が肌に当たる。西の空は少し明るい。傘を買おうか一番悩む空模様だ。結局「晴れる」に賭け、途中のローソンでは傘を買わず、5時26分井原発の始発列車に乗るべく駅へ。


開業当初、井原駅の待ち合いスペースは24時間開いていたが、不心得者が物を壊すなどしたため、始発が発車する1分前にならないと開かなくなった。08050120分ほど外で待っていると、車庫からの回送列車がガガガガとうなりながら到着。運転士らしき人がいそいそとカギを開ける。


始発列車に乗ったのは総裁ともう1人だけ。車内に冷房が入ると、外の湿気で一気に窓が曇る。雨で少しは涼しくなったが、きょうも湿度に苦しめられそうだ。


矢掛駅から徒歩30分ほどの矢掛バスセンター。080502井原同様、井笠鉄道が軽便鉄道を走らせていたころの矢掛駅をそのまま使っている。待合室の趣きは駅そのもの。いや、バスセンターの看板は今も「矢掛駅」。当然といえば当然なのだ。


天井にはツバメが住み家をこしらえ、エサを取るため巣を飛び出した親鳥は、雲行きに合わせて、律儀に低く低く飛ぶ。運賃表には今は直通の路線がない「天満屋1180円」や「福山駅1030円」の文字も。ほかに客はなく、何年も前から時間が止まったような、軽いノスタルジックに浸る。


操車場を思わせるただっ広い構内。080503乗客減のため中型、小型化されたかわいらしいバスが、軽便鉄道っぽい雰囲気をかもし出す。1台、また1台とエンジンをかけ始発地へ向け出発する。バスが1列に並ぶさまは、まるで何かの儀式のよう。「これからバスに乗るぞ」という気持ちが嫌が応でも高まる。乗り換えに失敗して矢掛スタートなったが、ここが2日目始まりの地で良かったのかもしれない。



12.矢掛バスセンター6:25→6:58清音駅(井笠鉄道)清音駅

(運賃は480円)

080504このあたりの地図をご参照ください)街外れのバスセンターから乗る物好きは、もちろん総裁1人。終始井原鉄道と並走するんだから無理もない。


1晩分の湿気を吸い、木の床が「バスの臭い」を増した清音行きは、朝の迷いを吹き飛ばすように快走する。井笠独特のブオンブオンという加速音が周りののどかさと不釣合いで、どこか滑稽だ。すっかり夜は明けたが、川沿いの集落は乳白色の霧に包まれて、山の深緑とのコントラストが何とも美しい。


ふと前を見ると、背もたれの裏側がびっしりと落書きで埋まっていた。「恋したい」「大好き」「男なんかもう信じない」…まるで誰かの恋愛ストーリー。始発こそガラガラだが、時間帯によってはにぎわうのかな。


かつてはJRバスも運行していたこの路線。バス停もいくつかはJRバス独特の形のまま残っている。井原鉄道が開業する前の沿線を見てみたかったなあ。


旧真備町内に入り2人乗ってきたが、そこまで。そして旧清音村との境、高梁川をまたぐ川辺橋に着く。ここは県内有数の渋滞個所。朝7時前だから大丈夫だろうとタカをくくっていたが、そこは超有名スポット、しっかり混んでいた。しかし、ここまでの快走のおかげ。清音駅には定刻通り着いた。これでエエんよね…多分。


13.清音駅7:10→7:42南幸町しげい病院前(井笠鉄道)倉敷中央病院

(運賃は450円)

080505(このあたりの地図をご参照ください)別名「清音循環線」。元々は県と井原鉄道が音頭取りになって始まった社会実験の路線だった。井原線の利用者を増やそうと、2004年の夏休み期間、列車に接続する形でほぼ1時間に1往復、清音駅とイオンくらしきショッピングセンターを結んだ。これがそれなりに利用者を集めた。味をしめた井笠鉄道と旧清音村が直後から運行を始めたわけだ。


バスは清音駅を出発し、旧村内をぐるっと回って清音駅に戻ってから倉敷を目指す。総裁が乗ったのは2回目の清音駅発車からだ。かつてアジア某国の指導者も手術を受けた倉敷中央病院は、県内で1番外来患者が多い。このバスも結構乗っているのではと踏んだが、意外や意外、総裁の貸しきり状態だった。


1日目の冒頭でも少し触れたが、総合病院通いをするお年よりはとにかく朝が早い。それを考えると遅すぎる始発なのかもしれない。


高梁川沿いの県道を走り、まだ眠りについているイオン倉敷へ。入り口では小学校が通学する横でいわゆる「準構成員」っぽい若い衆がたむろしていて、変なところで「都会に来たなあ」と感慨にふける。渋滞もなく倉敷駅にほど近い「南幸町しげい病院前」に。結局最後まで総裁だけの貸しきり状態だった。


県内随一のショッピングセンターであるイオンと、倉敷中央病院。通っている場所は悪くない。以前仕事で会った岡山県立大(総社市)の学生は、「イオンへ行くのに、公共交通機関だと2回乗り換えがあって不便で仕方ない。1日2、3本でいいからイオンへ直接行くバスがあれば…」と話していた。ちょっといじれば乗客を増やせそうな気がしてならない。


なお、総社市バス対策協議会は7月28日、市内バス路線の統合を市長に答申した。清音循環線についてはJRとの連絡改善で乗車率を上げ、将来的には路線を再編する、となっている。断線にだけはないよう願いたい。


旧2号線を10分ほど歩くと倉敷駅。通勤通学の自転車軍団を横目に、ぶっかけうどんの「ふるいち」に入り、朝食をとる。うどんと卵の優しい味が空きっ腹にしみこむ。ああ、幸せ。



14.倉敷駅8:20→9:08天満屋(両備バス)川崎医大/庭瀬 天満屋・岡山駅

(運賃は530円)

080506このあたりの地図をご参照ください・なお写真中央部のよく分からないものは、思い切り写り込んだ人をフォトショで処理した跡です…)かつてはそれなりに便数があったが、2003年4月に中国JRバス撤退し、両備・岡電・下電・中鉄の4社が路線を引き継いだときのダイヤ改正でごっそりと減った。地元山陽新聞の読者投稿欄に出たほどだ。


倉敷駅では総裁を含め5、6人が乗ったが、JRで1駅分行かないうちに貸しきり状態に。時々乗車があるものの、すぐ降りてしまう。メモを取るため、ボールペンの頭をノックする音が妙に響く。渋滞の多い旧2号線を通るだけに減便もやむを得ないのか。


マスカット球場入口(入口というには遠い場所だが)、川崎医大を過ぎ、ゆっくり走るうちに岡山市に入る。まもなく左手にJRバスの車庫が見え、下撫川。JRバスが運行していたころはここまでの区間便が多数あった。その名残りだろうか、ここからどんどん客が増えてくる。気付けば一通り座席が埋まった。立ち客もいる。こんなにお客さんが乗ったバスは熊野以来だ。


「渋滞の多い旧2号線」と書いたばかりだが、きょうは気持ち悪いぐらい空いている。次のバスへの乗り換えは10分しかなく、計画段階で「厳しいかも」という予感があった。総裁の知らないところで何かあったんじゃないか、と考えてしまう。


そして、驚くべきことに定刻通りに着いた。ただ感謝である。ATMでお金を下ろす余裕も、時ジュースでのどをうるおす余裕もできた。
080507最初に乗った矢掛からのバスは区間便で、全体では井原から川崎医大までの路線。かつては最後に着いた天満屋まで特急便として走っていた。井原鉄道の開業と利用者減で縮小の一途をたどっている。


ないとは思うが、一部廃止やバス旅で使えないぐらいまで減便された場合、岡山までの道のりは一気に険しくなる。


代替ルートは3つ。南から順に…
1.笠岡-寄島-新倉敷駅-倉敷芸科大-倉敷駅-天満屋
2.矢掛-新倉敷駅-…以下1と同
3.井原-成羽-岡山 となる。
ただ、1は笠岡-寄島間がかなりあやしくなってきている。3は備北バスが運行するかなりマニアックな便でそそられるのだが、1日2便で風前の灯。2も倉敷芸科大が休みの日(夏休み・春休みを含む)は、新倉敷駅-芸科大がなきに等しい。


またいずれも岡山着が今回のプランより1-2時間遅くなる。井笠鉄道は7月のダイヤ改正で矢掛での接続を改善するなど、現状維持に力を注いでいるようだ。地元民でない人間が言うのはおこがましいが、何とか踏みとどまったほしい。
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