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ゲリラ雪

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下道(かどう)会総裁が「よしなしごと」をゲリラ雪のように、書くときは大量に、書かないときは放置気味に記します

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広島発 バスに揺られて 

 バスまで40分程度、晩飯を食おうとバス停近くを歩いて「若大将」なる中華料理店を発見。阪神ファンばかりの街で讀賣っぽい店名を掲げるロックな感覚にひかれ、のれんをくぐる。


「エビチリ丼始めました」とのお決まりの貼り紙に載せられて注文したら、割とうまかった。テレビは甲子園でやっている阪神×広島戦の中継。広島の負け試合で総裁的には気分が悪かったが、店内の阪神ファンたちは上機嫌でビールを飲んでいる。やっぱりこいつらとは分かり合えない。


24.社19:40→20:55明石駅東口(神姫バス)36三木玉津曙明石駅(東口)

(運賃は1080円)

083001
このあたりの地図をご参照ください)最終便だが、社からの客は4人ほど。この時間は明石から郊外へ向かう流れの方が多いのだろうか。三木営業所で数人乗ってきたが、割と空いた状態で南下する。


明石へ行けることは分かっていたが、途中どこを通るかまったく知らない上、夜で見通しが利かない。自分がいまどこにいるのかサッパリ分からず、突然中国道が見えたり、神戸電鉄の線路が現れたりして思わず混乱する。


ここで考え込む。


このバスで明石まで行けば、終点で乗り換えて神戸市営地下鉄の伊川谷駅まで行くことができる。ただ、完全な通勤路線で帰宅時間帯となると座れないかもしれない。体は悲鳴を上げていて、これ以上は正直しんどい。


明石ならカプセルホテルやサウナぐらいあって、次の機会、朝イチにスタートできそうだが、伊川谷発だと次が面倒くさい。何より伊川谷というのが中途半端だ。


決めた。きょうの終点は明石。ここまで来たこと自体、結構な旅だからいいじゃないか。負けではなく、次への布石なのだ。


そんな決断をたたえてくれたわけではないのだろうけど、「西戸田上」を過ぎたあたりで、左手に明石海峡大橋が、明石市街の夜景が広がる。空の下にもう1つの星空が広がったような景色が、なんともフィナーレにふさわしいではないか。


神戸市内に入れなかったのが心残りだなと思っていたら、「神戸西高校前」「西区役所前」なんてバス停が。気付かぬうちに神戸市内を走っていたのだ。


神戸西高でかなり乗客があり、明石駅に近づく頃には立ち客が出るほど。第二神明をくぐったあたりから反対方向へ向かうバスとかなりすれ違う。神戸の都市圏に入ったのだ。


ネオンが近づいてきて明石駅に到着。083002
最後を飾ってくれたウテシに心を込めて「ありがとうございました」と言いながら、運賃を払う。心なしかウテシもひときわ丁寧に「ありがとうございました」と言ってくれた気がした。


日本標準時を刻むこの街で、時のパズルはひとまず終わった。

<バス運賃の合計>(バスカード乗り継ぎ割り引き分は除く)
広島バスセンター-熊野営業所 ¥620
熊野団地-昭和支所 ¥240
昭和支所-浜田橋 ¥360
浜田橋-西条駅 ¥760
西条駅-竹原駅 ¥1040
竹原駅-三原駅 ¥1000
三原駅-垣内 ¥440
三原久井-神辺 ¥1150
神辺駅前-井原駅 ¥410
井原駅-追分 ¥480
追分-矢掛バスセンター ¥610
1日目合計 ¥7110


矢掛バスセンター-清音駅 ¥480
清音駅-南幸町しげい病院前 ¥450
倉敷駅-天満屋バスステーション ¥530
宇野表町バスセンター-寒河車庫 ¥830
槙-赤穂駅 ¥370
赤穂駅-有年駅 ¥610
若狭野農協-下頃 ¥190
下頃-相生駅 ¥370
相生駅-白龍城 ¥190
相生港-富永2丁目 ¥610
龍野橋東詰-姫路駅 ¥660
姫路駅-社 ¥1140
社-明石駅 ¥1080
2日目合計 ¥7510
全行程合計 ¥14620


※ちなみに帰りの、明石-広島の新幹線自由席(姫路-広島)+乗車券 ¥8190
新幹線って安い(笑)


<あとがき>
083003

バス乗り継ぎの旅は高度なパズル、そして高度に知的な暇つぶしだ。いわゆる「旅行」ではなく、その行程自体を楽しむ道楽だろう。


鉄道の何倍も複雑に絡み合った路線図。時にぎっしりと、時にまばらに数字が並ぶ時刻表。その1枚1枚をつないでいく。鉄道と違い渋滞や、乗降に手間取るなど不確定な要素も考慮しなければならない。1日数本しかない路線もあり、下手したら4、5時間も待たねばならない。


しかし、この方程式には必ず美しくつながる解がある。しかもそこまで緻密に計算してなお、事故や災害で吹っ飛ぶ可能性があるのだ。逆に早く着きすぎて1本前の便に間に合い一気に展望が開けることも。


その上しょっちゅうダイヤ改正があり、解は刻々と変化する。あるとき上手くいったルートは、その日そのときだけ成立するのだ。だから面白い。数学的な美と運に任せるギャンブル的な要素が、実に絶妙な配分で混じりあう。だから一度調べ始めるとやめられないのだろう。


物理的に間に合わないと思われていた便につながるルートを見つけた時の、しびれるような感覚はたまらない。確定したと思われるルートであっても、調べると必ず新しい発見がある。


この旅行記を読まれた皆さんもチャレンジしてみませんか。鉄道にはないディープな世界が待っています。


なお、今回の旅を計画するに当たり、以下のサイトを参考にした。いずれも興味深い内容なので、是非ご一読を。

汽車旅バス旅長い旅
(かなり「インスパイア」させていただきました)
私鉄と民営バス三昧の旅
(特に岡山-兵庫県境間は参考になります)


このバス旅については、もう1回「余談」を書こうと思っています。

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2007/03/04 04:59

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