08« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

ゲリラ雪

  : 

下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告  /  tb: --  /  cm: --  /  △top

広島発 バスに揺られて 

槙への道のりと違って、今回は次のバスまで1時間20分ある。少しゆっくりできそうだ。


最初は2号線沿いに歩いたが、間もなく歩道が途切れてしまう。250号と違ってひっきりなしトラックが通る中で路肩を歩くのは危険だ。国道を外れて田んぼのあぜ道をのんびり歩く。


青々とした稲からは少し甘い「田んぼの匂い」がほんのり漂い、一瞬気持ちが落ち着く。総裁自身は広島市内の生まれだが、親父は県北の農村出身。もしかしたら、総裁には今も田舎DNAが宿っているのかもしれない。それにしても暑い。首に巻いたタオルは精一杯汗を吸い、夏の日差しが容赦なく照りつける。


そういえばまだ昼メシを食べていなかった。次に乗り継ぎ時間があるのは相生。何を食べようか…冷たいそば、いや、スタミナをつける意味でこってりいくか…駅前にこれといった店はあったかな…。ビールのCMに出てきそうな青空の下、妄想がフル回転。有年駅から30分、赤穂市最後の集落が途切れた。相生市に入ったのだ。


市境付近では木々に囲まれ、いい具合に日陰になっていた道は、再び田んぼに沿うようになった。


お年寄りが1人、用水路に素足を浸してトマトにかぶりついていたのを見て、思わず足が止まりそうになったが、ここは我慢。素足を浸す…そういえば、相生市街地のはずれにスーパー銭湯付きの道の駅があった。確か名前は「白龍(ペーロン)城」。汗を流せるし、水風呂もある。頭の中から食べ物が消え失せ、風呂一色になった。


14:00、やっと若狭野農協まで着いた。さらに少し先まで歩こうかと思ったが、もうそんな元気はない。自販機で買ったCCレモンをのどに注ぎ込み(「飲む」というおとなしい行動ではなかった)、日をさえぎるものがないバス停でへたりきる。最高気温の時間だ。(後日、神戸海洋気象台のホームページで確認したら、この日相生の隣町、上郡の最高気温は32.1度でそのときの今季最高だった)

18.若狭野農協前14:15→14:22下頃(神姫バス)相生駅→若狭野→高原東中 SPring-8

(運賃は190円)

081101このあたりの地図をご参照ください)実際にバスを待ったのは15分程度だったが、へたきっている体にはひどく長く感じた。バスが姿を現し、立ち上がるまでひどく力を込めた気がする。これでもう歩かなくて済む。


若狭野農協から相生駅へ直接行くバスもあるのだが15:57までなく、乗っても相生駅での乗り換え時間は3分。結構きわどいし、若狭野農協でその時間まで何をして過ごす?という問題もある。そこで逆向きのバスに乗って播磨科学公園都市-相生駅の別系統の便を使うことにした。これだと相生で1時間半ほど余裕時間を作れる。若狭野には長時間過ごせる場所はなく結果的にはこのやり方で正解だった。


バスにはすでに10人近く乗っていた。冷房がしっかり効いている。最高に火照りきった状態で乗ったので、徐々に体が癒されていくのが分かった。


このバスから神姫本体の運行だが、こちらも対応は丁寧。きょうはここから伊川谷まで神姫に乗るのでホッとした。方向幕が下にある、ちょっと長距離の路線に使うタイプの車。公園都市から姫路駅に行くバスは山陽道経由なので、そっちでも使うのだろうか。


道はすぐに狭くなって離合が大変だったが、間もなく相生と公園都市を結ぶ高規格(デラックス)な県道に合流。ここで降り、反対車線にあるバス停へ行く。
19.下頃14:27→14:38相生駅(神姫バス)播磨研究公園都市 相生駅

(運賃は370円)

081102(地図は前回のものをご参照ください)前回と違い、見るからに「路線バス」という趣のクルマがやってくる。


乗るとゴムっぽい臭いが漂う…そう、新車だ。ノンステップなので乗るのは楽だが、相対的に座席位置が低いので運賃表が思い切り高い場所に。ちょっと見上げる感じだ。総裁が乗った段階ですでに3人ほど乗っていた。


神姫バスの車内放送で流れる合成音声にも慣れてきたが、「バス停名」+「です」の声データをくっつけているから変な感じもする。


何かに似てるんだけど…とずっと考えていたが、やっと気付いた。安田大サーカスのクロちゃんの「です」と同じなのだ。「で」のアクセントが妙に強い「です」。もどかしさが解けたのと、クロちゃん自身を想像したのとでニヤニヤしてしまう。


地図上は大して北上したつもりでなかったが、バスは勢いよく相生市内を南下し、結構走ったところで国道2号に合流した。5分ぐらい新幹線の高架と並走。2号線をトンネルでくぐって相生駅に着いた。


降りた後、バスの写真を撮っていて分かったのだが、乗客と思われた1人は神姫バスの調査員だったようだ。「下頃からヲタが1人」と書かれていたりして。さて、どうやって白龍城へ行くかな。


と、前に止まっているバスに目をやると、方向幕に「白龍城」と書いてあるではないか。これは乗るしかない。アタマで考えるより先に体が動いた。飛び乗った瞬間、入口が閉まった。ドンピシャのタイミング!
20.相生駅14:38→14:47白龍城(神姫バス)とにかく飛び乗ったバス

(運賃は190円)

081103このあたりの地図をご参照ください)「とりあえず乗ったバス、プライスレス」なんて言いたいところだが、神姫バスはマスターカードでは乗れない。(その代わり、今年秋から全エリアでICカード「Nicopa」が利用できるようになり、JR西の「Icoca」、私鉄系の「Pitapa」も使えるようになる)


それはともかく、十数人が乗っていて途中からも結構乗ってくる。街を歩いている人もいて、都会に近づいてきたなと思う。


市役所を回って、岸壁のT字路を右折。橋を渡ると三セクが建てました!と自己主張しているかのように、ケバケバしく壮麗な「白龍城」が見えてきた。横浜中華街にある中国建築の料理店をそのままでっかくした感じ。総裁とおばあちゃん1人がここで降りる。相生駅までどうやって帰ればエエんじゃろう…まあいいか。
081104閑話休題。もし総裁と同じことをしようという酔狂な人が現れたときのために、今回の旅の持ち物を紹介する。長い距離を歩く区間があるだけに、いかに荷物を少なくするかがポイントになる。今回は街に出るのに使うような肩掛けかばん1つで事足りた。


まずは着替え。シャツ(上着と下着両方)・パンツ・くつ下・ハンカチを1泊2日分。ホテルに泊まることが分かっていたので、寝巻きは宿の浴衣頼み、ちょっとしわかったがジーパンは2日とも同じ物を履いた。


また、汗をかく分シャツの着替えを1枚多く入れたほか、タオルは3枚持ってきた。これが大正解。白龍城で限界まで汗を吸ったシャツを替えることができたし、新しいタオルを首に巻くことができた。


風呂に入る直前、炎天下の中8キロ近く歩き通した総裁は間違いなく異臭を放っていたと思う。都会に着く直前でさっぱりと身ぎれいにできたのは大きい。



次が兵庫県の地図。081105広島県は下見で大体の感覚はつかめたし、岡山県はクルマで行ったことある場所中心なので土地勘はあったが、兵庫県は初めてスポットがいくつかあるので持って行った。


昭文社の「でか字ニュータイプ」シリーズが、コンパクトな割に全市町村について中心部の拡大図(バス停位置付き)があり、良かった。後日触れるが、この地図で1回大きく助けられた。


ブログにアップするには写真も必要。ゆえにカメラも欠かせない。今回持って行ったのはかつて仕事用に買ったニコンの「D100」+SIGMAの17-35mmの広角レンズ。


ちょっと大きいのだが、バスのように動く被写体を撮る場合はレスポンスが早く、手早く操作できる機種に限る。個人的にはタッチパネルで色々できる機種より、本体に付いたボタンで色々できる機種がエエと思う。1泊2日だし、そこまでたくさん枚数は撮らないので、フル充電したバッテリー1本と256MBのコンパクトフラッシュ1枚だけ持って行った。


あとはプランをまとめた紙と乗る(+乗る可能性のある)路線の時刻表を印刷した紙を閉じたクリアファイル。プランについては①大阪まで予定通り行けた場合、②1日目が矢掛で終わってしまった場合、③矢掛で倉敷駅行きの最終には間に合わなかったが、(新倉敷駅経由)玉島中央町行きの最終には間に合った場合…について計画。


①の枝番として西条駅で間に合わなかった場合、②の枝番として宇野表町バスセンター、相生、播磨新宮駅、姫路駅前で間に合わなかった場合、③の枝番として川崎医大前で間に合わなかった場合についても調べて表にまとめておいた。「乗る予定の便の次になったらどうする?」という観点を必ず持つようにした。


「ハプニングがあった方が面白い」という考えもあるが、どこまで行けるか、というパズル的な楽しみを目標としているのだからこれでもいいと思うし(このへんについては最終回で総裁の考えを述べるつもり)、ここまで準備してもハプニングはあった。


世の中便利になったもので、今回利用したバス会社はいずれもホームページで全路線バスの時刻表を掲載している。


特に神姫バス「のぞみNavi」は出発地と到着地を入れると発着時刻、乗るバスの系統・行き先、運賃が表示されるすぐれもの(同様のサービスをほかにやっているのは西鉄バスぐらいだろう)。ただ、路線全体の時刻表の方が「予定の便の次」が簡単に調べられるので、それも表示できたらなお良いと思う。


ほかは、暇つぶしに読む本3冊とi-Pod、携帯の充電器、それに広島、岡山のバスカード。カードで乗り継ぐと1回20円割引になるが、これだけ乗るとそれも結構な額だし、両替の手間が省けて旅に集中できる点は大きい。


前述のように今秋から神姫のICカードが本格稼動、岡山でも両備・岡電・下電で関西私鉄系ICカード「Pitapa」が使えるようになり、同時にIcocaが利用可能になる。飛躍的に便利になりそうだ。逆に言えば、神姫で現在発売されている紙の回数券はもうすぐ姿を消すかもしれない。今回散々神姫に乗ったので買っておけば良かったと後悔している。
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret

△top

この記事に対するコメント

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://guerillasnow.blog49.fc2.com/tb.php/91-87244f29
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。